みなさんは台湾へ行ったことがありますか? 私は数年前に友人を訪ねて母と台北に旅行に行った経験があります。その時に私が抱いた、「多分ここなら住めそうな気がする」という漠然とした印象は、あながち間違いではなかったようです。

というのも、今回世界67ヶ国に住む、または住んだことのある外国駐在経験者約14,000人を対象とした調査の結果、台湾が最も住みやすい国に選ばれたのです。(※このInterNations調査では台湾を「国」として認識しています)

日本人にとっては旅行先の定番、魅力あふれる台湾

台湾は東京から飛行機で約4時間ほどの距離にあり、首都台北は観光地としても大変人気ですよね。時差もわずか1時間ですし、日本人にとっては韓国と並んで、「気軽に行ける海外」ではないでしょうか。

特に魅力なのは、その物価の安さと食べ物の美味しさ。私も台北を訪れた際には、夜市での食べ歩きを満喫しました。

他にも、街並みは綺麗だし、英語よりもむしろ日本語が通じることが多く、移動に使ったタクシーの運転手さんは、子どもの頃に学校で日本語の勉強が必須だったそうで、とても流ちょうな日本語で会話してくれました。

初めて訪れた土地でしたが、同じアジアということもあり、居心地の良い印象を受けました。

ワークライフバランスも生活レベルも文句なし、台湾在住外国人の93%が「かなり満足」

日本人にとっては同じアジア圏として親しみやすい台湾ですが、それが日本だけではなく、世界的にも言えることだと証明されたのが、今回の調査結果です。

過去3年にわたって、海外に暮らす人たちの調査を行ってきたthe InterNations Survey(https://www.internations.org/expat-insider/2016/the-best-and-worst-places-for-expats)
で、2年連続1位のエクアドルを破り、見事に今年67ヶ国中第1位に輝いた台湾

同調査では、ワークライフバランスや個人の生活レベル、ヘルスケアの充実度や子どもの教育に対する環境など、さまざまな観点での調査を行っています。

出典Inter Nations

ランキングの指標

住みやすい国トップ10

1位 台湾
2位 マルタ
3位 エクアドル
4位 メキシコ
5位 ニュージーランド
6位 コスタリカ
7位 オーストラリア
8位 オーストリア
9位 ルクセンブルク
10位 チェコ共和国
(日本29位、アメリカ26位)

出典 http://www.mag2.com

なんとアジアの中でトップ10にランクインしたのは唯一台湾だけ

出典Top Expat Destinations 2016 ー infographic

残念ながら日本は29位と、どうやら外国人にとってはあまり住みやすいとは言えない国のようです。では、具体的に何が台湾を1位に押し上げたのでしょうか。今回調査に協力した台湾在住外国人のうちの93%、彼らの生活に大変満足していると回答したそうです。

海外生活にもかかわらず、自身のワークライフバランスや生活レベルに満足しているようで、例えば「仕事に大変満足している (34%)」という回答結果は、その他の国の平均16%に対して、実に2倍以上という割合になるのです。

また、台湾の人々の親しみやすさを高評価する人も多かったようです。言葉や文化の壁を乗り越えなければいけない外国人にとって、現地の人たちのフレンドリーさはとても重要です。

ただでさえ、台湾で使用される「漢字」は欧米人にとっては学習するのにかなりハードルが高いもの。台湾人がよっぽど親切で親しみやすくなければ、外国人にとって住みよい環境は得られないでしょう

今回調査に協力した台湾在住外国人のうち、64%の人たちが「台湾に3年以上滞在しようとしている」と回答し、さらにその36%が台湾への永住を視野に入れていると答えたそうです。

海外での生活は、仕事や居住地など自国と比べて何かと選択肢が限られるものです。
個人的な経験になりますが、私は今回26位にランクインしたアメリカに数年住んでいましたが、生活するのは本当に大変でした。

言葉や文化の壁はもちろん、ビザや健康保険の問題など、自国では何ら心配する必要のないことに神経を使わねばならず、特にアメリカは物価が高いので、住むエリアひとつ決めるのにも苦労しました。

さらに現地で仕事をするとなると、ビジネスコミュニケーションのための語学力は必須ですし、自分が母国で培った常識や価値観など通じないので、いかにその土地の文化に溶け込めるかが問われる等、挙げ始めるときりがないほどに課題はさまざまです。

そんな中で今回の結果を見ると、いかに台湾が外国人に対して住みやすい環境を提供しているかが分かりますよね。仕事において、自身の能力を環境に左右されずに発揮するためには、まず生活に不安がないことが大事です。

ましてや幼い子どもを連れての渡航だと、子どもにとっても良い教育環境が備わっていることが条件となります。そのうえで、海外の人から見て住みやすい場所だと評価されるのは、とても誇らしいことだと思います。

今回29位と振るわなかった日本は、台湾から習うべき点がたくさんありそうですね。

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