記事提供:CIRCL

年々増加している日本へ訪れる外国人観光客の数。人口が縮小傾向である日本にとって、外国人観光客の宿泊や食事、おみやげ購入など消費による経済効果への期待は高まっている。

最近、外国人の観光客に配慮したサービスの一つに、「そばアレルギーチェッカー」というものがあり、人気となっている。

外国人が喜ぶ! 「そばアレルギーチェッカー」とは

「そばアレルギーチェッカー」はアレルギーをチェックするのに使用されるプリックテストを応用したものだ。

プリックテストは、皮膚に小さな傷(プリック)をつけるが、そばアレルギーチェッカーでも皮膚にプリックをつける。そばアレルギーチェッカーのシートを貼り付けた後にアレルゲンとなるそば湯を塗って、シートを剥がす。

外国人観光客に大人気 浮世絵タトゥー「そばアレルギーチェッカー」

実はこのそばアレルギーチェッカーシートは、シール式のタトゥーとなっており、シートを剥がせば、江戸時代の浮世絵風のタトゥーが肌に表れる。 そばアレルギーがある人では、アレルギー反応により皮膚が赤くなるため、浮世絵に赤い部分が出るという仕組みだ(※1)。

世界で食べられているそば粉

そば粉は、古くから主要穀物の一つとして、世界の各地で栽培されてきた。ヨーロッパやアメリカではそば粉のパンケーキがあり、最近では日本でも見かけるようになった。 中国では、そば粉を煎餅にする伝統的な食べ方がある。

このように、世界中に親しまれているそば粉だが、麺にして食べるのは、日本以外には、中国、北朝鮮、韓国、ブータンのみだという(※2)。

アナフィラキシーなど重篤化しやすいそばアレルギー

そば粉は食物アレルギーに指定されている食品の一つであり、重篤化しやすいと言われている。食物アレルギーが軽度の場合、口などの粘膜や皮膚が赤く腫れたり、かゆくなったりする。

重篤なものになると、細胞の腫れが気道粘膜にまで及び、呼吸ができなくなったり、アナフィラキシーショックと言って、急激に血圧が下がったり、意識を喪失するなど、死に至る危険性もある(※3)。

「そばアレルギーチェッカー」はそばというそば粉入りの麺類を知らない外国人に、そばアレルギーを認識させるのに役立っている

そばアレルギーチェッカーの応用化で他のアレルギー検出も

今まで、アレルギーは病院でテストを行って確認するものだった。しかし、そばアレルギーチェッカーは、商品化はされていないものの、他のアレルギーにも応用できるという。

アレルギーの症状には個人差があり、特定の食品が料理に混ざっていることもあるため、実際に自分がどのアレルギーを持っているかわかりにくい側面もある。今後さらに開発が進んで商品化が実現すれば、手軽にアレルギーの簡易チェックが行える

そうなれば外国人観光客に限らず、日本人の利用も増えるだろう。

アレルギーチェッカーも外国人観光客のおもてなしに?

東京オリンピックを控え、さらなる外国人観光客の増加が期待される日本。「そばアレルギーチェッカー」などの物やサービスを通しても、日本の良さを多くの外国人に知ってもらえたらと願う。

接客などだけでなく、訪れる人の健康も気遣うおもてなし、きっとますます日本の”ファン”が増えるに違いない。

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