記事提供:サイゾーウーマン

ドラマ『私結婚できないんじゃなくて、しないんです』の中でも取り上げられたボルダリング婚活。おしゃれな女子に人気のこのスポーツで、婚活できるとあれば、筆者も壁を登らないわけにはいきません。

今回潜入したのはスポーツ婚活で有名なB社のイベント。ボルダリングだけでなく、ランニングやバドミントンなど多彩なスポーツイベントを開催しているようで、運動があまり好きじゃない人でも気軽に参加できるとのこと。

前日に「運動着がない!」とまごまごした私ですが、ともかくどんなものなのか今回はその様子をレポートします。

ボルダリング前に行われる謎の1分挨拶周り

先に言います。筆者、前日徹夜しました。あまりの忙しさに寝ることができず、ボルダリングなんて徹夜明けにやっていいものか……と支度をしつつも10回くらい参加延期を検討しました。しかし、参加費4,000円はすでに支払い済み。

「女は気合よ!」と自分に喝を入れ、土曜の朝9時に会場へと向かいます。会場に到着し運動着に着替えると、最初にスタートするのは自己紹介タイムです。婚活ではおなじみのプロフィールシートを交換して行うわけですが、なんと持ち時間は1人1分!

「短っ!」と思いながら、名前とボルダリング経験の有無を伝えたらほぼ終了です(笑)。しかしこれも致し方ありません。今回の参加者は男女約13人ずつ。つまり総勢26名ほどの男女のマッチングタイムなんて、じっくり取れるはずもないのです。

やっつけ感覚で自己紹介を終わらせ、今回のメインイベントであるボルダリング婚活へと入っていきます。まずは同性同士で2~3名ほどのグループを作り、男女のグループを替えながらボルダリングを行うシステムになっています。

ボルダリングより気になるあの問題

「やり方説明しますよー」という明るいスタッフの説明を聞き、まずは私も90度の壁でバージンクライミングをスタートします。と、ここでアクシデントが発生!「私、脇汗やばいいいい!」なんと運動を日常行わない筆者は、あろうことか今日はねずみ色のTシャツをチョイス。

登る前からびっしょりの脇汗が目立つではないですか。恥ずかしい……というか、こんな残念な脇で運動女子として婚活なんて無理すぎます。あらためてふと周りを見渡せば、女性はみんなどこかオシャレなウエアの子ばかりです。

後ほどリサーチすると、ランニングなどのスポーツ習慣を持った女性が多かったのは、このイベントならではでしょう。さっそく差をつけられた壁登り。「えーい! 女は気合だ!」と、もう1回自分に喝を入れ、諦めて汗ジミ全開の脇を見せながら壁を登ることにしました。

こうして10~15分ほどのクライミングを楽しんだらグループを入れ替え、全グループ総当たりをして仲を深めていきます。初のクライミングの感想は、「なにこれ、地味だと思ったら、結構楽しいじゃん」です。

ちなみに壁を登る時は1人ですが、全員同じルートの登り方をするので、「次こっちだよ」「ここきついよ」「ナイス~」という掛け合いが常時行われます。つまり深い会話はしないけど、人との距離は縮まるのです。

あれ、もうお腹いっぱい

気合で登ってみると、結構楽しい。

こうして順調に進んでいくボルダリング婚活ですが、3グループ目をすぎたあたりから体に異変が起き始めます。「あれ、もう登れない」今回のボルダリング婚活では、グループを入れ替えるごとに、登るコースの難易度も上がっていく仕様になっているようです。

そのためだんだんキツくなるだけでなく、慣れない壁登りに手と腕が速攻で悲鳴を上げ始めます。そして、お忘れかもしれませんがもう1回言います。筆者は徹夜開けです。徹夜明けのスポーツがこんなにキツいものなのか……まさにその時実感しました。もう体が踏ん張ってくれません。

ボルダリングは手の力も大切ですが、バランス感覚、足の力、コース取り、判断力などさまざまな能力を使って登っていきます。そのため思考力の低下と疲労は、モロに結果に反映されます。そうして、全員クリアできる壁が私だけ登りきれないという事態が発生。

自分でいうのもなんですが、運動神経は悪い方じゃないのに、この時ばかりは自分の体力の限界を痛感するのでした。

フリータイムで灰になった

1時間ほどのボルダリングタイムですが、私は灰になりました。もう1ミリも動けない……というくらい力を使い果たしました。

この後フリータイムが2回ほど設けられ、グループや個別でのトークタイムとなるのですが、廃人の筆者は、近くで同じくへばっていた女子数名と体力と年齢について熱いトークを交わすのでした。

肝心の男性の参加者層ですが、今回は年齢制限もあり30歳前後の男性が多かったように思います。そしてタイプとしては、通常の婚活よりも明るい方やスポーツ好き男子が多い印象。つまり運動が好きな女性は、運動好きな男性と出会える大チャンスかもしれません。

マッチングできないなら力業!

イベントは、最後にマッチングカードを提出してあっという間に終了となります。カジュアルイベントと思いきや、システムがしっかりしているのは意外でしたが、実は今回、筆者は1人の男性とのマッチングを希望していました。

なぜ彼がいいのかというと、趣味「落語」とあったから(笑)。最近落語を聴き始めた筆者は、落語友達を純粋に探していたのです。そうして結構ガチでマッチングカードを書いたものの、結果は……あえなく撃沈!

 敗因はフリートークで廃人になっていたからでしょうか。おそらく個別での会話はほとんどなかったので、向こうも私のことなんて覚えていなかったかもしれません。一瞬のときめきは体力の限界とともに散っていったのでした。

【良かった点】

・運動という共通の遊びを介すると、距離自体はぐっと縮まる
・運動中の振る舞いで相手との相性はある程度見定られる
・参加者がほかのイベントよりも明るい人が多い印象

【悪かった点】

・じっくり価値観などを話す時間はない
・スタートが早いので、早起きが苦手な人にはキツい
・カジュアルな雰囲気に反してマッチングなどの仕組みが固い印象がある

実は今回、ミラクルな後日談があります。それは、マッチングできなかった彼と、今デートの約束を調整しているのです。

どういうことなのかというと、イベント終了後、駅近くで同じく1人で歩く前出の男性を発見。どうやらマッチングに成功しなかったと見える彼に、筆者は声をかけたのです。
まさかの婚活イベントで逆ナンです(笑)。

最初向こうもびっくりしていましたが、落語の件を話すと、快く連絡先を交換してくれました。力業でマッチングを獲得した筆者。結局婚活で大事なのは自分から押す力だなと痛感したのでした……って、そもそもマッチする理由が落語なら、スポーツをやった意味があったのか。疑問は残るものの、楽しかったので良しとしましょう。

おおしまりえ
雑食系恋愛ジャーナリスト・イラストレーター。10代より水商売やプロ雀士など人気商売に身を投じ、延べ1万人の男性を接客。鋭い観察眼と、男女のコミュニケーションの違いを研究し、恋愛コラムを執筆中。ブログ

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