記事提供:mamagirl

乱暴・暴言は「分かってほしい」という自己主張

3歳を過ぎた頃から4歳にかけて、乱暴な言葉や下品な言葉をつかったりする子が出てきます。子どもにとって、乱暴な言葉や下品な言葉をつかったりすることは、どちらも自己表現のひとつで同じ感情からおこるものなのです。

コミュニケーションが上手な子は、気に留めて欲しい、注目して欲しいという感情を表情や行動で伝えることができます。ところが語彙力が少なかったり、表現するのが苦手だったりすると、暴言という形で伝えようとするのです。

子どもの下品な言葉や言葉遣いは、注目して欲しい心の現れです

4歳のO君。最近園で下品な言葉がはやっているらしく、お母さんの前で大声で覚えたての言葉を連呼しています。お母さんは「やめなさい!」「そんなこと言わないの!」としかりつけますが、一向に止む気配はありません。

O君は、そんな言葉を口にしてはいけないのはちゃんとわかっています。でも周囲の反応が面白くて何度も繰り返すのです。

「恥ずかしいからやめなさい」ではなく「お母さんは、イヤだな」に変えてみて

子どもに叱るときによく言ってしまいがちなのが「恥ずかしいからやめなさい」という言葉。主語を補足したら「あなたは」が付きます。これを“YOUメッセージ”と言います。これは子どもを評価する言葉がけで、子どもにとって「自分は恥ずかしい子」という誤ったメッセージにもつながりかねません。

主語を「私は」にする“Iメッセージ”にして、「お母さんはイヤだな」と伝えることで、子どもは自分の行動が人に与える影響を理解していくことができるのです。

過剰に反応せず「お母さんはそんな言葉イヤだな」とさらっと伝えるだけで大丈夫

4歳くらいの子どもは周りの反応を試したくて悪い言葉を使うようになります。悪い言葉を使えば注目されることを知っているのです。そんな時は過剰に反応をしないこと。「お母さんはそんな言葉イヤだな」とIメッセージでお母さんの気持ちを伝えましょう。

あとはどんなにしつこく言ってきてもスルーしてしまいましょう。反応がなければ、次第によくない言動も消えていきます。

気持ちを伝える言葉がけで子ども自身が自分の成長に気づき、さらなる成長への意欲が増します

子どもが悪い言葉遣いをやめたら、「わかってくれてお母さんうれしいな。」と“Iメッセージ”で伝えてあげましょう。子どもは自分の行動の変化に気づいてもらえたこと、そして何よりお母さんが喜んでくれたことがうれしくて、さらに悪い言動がおさまっていきます。

お母さんの気持ちを伝える言葉がけによって子ども自身が自分の成長に気づき、もっと素敵な人になりたいな、という意欲へと結びついていくのです。

今日の1日1成長

子どもの悪い言葉遣いには過剰反応しないことが大事。“Iメッセージ”で導こう。

子どもの言葉遣いも1成長、ママの言葉がけも1成長。

玉井ユカコ(文)うえだきょうこ(編集)
日本キッズコーチング協会理事長竹内エリカ(監修)

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