記事提供:Conobie

InstagramやTwitter、Facebook…。撮った写真を簡単にSNSにアップできるようになったいま、何気なく撮った一枚を投稿しちゃうという人はきっと少なくないハズ。ですが、子どもの写真をそのままアップしちゃって大丈夫?SNSに写真を投稿するその前に。改めて考えてみませんか。

目次

・ あなたはどう思う?子どもの写真を投稿することへの是非
・ 「写真を投稿するときは条件つきで」が多数派
・ 写真がきっかけでトラブルが起こることも…
・ 「顔が見えていなければ大丈夫」では甘い?
・ それ、子どもに見せられる?載せるからには発言に責任を

あなたはどう思う?子どもの写真を投稿することへの是非

こんにちは、小田切チハルです。InstagramやTwitter、Facebook…。ちょうど子育て中の世代に利用者が多い、これらのSNS。子育て中の人であれば「寝返りができるようになりました」なんて子どもの写真をアップした経験を持つ人も多いのではないでしょうか。

ですが、たった一枚の写真が思わぬトラブルにつながることも。子どもの写真をSNSに投稿するその前に。どんな注意が必要なのか一緒に考えてみませんか。

「写真を投稿するときは条件つきで」が多数派

では、世の中のママたちは、SNSに子どもの写真を載せることについてどのように考えているのでしょうか。Twitterをアクティブに利用している人を対象に、「SNSに子どもの写真を載せることの是非」に関するアンケートを実施してみました。

【質問】SNSに子どもの写真を載せるのはアリ?ナシ?

回答を見ると、子どもの写真をSNSにアップすることに対し「反対」と答えた人はたったの11パーセント。「個人が特定できないようにするなら賛成」を含むとおよそ85パーセントが賛成と、子どもの写真をSNSに投稿することに肯定的な人が多く見受けられました。

顔をスタンプで隠して見えないようにしたり、後ろ姿だけを写したり…と、その方法はさまざまですが、「子どもの顔が見えないようすればOK」と考えている人は多いようです。また、「SNSでは公開範囲を制限した鍵付き(プライベート)アカウントを使う」ことを条件にあげる人もいました。

※アンケートの特性上、回答者の層は明確ではありません。ただし、フォロワーの層から子育て中の母親が多いと想定されます。

写真がきっかけでトラブルが起こることも…

今回のアンケートでは「後ろ姿だけだから大丈夫」「顔を隠しているから平気」という声が多くあがっていました。ですが、本当にそれで安心なのでしょうか。SNSで実際に起こったトラブルを例に、そのリスクについて考えてみましょう。

【被害1】なぜ?わが子の写真が他人のアイコンに…

SNSを通じて知り合ったママ友と日常的に交流を図っていたAさん。Aさんは、「寝返りできた」「ご機嫌です」と、たびたびお子さんの成長を写真つきでアップしていました。お子さんの写真はどれも愛らしく、画像はたくさんのコメントともに拡散されていきました。

そんなある日、事件は起こりました。Aさんのお子さんの写真をアイコンにした「○○ちゃんママ」というアカウントが現れたのです。もちろん、Aさんにとっては身に覚えがないアカウントでした。

「いったい誰が」

そのアカウントでは、Aさんが過去にアップしたお子さんの写真が次々と更新されていきました。「初めての寝返り、おめでとう」とコメントをつけて、さも、自分の子どもであるかのように。

「それはわたしの子どもの写真です」とAさんが騒ぎ立てたところで、なりすましアカウントからのレスポンスはありません。相手のアカウントを凍結してもらうべく、SNSの運営会社になりすまし被害の報告をすることになったAさん。

SNSの運営会社に身分証明書のコピーを提出するなどの本人確認手続きを経て、なりすましアカウントは無事凍結されました。ですが、なりすましをした相手も、いったいどんな目的があったのかもわからないまま。

後味の悪い結末を迎えることとなりました。

【被害2】虐待をしていると通報されて…

「SNSに虐待をしているという書き込みをしていませんか」ある日突然、子育て中のBさんのもとに、児童相談所の職員が訪ねてきました。「SNSに、虐待をしているような書き込みをしていると通報があった」とのこと。

日々の愚痴をこぼすことはあっても、虐待を想起させるような更新は一切ありませんでした。児童相談所の職員と話しをし、虐待の疑いは晴れたようですが、誰が何の目的で通報したのかはわからず。

また、通報者がどのようにしてBさんの個人情報を知ったのかはわかりません。本名をもじったアカウント名を使っていたこと、お子さんの名前が実名だったこと。そして、本人とお子さんの写真を公開していたことが特定につながったのかもしれません。

通報は匿名でも可能ですから、通報者の情報を特定することは難しいもの。虐待の線引きは難しく、していないことを証明するのは、いわば「悪魔の証明」のようなもの。公然となされたわけでもないため名誉棄損罪にもあたらず、「嫌がらせのために通報された」と訴えるのはとても難しいのです。

結局、Bさんは通報を機にSNSを退会してしまいました。

「顔が見えていなければ大丈夫」では甘い?

あなたは、SNSで交流している人の発言や写真を見て「もしかしてご近所さんかも?」なんて思った経験はありませんか。たとえば「きょうは近所のショッピングセンターに遊びに来ました♪」なんて一枚の写真。

写っている子どもの顔を隠していたとしても、外出先ひとつで、生活圏や住んでいるおおよその位置などは特定できてしまうものです。たかが一枚の写真にも、写り込んだ建物や看板など、個人を特定できるヒントはたくさん詰まっています。

「スタンプで顔を隠しているから大丈夫…」と安心してしまうのは甘いのです。SNSに写真をあげる際は、場所を特定できる要素が写りこんでしまっていないかチェックしてからアップロードしたいですね。

また、他人の子どもが写りこんでしまっている場合は、たとえ友人の子どもであっても許可を得てから公開するなど、かならず配慮するようにしましょう。

それ、子どもに見せられる?載せるからには発言に責任を

いかがでしたか?

もちろん、子どもの写真を載せた人のすべてが、何かしらの被害に遭うとは限りません。むしろ、子どもの写真を載せたことで、個人情報を悪用をされたり、犯罪のきっかけになることは稀でしょう。

ですが、子どもの個人情報や写真を載せたことで、あなたの情報が子どもについて回ることになる可能性は大いにあります。SNSがきっかけで、あなたのことをよく思っていない人に子どもの情報を知られる可能性だってあります。少なくとも、そういったリスクは増すのです。

こうしたリスクを避けるためには、SNSで子どもの写真を共有するときは、信頼できる人とのみ行う、個人が特定できないようにする…といった配慮をしたほうが賢明といえるでしょう。

また、他人に個人情報を特定されやすいということは、将来子どもがあなたのSNSアカウントを特定する可能性だってあるということ。海外の事例ですが、こんなケースもあったようです。

上手に活用すれば、楽しい交流の場であるSNS。インターネットトラブルに巻き込まれないよう、安全にSNSライフを送ってほしいものです。

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