私には1歳1か月になる息子がいます。
我が家にとって初めての子どもで、すごくかわいい!と思う気持ちと同じくらい、不安なことや心配事、大変なこともたくさんありました。
もちろん今もそうですが、産まれてすぐの頃は今よりももっと手探りの状態だったように思います。

今思えば、甘い思い込みではあるのですが、
私は息子が産まれるまで、赤ちゃんはある程度大きくなるまで
・眠たい
・空腹、喉の渇き
・おむつが気持ち悪い
というような、最低限のことでしかぐずったり泣いたりしないと、根拠もなく思っていました。
……もちろんそんなわけはありませんでした。
言葉も発しない赤ちゃんでも自分の感情があり、それをしっかり伝えようとしてくれました。

今回は、そんな当たり前のことに気付かされたエピソードについて書いていこうと思います。

誰と楽しそうにしてるの……?

息子が6ヶ月になる頃、夫の実家へ里帰りをしました。

息子はようやく寝返りを打つ頃で、手がかかるというほどではありませんが、
もちろん目を離すわけにはいきません。
それでも、普段と違い夫もずっと一緒に過ごしていましたし、
義両親、義妹が代わる代わる様子を見てくれていたので
私は普段よりもずいぶん自由に過ごすことが出来ました。

実家では夫の妹一家も同居しており、義妹夫婦には4歳になる男の子と2歳になる女の子がいます。
まだ小さいとは言えずいぶんお兄ちゃんになった甥や、少しずつおしゃべりができるようになった姪と過ごすのは、
普段息子と過ごすのとはまた違った楽しさがありました。

そんな中での出来事です。

義実家滞在中は平日だったため、甥はいつも通り幼稚園へ行かなくてはいけません。
けれど、いつもと違う雰囲気に「行きたくない……」とぐずり出してしまいました。

ここは何とかなだめて、穏便にコトを進めなければ……と、おせっかいなおばちゃん(私)が動きました!
息子のことはちょうど夫が見てくれていたので、大丈夫だろうと思いそのまま任せることに。

「制服着てるとこみたいなあ」
「いつもこれを着て行くの? よく似合うねえ!」

色々お話しているうちに、少しずつ気持ちが落ち着いてきたのか
ちゃんと着替えて、準備もしてくれました。

……が、その一方で不穏な空気が静かに広がっていました。

「ちょっと、なんか機嫌が悪いみたい」

甥の着替えや準備が終わる頃、夫から一言。
息子の顔を見ると、確かにご機嫌というわけではなさそうでした。

おむつはさっき替えたし、少し早いけど眠たくなったのかな?

そう思い、抱っこを代わったのですが

明らかにそっけない!

おっぱいを欲しがるでもなく、眠たいとぐずるでもなく
ただ黙ってそっぽを向いてしまったのです。
夫に抱かれているときとは違う、また、今まで見た不機嫌なときの表情とも違う
初めて見る息子の反応に、私も夫も戸惑いました。
名前を呼んだり、ほっぺをつついたりしながらご機嫌をとり
なんとか授乳を済ませると、やっといつもの息子に戻りました。

「一体なんだったんだろう……」

夫と顔を見合わせましたが、そのときはまだ、不機嫌の理由はわかりませんでした。

片手間じゃダメ!

息子が不機嫌になる理由は、結局義実家滞在中に判明しました。

息子を抱っこして寝かしつけているとき、
姪も同じくお昼寝の時間で、ちょうど私のそばでうとうとしていました。
その姿が微笑ましく、私は手を伸ばし、姪のお腹をとんとんしてあげました。

それに気付いた息子が、再び不機嫌に!
今度は、甥のときよりももっと激しく、はっきり不満をあらわにしました。

急なことで驚きましたが、とんとんをやめて息子をぎゅうっと抱きしめて
よしよししたり、立ってゆらゆらしてあげると、嘘のようにご機嫌になりました。

僕だけを見て!

そのときそばにいなかった夫に状況を説明し、話をして、
息子の原因不明の不機嫌は、ヤキモチが原因ではないか、という結論に行きつきました。
産まれてこの方自分だけのものだと思っていた母親が
自分以外の子どもと楽しそうに接するのを見て、焦ったのかもしれません。

まさか6ヶ月ほどの赤ちゃんにそんな感情が芽生えるものかと驚きもしましたが
息子は息子なりに、本能的に母親をとられまいと必死だったようです。

理由がわかってからは息子が見ているときは甥、姪に構いすぎないように注意しました。

それでも1週間ほどの滞在で、甥や姪に存分にかわいがってもらえたおかげか、息子もすっかり慣れ、
最終的に私が多少離れても、ぐずったり泣いたりすることもなくなりました。

息子に教えられたこと

慣れない環境で不安にさせたことを申し訳なく思う気持ちはありましたが
それ以上に、大きな発見となった出来事となりました。

赤ちゃんの気持ちが思っていたよりもうんと繊細で、周りの様子もしっかり観察出来ていること。
また、言葉はなくとも自分が「不快だ」「不安だ」と感じたことはしっかりと伝えようとしてくれること。

赤ちゃんだからまだわからないだろう、文句は言わないだろうと、
どこか甘く見ていたのかもしれません。

そうではなく、赤ちゃんだからこそ気付くこと、気付いて欲しいことがあったのです。


今1歳を過ぎ、その頃より感情表現も豊かになってきました。
けれど、まだわからないこともたくさんあります。
どうして泣いているかわからずにイライラしてしまうこともあります。

それでも、なんとかこちらもアンテナを張り巡らせて
必死に伝えようとしている「言葉」に耳を傾けようと思えるのは
今よりもっと小さかった息子が、精一杯伝えようとしてくれた、この出来事のおかげだと思っています。

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2015年8月産まれの男の子の育児中。
私もようやくお母さん1歳です。
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