コロラド州デンバーで、行われた結婚式に余命わずかな愛犬が抱きかかえられて参列し、大勢の人々の涙をさそっています。

この日の主役、花嫁のKelly O'Connellさんは、ブラックラブのCharlie Bear(通称Charlie)を15年前の2002年、彼女がまだ19才の時、バスケットの中に捨てられていたCharlieを引き取りました。

しかし、今年に入ってCharlieは脳腫瘍と診断され、余命わずかということがわかりました。Kellyさんは自分の人生の最大のイベント結婚式に、どうしても愛犬に参列して欲しいと願いました。

Kellyさんと夫となったJames Garvinさんは、2人とも獣医で、彼女たちにとって、愛犬たちも結婚式に参列するということは、とても大切なことでした。

しかし、Charlieは衰弱が激しく、もう自分の足で歩くことはできませんでした。

CharlieをなんとかKellyさんたちが待つ祭壇まで連れて行きたいと手段を考えていたKellyさんの妹で介添え人を務めるKatieさん。人々はKatieさんに「Charlieをここに置いて、早く行きなさい。!」と促します。

しかし、Katieさんは人生の半分をKellyさんとともに過ごしたCharlieを結婚式に参列させないわけにはいかない。そしてある決断をしたのです。

Charlieを置いてはいけない、私が抱いて歩く!

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身長160㎝弱のKatieさんは、体重36キロのCharlieを両手で抱きかかえ、祭壇で待つ2人の元へとバージンロードを歩き始めたのです。

妹KatieさんとCharlie

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2人の姿を見た新郎新婦は、膝から崩れ落ちるほど驚き、感激しました。

「Charlie! チャーリー!」

Charlie!

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結婚式の写真を撮影していた写真家の Jen Dziuvenisさん。

「涙で良く見えなくなった目でファインダーをのぞいて写真を撮影し続けました。」

Kellyさんが愛したCharlieが動けなくなった体で最後の力を振り絞って参列した結婚式。妹Katieさんの深い姉への愛情、家族同様でKatieさんの言葉を借りて表現するとすれば”甥”である家族、Charlieへの最後のプレゼント。

美しい写真には、そのすべてが映っています。

DziuvenisさんがFacebookに投稿したこれらの写真は、人々の心を動かし、22000回シェアされ、35000人からいいねがついています。

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Charlieの笑顔。

しかし、これがCharlieの幸せな一生の最後の笑顔になりました。

結婚式からわずか1週間後、Charlieは静かに息を引き取り、天国に旅立ちました。

アメリカでは、愛犬を伴い結婚式に臨むカップルがたくさんいます。どうぶつたちは、ペットではなく、まぎれもない家族。

どうぶつたちにとっても、人は愛する家族。

愛情を注げば、同じ気持ちでどうぶつたちは、2倍3倍の愛情を人に返してくれます。Charlieの最後の笑顔には、そんな動物たちの無償の愛がにじみ出ているような気がします。

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公式プラチナライター。テキサス州在住。料理研究家でフリーランスのコラムニスト

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