高城剛さんが読者からの質問にお答えする、メルマガ『高城未来研究所「Future Report」』のQ&Aコーナー。以前より古い体制を維持しようとするだけの状態を「日本式システム」と批判し、「日本にもはや自浄作用はない」と言い続けてきた高城さん。

質問者さんはそんな高城さんの言葉が「意味するものはなにか?」、そして「日本の未来はどうなるのか?」と質問しています。果たして、日本の“余命”はどのくらいなのでしょうか、高城さんの回答は?

Question

遅ればせながら先月よりメールマガジン楽しく読ませていただいています。2016年9月2日、Q.6のアンサーに、『自浄作用がなくなった日本だけで生活するには、今後も長い間「みんな」にあわせて生きるしか道がありません。』とあります。

また以前、『日本は311の地震以降自浄作用がなくなった』とも書かれていたと記憶しています。この共通の自浄作用とは、どのような事で、自浄作用がないとは何の未来を意味しているのでしょうか。

もう日本には残り時間が少ない』とのコメントともかかる事でしょうか。よろしくお願いします。

高城剛さんの回答

自著でも何度かお話ししております、問題ある古い「日本式システム」を維持しつづけることに邁進し(国民は気がつかず、もしくは興味を注がず)、もはや自ら刷新する力がない、ということです。

その問題の大半は、自民党と官僚システム、そして経団連によるもので、いつまでも古い社会システムを維持(死守)しているため、デジタルとグローバルの掛け算によってもたらされるニューエコノミーの波に乗れず、世界的に見ると日本は日々没落しています。

あらゆる数字を見ても、過去二十年で世界で著しく衰退している国で、大きな災害があってエネルギー問題が露呈して多くの国民が大変な目にあっても、その戦犯ともいうべき党が政権を続けることを見れば、明らかに自浄作用がありません(一方、米国に強く言われれば、すぐに止めるのです、「もんじゅ」や為替操作のように)。

かつて、繁栄を誇ったウィーンを中心としたオーストリアが、産業革命の波に遅れて没落したのと同じで、ゆっくり衰退しながら、なにかの機会にズドンと落ちたまま、浮上することが難しくなるのが歴史の教えです。

日本は、世界から取り残されて、どんどん貧しくなるという可能性を、各人しっかり持つ必要があります。また、その「ズドン」まで、それほど時間はないでしょう。

ちなみに、僕がそのように感じるのは、年に何度も総理官邸に伺い、そこでの実感からです。一応、あそこが日本の中心でしょうから。

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