愛する人を失うというのは、誰にとっても心の中にポッカリと穴が開いたような悲しみが常に広がっていることでしょう。たとえ、幼い年齢にそういう別れがあったとしても、どこかしら「人生に何かが足りない」ような気分になることがあるというのは、やはり心がどこかで繋がっているからではないでしょうか。

米ジョージア州のタリヤ・トーマスちゃんが、父親のクルズさんを亡くしたのは生後8か月の時でした。クルズさんは勤務中に交通事故に巻き込まれて殉職。幼かった故にクルズさんとの直接の思い出は思い出せないものの、周りの家族が常にクルズさんのことをタリヤちゃんに話し聞かせていました。

3歳の誕生日に、殉職した父の制服を着て写真撮影

出典 https://www.facebook.com

タリヤちゃんは、このほど3歳の誕生日を迎えました。クルズさんの妹でタリヤちゃんの伯母に当たるディジリーがクルズさんの代わりにタリヤちゃんをとっても可愛がっており、しょっちゅうクルズさんのことを話しているといいます。

今回の撮影は、ディジリーおばさんとのショットも含めて、パパの制服を着て祈りを捧げるポーズで誕生日の記念撮影をしました。

殉職したクルズさんの制服のバッジを、いつも肌身離さずに身に着けているというタリヤちゃん。撮影が行われた日は、9月11日のアメリカ同時多発テロ事件の近くだったために、タリヤちゃんのおばあちゃんは「今日は、パパと9月11日に亡くなった人たちのために祈ろうね」と言うと、タリヤちゃんは跪き、手を合わせました。

今回、タリヤちゃんと家族の写真を撮影したのはプロの写真家、Mary Leeさん。不思議なことに撮影の間、ずっと黄色い蝶がタリヤちゃんの傍を飛んでいたそう。タリヤちゃんは「パパだ!パパが蝶になって天国からキスを送ってくれているんだね!」と喜んでいたといいます。

撮影の最後には空へ向かって風船を飛ばした

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パパが今自分の横にいなくても、姿は見えなくても、きっと心で繋がり感じ合えるのでしょう。タリヤちゃんにとってパパは過去の人ではなく、現在もタリヤちゃんの心に生きているのです。タリヤちゃんが気持ちを込めて飛ばす風船は、きっとパパの下へ届くでしょう。そして、いつもタリヤちゃん家族を天国から見守っているに違いありません。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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