記事提供:東京都議会議員 おときた駿 公式サイト

こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。

すっかり豊洲新市場の盛り土問題に振り回されてご報告が遅れましたが、14日は都議会の告示日。30議案にわたる予定提出案件の説明が財務局より行われました。

やはり目玉は知事報酬削減案と、子育て支援のために組まれた大型補正予算です。

小池新都知事の待機児童対策についての解説/駒崎弘樹

知事の子育て支援策や補正予算案については、フローレンスの駒崎さんがプロ&当事者の立場から完璧な解説記事を書いて下さっています。私が付け加えることはほとんどないのですが、せっかくなのでちょこっとだけ。

保育士の事実上の待遇改善となる「宿舎借り上げ」期間を無期限としたり、地下が高い東京都で整備費補助・家賃補助を行うなど、かなり現実的かつ効果的な政策が並んでいます。

特に個人的に評価したいのは、かねてから提案していた「都有地の有効活用」という部分。

参考:知事選でさらに深化する政策論争!待機児童は、「空き家MAP」のオープンデータ化で解消に近づく

一足飛びに提案通りの「オープンデータ化」とまでは行きませんでしたが、活用可能な都有地を洗い出して区市町村に情報共有したり、民間からの問い合わせに答える窓口を設立するなど、ほぼ目的としていたことに近い効果が得られる施策を打ち出しています。

これは本当に画期的で、当選直後の2013年から提案し続けてきた身としては、陽の目を見ることになって嬉しい限りです…(泣)。

その他にも、こちらもずっと提言してきた、事業者側ではなく利用者側に助成を出す実質的な「保育バウチャー」形式の施策が、認可外保育所の利用者に対して行われることになりました。

利用者側に支給されるので効率的かつ公平であり、選択することで競争原理を働かせる「バウチャー制度」は、保育の他にも教育・住宅政策に活用できる可能性を秘めたスグレモノです。

日本は子育て貧困国!子育て支援政策をフランス流へ(4項目目を参照)

まずは認可外保育所利用者という限られた範囲ですが、これを機に病児保育などを筆頭に、多くの分野で広がりを見せることを強く期待したいと思います。

その他にも補正予算案の範疇ではありませんが、今までは2歳児までしか受け入れられなかった「小規模保育」を、全年齢対象にするように国に働きかけていることも見過ごせません。

参考:小規模保育所「3歳の壁」の撤廃を東京都からも国に要望!

これからの待機児童解消の切り札とも言える機動的な小規模保育所ですが、2歳児までしか預かれないことが大きなネックの一つになってきました。駒崎さんも指摘しているように、これは制度スタート時の、

「待機児童は、乳幼児の方がより深刻な問題。3歳児以降は『こども園』の導入で解決に向かうだろうし、2歳児まで預かれればとりあえず十分だろう

という程度の考えが根底にあるためで、特に5歳児までを預かるのに小規模保育が不適切というわけでもなく、『こども園』の目論見が外れた今や小規模保育の全年齢化は避けることができません。

この2歳児までという制限があるせいで、例えば妻の地元である江東区はなんと小規模保育を一切導入していません。その理由は…、

「2歳児からもう一度『保活』をやらせるなんて、保護者の負担が大きすぎるから」

…あの…その保活の末に待機児童になる方が大問題だと思うのですが…二歳までの間だって、通えれば助かる保護者は沢山います。

こういうわけのわからない理論を堅持する自治体に、小規模保育という光を導入させるためにも、この規制緩和は最重要の政策提言とも言えるわけですね。

とまあこんな具合で、小池百合子知事が打ち出してきた待機児童対策は十分に合格点を超えて、非常に大きな期待が持てるものだと思います。

「官民連携の子育てファンド」

とかいう微妙すぎる政策を目玉に子育て予算を組んでた舛添前知事は、いったい何だったのだろうか…と思いを馳せざるえないところです。

トップが変わると、ここまで劇的に政策が変わるものかと、驚きとともに充実感を感じています。さすがにこの補正予算案には、議会側も反対できるはずもないでしょう。

平成28年度9月補正予算(案)について

あとはこれらの施策が着実に実行され、また引き続き保育士の給与向上などの政策が来年以降に実施されていくよう、引き続き政策提言を続けていきたいと思います。

明日16日はMXテレビ「モーニングクロス」(裏でTBS「ビビット」にVTR出演)→フジテレビ「バイキング」→同「グッディ」と出演が続きます。

「テレビばっか出てないで仕事しろ!」と言われそうなので、実務もきちんとこなしてご報告しますよー!

実務+広報=都民益

の精神で、多忙な毎日を乗り切っていきたいと思います。それでは、また明日。

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