・女性の美しさとは

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アナタは「女性の美しさ」の基準はどこにあると思いますか。今回はムダ毛の処理についてスポットを当てたいと思います。

なぜ女性はムダ毛の処理を行うのでしょう。もし周りの女性が腕をあげたときに、毛が生えていたらどう感じるか想像してみてください。中には気分を害する人もいるかもしれません。しかし、大人の女性にとって、むだ毛が生えていることはいけないことなのでしょうか。

・ある女性がFacebookに投稿した写真が話題に

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そんな中、哲学を専攻するベルギーの学生であったローラさんが自身のある写真をFacebookに投稿し話題となっています。

ローラさんの普段の姿はフワッとウェーブのかかったロングヘアに、スラっとした体型、女性らしくとても可愛らしい印象ですが、いったいどんな写真を投稿されたというのでしょうか。

・わきの毛を処理していない写真

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なんと彼女はわきに生えている毛を処理せず、大きく腕を上げた写真をFacebookに投稿したのです。そよ風になびく長い髪、凛とした表情、雑誌の一ページに使えそうな美しい写真のはずですが、わき毛が生えているところが一般的な女性とは異なる点でした。

・写真家が撮影したもの

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このローラさんは写真家のFlorence Leclouxさんが撮影されたものになります。
女性の体の社会的見解に関する撮影にローラさんが参加されたときのものになり、それを彼女自身のFacebookでもシェアしました。

・「ボディシェーミング(body shaming)」と闘う

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彼女はFacebookのメッセージに「ボディシェーミングと闘う」と残しています。

ボディシェーミングとは、欧米ではよく耳にする言葉ですが、日本語で直訳するのは少し難しい言葉になります。

簡単に言うとモデルや芸能人などの格好から「これが理想の美しさだ」とステレオタイプを持つことによって自分の体の美を蔑むことをいいます。

・体毛は美しくないという概念

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いつからか私たちはむだ毛の生えている女性を「美しくない」と思い込むようになってしまいました。美しくあるために「毛を剃らなければならない」という使命感を持っている女性も少なくありません。毛を処理していない女性を見て「あの人は美しくない」と冷たい目線をむける人たちがいるからです。

そしてそれが、女性たちを無意識のうちに苦しめているのではないかという疑問をローラさんは投げかけています。

「 誰が私にこんな無駄な痛みを与える権利があるのでしょう。」

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ローラさんはこの撮影に参加されたことに対して以下のようなコメントを残しています。

女性は常に、体毛の処理をもとめられます。

体毛をなくさなければならないという概念はどこからくるのでしょうか。 髪の毛は長い方がいいのにそれ以外はなぜ駄目なの? なぜそれに時間とお金を費やすの? たいがい痛かったり、肌が傷ついたり、それの繰り返しです。終わりがありません。

なぜこのような終わりのない苦労を女性がする必要があるのでしょう。 誰が私にこんな無駄な痛みを与える権利があるのでしょう。答えは出ています。 誰にも、そんな権利はありません。誰にも、あなたの体をどうこうさせる権利はないのです。

友達にも、自分にも、恋人にも。街の見知らぬ人に、あなたの身体について美を押し付けられる権利などないはずです。毛を処理をするかしないか、化粧をするかしないか、服を着るか着ないか。選ぶのは他人ではなく、あなたです。

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・これに対して多くの批判的意見が

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しかし、この彼女の勇気ある行動に多くの批判的意見がSNSで広がりました。
「吐きそう」「この人は動物よりも汚い」「おえー!」「どこのメス豚だ」「女性がすべきではないルックス」「毛むくじゃら」など、少し過激な暴言までもが飛び出したのです。

比較的、人の多様性の受け入れに進歩的なイメージのある欧米ですが、暴言が多かったことに驚きが隠せません。

・好意的に受け止める方も

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一方で「とてもきれい」「ステキ」「自分は自分のままでいいんですね」「他人がいう事なんて気にしないで」彼女を支持する声も聞こえてきます。

暴言を吐かれた方々に対しては、女性に対して差別的な発言だと反論する方もいらっしゃいました。

・彼女はFacebookにさらに投稿

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多くの方の否定的なコメントを見た彼女はショックを受けたと言います。そして追加でさらに写真とメッセージを投稿されました。

男の子がしているように、私は自分がしたいようにした女の子でした。その結果、辱め、嫌がらせ、侮辱、脅しを受けました。

ベルギーやフランスでは女性は十分、社会的な権利を持っているとよく言われます。しかし、そうではないことをこれらの暴言が証明しました。自由で進歩的だといわれるベルギーでも、女性が脱毛しないと懲らしめられるのです。

みんなに言いたい、ありがとう。それでも、何百という人がコメントをくれ、写真をシェアしたり、私の企画を支持してくれました。女の子、男の子、平等な世界のために勇気を持って戦うみんなは私のヒーローです。

出典 https://www.facebook.com

この企画により受けた暴言を受け止めたうえで、彼女はやはり自分の考えを崩すことはありませんでした。

・マドンナなどの有名人も

日本では非常に珍しく感じるかもしれないローラさんの一件ですが、わきの毛を見せて、女性の美に対してメッセージを贈る行動は、海外の有名人にも度々見られます。

上はマドンナさんのインスタグラムの投稿です。「毛があるけど、かまわないわ」というメッセージと共に投稿され、「ステキ」「さすがマドンナ」と多くのファンに支持されました。

世界には、女性の自由や権利を求めこのような勇気のある行動に出る方々がいらっしゃるのです。

「私の体、私のチョイス。」

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そしてローラさんはもう1つ、わきの毛を剃った写真を投稿しました。

ハロー
時にはわきの毛を剃るし、時には毛を剃らない時もある。
重要なのは、私には選択肢があるということ。

皆さんが自分の身体を好きていることを願います。そして自分の美しさを周りの人から勝手にジャッジ(判断)されていないことを。

私の体、私のチョイス。

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いかがでしたか。

日本でも今や「脱毛」は大人の女性にとって、珍しくない行為となりました。その証拠に電車の中にはたくさんの脱毛キャンペーンの広告が貼られています。

しかし、美を強要されているかもしれないということも忘れてはなりません。あくまでそれはアナタの「選択」だということなのです。

ローラさんの写真は、自分の本当の美しさとはどこにあるのか、そんなことを考えさせてくれる写真でした。

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