記事提供:TABIZINE

出典 http://www.thebucketlistfamily.com

「生きているうちに絶対にかなえたい目標」を意味する「バケットリスト」(bucket list)。「巨万の富を手に入れたい」「世界中を旅したい」などを挙げる方も多いのではないかと思います。

けれど実際は、そういった大きな夢にチャレンジする前に諦めてしまう方も多いのではないでしょうか。そんな中、小さな子供たちと世界中を旅しながら暮らすアメリカ人ファミリーが話題を呼んでいます。

若きミリオネアと家族の旅立ち

こちらが、その世界を旅する一家のギャレット・ジーさん(Garrett Gee)とそのご家族。パートナーのジェシカさん(Jessica)、長女ドロシーちゃん(Dorothy)3歳、長男マニラ君(Manilla)2歳の4人家族です。

実はギャレットさんは25歳の若さにも関わらず、莫大な資産の持ち主。2014年、大学在学中にご自身が開発された携帯アプリをSnapchat社に売却したところ、なんと5千4百万ドル(2016年9月現在約55億7千万円)もの収入を得ることになったのです!

莫大な資産を得たギャレットさんとジェシカさんは、「今後どうするか」と話し合いました。豪邸を購入する? 高級車を買う? けれど二人は、「僕らはまだ若くて健康。そういったモノはまだ要らないよね。それよりも旅に出よう!」という結論に達したのだとか。

しかもアプリ売却で得たお金はすべて貯蓄に回して手を付けないことに決め、その時点で所有していた車や家具をインターネット・オークションで売却して旅行資金を得ることにしたのです。

そうやってオークションで得た資金4万5千ドル(約465万円)を手に旅に出た一家は、「バケットリスト・ファミリー」(The Bucket List Family)と名乗ってその旅の様子をホームページインスタグラムにアップし始めました。

家族の変化と、それぞれの夢の実現

2015年のタヒチを皮切りに、ハワイやフィジーやトンガという南の島を回り、そこから豪州やニュージーランドを経てアジアにもたどり着いたバケットリスト・ファミリー。

なんと日本にも上陸されていました。そして親の付き添いなしに電車通学する小学生たちを見かけ、「なんて清潔で安全な国!」と感嘆のコメントを残しています。

「旅に出て何か変わったことはありますか?」というTABIZINEの取材に対し、ジェシカさんは「旅に出て、家族で過ごせる時間を大切に感じるようになりました。

そして、私たち夫婦は時々お互いの役割分担を交代することで、お互いをより尊敬しあえるようになりました」と語ってくれました。

「夫は母親業が忍耐を伴うものだと分かってくれたし、私も彼がどのようなハードワークをこなしているのかということを理解しました」とのことです。

変化があったのは夫婦間だけではなく、お子さんたちもそれぞれの成長を見せているそうです。

長女のドロシーちゃんは、旅の前半のバハマでは水を怖がるそぶりをしたそうですが、「今(9月)いるイタリアでは、何の躊躇もなくプールに飛び込んでいるんですよ!」と教えてくれました。

そして2歳のマニラ君はどんどんお話しが上手になってきているそう。そして動物が好きなマニラ君は、カメやらサメやら珍しい動物と遭遇できるこの旅を心から楽しんでいるそうです。

そして家族それぞれに「旅で叶えたいこと」があるそうですが、ジェシカさん自身もバハマで念願の「ウミガメの産卵を見る」を叶えることができたそう。こんなに素晴らしい経験をできるご家族が羨ましいですね(ちなみにギャレットさんはハンマーヘッドシャークと泳ぐ、ドロシーちゃんは人魚になるという夢を実現)。

ギフトは学校?「ネパールの少女たちに教育を」

けれども、バケットリスト・ファミリーは決してただの「長いバカンス」を楽しんでいるだけではありません。自分たちが恵まれた環境にいることを重々承知しているので、折に触れて人々にギフトを贈っています。

それは時には、「レーシック手術の代金を5名分負担」だったり、「人生の辛い時を過ごしている5人家族にディズニーランド旅行をプレゼント」だったりとバリエーションも様々。

そして8月に訪れたネパールでは、人身売買で性的な奴隷にさせられる少女たちの悲劇を目にしたバケットリスト・ファミリー。

少女たちの境遇を憂い、非営利団体「Effect.org」と協力して、「読み書きができない少女や若い女性に対して教育を与えることで人身売買の危険にさらされる危機を軽減させる」ことを目的とした学校を設立しようというキャンペーンをスタートしました。

出典 YouTube

【We are Building a School! With Effect.org in Nepal Against Human Trafficking! /// WEEK 41 : NEPAL】

開校資金をインターネットで募ったところ、600人以上からの寄付で必要額5万ドル(約516万円)に達することができました。すごいですね!

そして何よりも素晴らしいのは、そうやって「問題を見逃さず、解決策を探す」姿を二人のお子さんに身をもって示しているところではないかと思います。

世の中にあるのは美しい景色ばかりではないけれど、知恵と工夫で少しでも良くできるのだと小さな旅人たちも学び取っているのではないでしょうか。

TABIZINEの取材に対し、「少なくともあと一年は旅を続ける予定」と答えてくれたバケットリスト・ファミリー。

ドロシーちゃんが学校に通い始める頃にはどこかに落ち着くつもりだそうですが、「それでも、きっと年に何度も旅に出るでしょうね」と語ってくれました。この先は一体どんな場所に行くのか、これからもバケットリスト・ファミリーの冒険から目が離せません。

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