2016年9月1日、リモートワーカー用分身ロボット「OriHimeBiz」の正式リリースが報じられました。このロボットはオリィ研究所が開発。

プレスリリース、によるとすでに先行提供を受けている企業もあり、そのうちNTT東日本では「子育て中の母親が、自宅から会社にあるロボットを操作してチーム業務に携わる等、社員を対象とした在宅ワークのトライアルに活用」しているといいます。

インターネット環境の充実により、会社の外にいても比較的カンタンに仕事ができる時代というわけです。

しかし、実際はどうなのでしょう? 先日まで外資系IT企業に勤務し、リモートワークをする機会の多かった筆者が、リモートワークのメリット・デメリットを紹介しましょう。

とある外資系IT企業のリモートワーク活用例

筆者が勤務していた企業では、すべての社員は入社時に、自宅のPCからでも会社のネットワークにアクセスできるよう専用のIDとパスワードを渡されます。また、スマホ用のメールアプリもあり、アプリを立ち上げればいつでもメールを確認することができました。

時差のある海外とのやり取りも多く、会議が深夜に行われることも日常的にありました。その際には、自宅からWEBカメラを使って会議参加するなど、実際にリモートワークを行っていました。

リモートワークのメリット5つ

筆者自身が感じたリモートワークのメリットは、

・家族または自分の時間をきちんと確保することができるようになる
・出勤しないため、朝夕の通勤時間が不要になる
・無駄な残業や業務後の飲み会など、業務以外で会社と関わる時間が減少する
・付き添いが必要な家族のそばにいられる
・災害時に無理して出勤しなくていい

これらをまとめると、

「結果としてプライベートの時間が大幅に増える」

ということに尽きます。他にも、同僚や上司などからの邪魔が入らないため作業に集中できる、物理的に離れているため人間関係のストレスが少ないなど、自分の仕事にのみ注力できるのもメリットでしょう。

リモートワークのデメリット

良いことばかりのようなリモートワークにも、幾つかのデメリットがあります。それは、会社内でのコミュニケーション手段が格段に減るため、信頼関係を築き、保つのが困難になるということです。

例えば、リモートワークではテレビ会議などで実際には自宅に居ながらも、会議に出席することは可能です。しかしながら、一緒にランチをしたり、休憩時間にちょっとした仕事の話をしたり、出勤していたときには日常的に行っていた対面でのコミュニケーションができないため、今まで以上に密なコンタクトが必要になってきます。

また、いつでもどこからでも業務ができる環境であるため、週末のオフタイムや旅行中にもかかわらず、常にメールをチェックする、必要な作業をしてしまうなど、オンオフの切り替えがしづらくなるということもあります。

メリットである「プライベートの時間の確保」をするためにも、自分でしっかりとスケジュール管理をすることが、リモートワークでは必要になってきます。

実は、リモートワーカーは減っている?

このようなメリット・デメリットがあるリモートワークですが、人数が増えているかというと、どうもそうではないらしいのです。

国土交通省の調査(http://www.mlit.go.jp/common/001084303.pdf)では、テレワーク(リモートワーク)をしている人数は2012年にピークとなり、前年度の倍となる930万人を迎えますが、そこから減少し、2014年には550万人と激減しています。

また、一般的な勤務形態で働く人々のリモートワークに対する意識調査でも、望んでいないとする人が増えていました(2011年度比較)。理由は、労働時間が長くなる、適正な評価への不安があるなどとされています。

上記のような調査結果もありますが、女性のキャリア継続などを考えれば、プライベートや家事育児の時間が取りやすいリモートワークが有益であることも事実です。

実際に、リモートワークの導入により効果が上がっている会社についてのメディア記事もよく見られるようになってきましたし、最近では、リモートワークに特化した派遣事業会社の「キャスター」が大規模な資金調達に成功したというニュースを目にした方もいるのではないでしょうか。

リモートワーク推進から5~6年がたち、リモートワークの成功例と失敗例が明らかになってきた今こそ、課題や改善点が見えてきたということでしょう。ここまでで明らかになった課題を解決するために、今後、どんな新しい取り組みやサービスが登場するか、注目していきたいものですね。

ひよこ
「なんでもやってみる」がモットーの体験型ライター。得意分野は恋愛・食べ物・旅行。 長いOL生活を終了してフリーランスのライターになる。銀座でホステス、心理カウンセラーとしても活動中。Lifestyle&Co.

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