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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
自分の生理周期や排卵日を知ることで妊娠しやすい日が分かるだけでなく、痩せやすい時期や太りやすい時期なども分かるってご存知ですか?

まだ自分の排卵日を知らない方に、簡単な計算で分かる方法から正確性の高い方法などをご紹介。この機会に自分の排卵日を知って、生活や妊活に役立てませんか?

要チェック項目

□生理期間の中に痩せやすい期間と太りやすい期間がある

□排卵日の特定には多種多様な方法があり、人によって適した方法が違う

□排卵日は症状からある程度推測できる

排卵日の前に、そもそも生理(月経)ってなに?

生理周期は個人差がありますが、25日~38日ほどです。その期間の中には4つの期があり、妊娠に備えた準備をしているのです。

まず、脳から指令された卵巣が核となる卵子を作って、排卵を行います。それに伴い、子宮では受精卵の着床に備えてた準備を始め、子宮内膜が厚くなります。

しかし、受精卵ができなかったり、子宮内膜に着床できないなどの理由で妊娠が成立しない時、子宮内膜が剥がれ落ちます。この経血として排出される時を生理(月経)というのです。

「生理周期=排卵日」おさえておきたいその関係

ここでは、生理周期と排卵日の関係について知るための、4つの期を詳しくご紹介します。

1.卵胞期(低温期):約6~7日
4つの期の中で最も体調がよく、痩せやすい時期の「卵胞期(低温期)」。生理終了後から排卵期までの期間です。

卵胞刺激ホルモンが脳の脳下垂体から出て、卵巣を刺激すると卵巣内で20個程度の原子卵胞が成長をはじめます。その中の1つだけが卵子として成熟するのです。

また、受精卵が着床しやすいように子宮内膜を厚くします。これは卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌が増えるためです。

このエストロゲンは、お腹周りについた内臓脂肪などを減らして美しい曲線をつくったり、ツヤやハリを作ってくれる女性ホルモンなので、この期間は痩せやすい期間と言われています。

2.排卵期:約5日
1つの成熟した卵子が卵巣から出ていく「排卵期」。卵子が卵胞で成熟すると排卵を促します。これは、黄体化ホルモン(LH)が分泌されることで、脳下垂体から指令が出るためです。これによって、卵子は卵管を通り子宮へ送り出されます。

3.黄体期(高温期):約14日
基礎体温が高くなる時期でもある「黄体期」。25~38日とバラつきがある生理周期ですが、どの生理周期でも約14日と考えられています。ただ、体調やストレスなどの影響があると、2~3日のズレが生じるようです。

この期間は、受精卵が着床する期間でもあり、子宮内膜の柔らかくしてクッション性を高めるために黄体ホルモンが多量に分泌されます。その影響で、便秘や肌荒れなど体調などに変化をもたらすこともあります。

また、妊娠に備えて体内で水分や栄養を蓄えようとするため、むくみやすかったり太りやすい期間でもあります。そのため、この期間にダイエットを始めてもあまり効果を得られない傾向にあります。

4.月経期:約5~6日
黄体期に受精卵ができない、受精卵が着床しなかったなどの理由で妊娠に至らなかった時、準備していた子宮内膜がはがれて血液とともに排出されます。

これが月経期です。これにより女性の体内では再び排卵の準備を始め、この4つの期を繰り返します。

排卵日を導き出す方法

排卵日を知る手段は多種多様です。今回はその中でも簡単にできるものをご紹介します。

1.オギノ式:月経周期(次回の生理予定日)-14日

こちらは、安定した周期で月経がある方向けの計算法。排卵直後の黄体期が14日でほぼ変わらないという考えから、次の月経日から15日前が排卵日とする計算式です。

つまり、28日周期の場合には月経開始日から数えて14日目が排卵日となります。ただ、このオギノ式は周期が安定していることが前提となるので、体調不良やストレスなどで生理不順の人には向いていません。

2.基礎体温表:毎日の体温チェック

体調管理も合わせてできる方法で、決めた時間に安静な状態で毎朝体温を測り、それをグラフにします。

すると、体温が最も下がっている日を特定できることで、その前後2日を含めた5日の間に排卵すると判断できます。最低体温日が必ずしも排卵日とはなりませんので、その点には注意が必要です。

3.排卵検査薬:尿で検出

手軽に高い精度で排卵日を知りたい方におすすめなのが、検査薬を使った方法。排卵前にLHサージ(黄体形成ホルモン)が上昇する仕組みを活かした検査薬で、妊娠検査薬のように検査紙に一定時間尿をかけるだけです。

基礎体温法を合わせて、排卵日の数日前から使用することで精度がより高まります。ただ、甲状腺異常などでLHにも影響がでている人にはむきません。

4.超音波測定法:産婦人科でチェック

他の方法が試せない生理不順の方や甲状腺異常の方などにおすすめの方法で、産婦人科で用いられる専用の超音波器具を使い、膣内から卵胞をみてチェックして特定します。

排卵前は卵胞が大きくなっていて、排卵後であれば卵胞が破裂しているため、卵巣の中の卵胞がどういう状態かを確認するこで分かるのです。

排卵日によくある症状

1.排卵痛
下腹部の両方もしくは左右のどちらかにチクチクとした痛みを感じたら「排卵痛」かもしれません。

2.おりものの粘度が変わる
生理開始から8~10日ごろまでは粘りがあり、その後排卵日が近づくとサラサラのおりものへと変わります。

排卵日のおりものは粘り気が強く、指につけて伸ばすと10cmほど伸びます。排卵日を過ぎた1~2日は、乳白色のおりものが少量分泌されて、その後治まっていきます。

3.排卵出血
卵胞から卵子が排卵されるときに少量の出血を伴うため、排卵日に出血することを「排卵出血」と言います。

もし排卵日ではないのに出血したら、「不正出血」の可能性があるので、その時は医療機関で診察を受けてください。

4.イライラや眠気などの体調変化
排卵日が近づくと体内で妊娠の準備を始めるため、ホルモンなどの分泌量が変わって、イライラしたり、突然の睡魔に襲われることがあります。

普段と違う体調の変化を感じたら、排卵日が近いかもしれません。

排卵日が分かったら管理しよう

排卵日が分かったら、うまく管理して妊活などに活かしたいですよね。そんな時におすすめなのが排卵日を計算してくれるアプリやWEBシステム。排卵日の特定だけでなく、それから分かる色んな情報も配信されているんです。

例えば、基本的な生理日・排卵日予想に加え、体やお肌などのサポートや有料会員登録をすれば女性の悩みを解決してくれるアドバイスを受けることができるものもあります。

また、生理や妊娠などの知識もチェックでき、中には産み分けに適した日をメールで知らせてくれるサイトもあります。手帳やカレンダーに記入しての管理も良いですが、携帯やスマートフォンのサイトやアプリを活用するのもおすすめです。

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排卵日を知るためにできることからやってみて

自分の排卵日を特定することで生活や妊活に役立つこともあります。

そのために試してほしい計算方法もご紹介しましたが、うまく特定できないからといって焦ったり、不安になる必要はありません。

生理の周期は約1ヵ月間あります。時間がかかってしまうこともしばしばなのです。

まずは、自分に合った方法を見つけ出すことから始め、知ることができたら管理をして生活や妊活などに活かしてくださいね。

(監修:Doctors Me 医師)

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