知られざるママの実態や本音をご紹介するコーナー「ママのホント。」

今回ご紹介するのは、美容師として働きながら、2人の息子を育てる30代のママ・Yさん。旦那さんとは高校時代からのお付き合い。結婚してもずっとラブラブで、不倫なんて自分には縁がない話だと思っていたといいます。

「ずっとラブラブでいようね」が壊れた日

地元の公立高校で出会い、初めてできた彼氏が今のご主人だと話すYさんは、容姿端麗で小柄な女性。

「高校時代から、『おじいちゃんおばあちゃんになってもラブラブでいようね』ってずっと話していたんです。長く一緒にいても飽きたり、相手を蔑んだりしないでいつもお互いを一番に思っていようと約束して、その約束をずっと守っていくつもりでした。」

そんな約束を破ってしまうキッカケは、些細な夫婦ケンカ

勤務先こそ違うものの同じ美容師ということもあり、息子さん2人が寝静まった夜、2人でお酒を飲みながら仕事の不平不満を吐き出してスッキリするのが夫婦の日課でした。

その日、態度の悪いお客さんの相手をして疲れて帰ってきたYさん。今夜はご主人に愚痴をこぼすぞ~と意気込んで晩酌用のおつまみを作っていたら、ご主人の携帯が鳴り響きました。

「ごめん、誘いが来たから飲みにいってくるわ」

普段あまり飲みの誘いにはのらないご主人が、めずらしくこの日に限って急に出かけると言い出したのです。一生懸命作っただし巻き卵と厚揚げの煮物…。“晩酌を楽しみにしていたのに”という気持ちがYさんの中で溢れました。

「今日は付き合ってほしいって言ったよね?」

それでも、ご主人は出かけていってしまいました。

「1人で食べるおつまみ、1人で飲むお酒がこんなに味気ないとは思っていませんでした。あの日、主人に裏切られたような気持ちになったんです。わたしよりも優先するなにかがあったから出かけたんだろうな、と」

ご主人が誰とどこに飲みに出かけたのか、聞けなかったというYさん。寂しくなって、たまたまSNSで再会した同級生と連絡を取ることにしました。同級生の男性はすぐに返信をくれ、ブルーな気持ちになっているYさんを気遣って「電話しようか」と優しい対応をしてくれたんだとか。

弱ったところにこういった優しさが刺さったのでしょう。Yさんはこの夫婦ケンカの数日後に、電話してくれたその彼と2人でデートに出かけてしまうのです。

「定休日、彼に休みを合わせてもらって人気のお店でランチをしました。街をブラブラしてちょっとした買い物を楽しんだあと、『久しぶりに高校の卒業アルバムでも見て話さない?俺の家近いし』と誘われたんです」

一人暮らしの男性の家に上がり込むことに、抵抗はあったというYさん。でも、あの夜のご主人の冷たい対応のことを根にもっていて、“夫だって自由に飲みに行ったのだから”と彼についていってしまったそうです。途中、Yさんの好きなコーヒーショップで飲み物を買い、彼の家にお邪魔しました。

「彼の家は、とてもいい匂いがしました。綺麗にオシャレにしてあったし、うちとは違うな~いいなぁ~って思ったのが正直なところ。卒アルを見て懐かしくなって、気付いたら隣に座る彼とソファで密着していました」

“あ、近い”と感じたときにはもう遅く、彼に肩を抱かれて、そのままギュッと抱きしめられたんだとか。背中を優しくポンポンと擦られされながら、

「ずっと好きだったんだよ。今が辛いなら、いつでも遊びに来ていいから」

そう言われて、つい心が揺らいだYさんはその日、彼とキスをしてしまいました

「パートナーがいるのに、彼の家について行ったわたしが悪かったんです。不倫なんて絶対にしないと思っていたのに。キスは十分不倫ですよね。でも、久しぶりのときめきに正直ちょっと嬉しいっていう気持ちもあって…。不謹慎ですよね」

キスをしたあと、また少し話してから何食わぬ顔をして帰宅したというYさん。彼との時間を思い出すたび、罪悪感に襲われたというのです。ご主人に対しては申し訳ないし、息子たちに知られでもしたら…。一度のキスを後悔し、悩む日々が続きました。

一度の不倫が残した“大きな罪悪感”と戦う日々

「主人とはその後、なんとなくギクシャクしてしまって。きっと、息子たちにも家庭内の冷たい空気が伝わっていました。毎年盛大に旅行している結婚記念日にも、なにもなし。そりゃおかしいなと気付きますよね」

自分が悪さをしてしまったけれど、あえて自分からあの出来事についてご主人に話したくなかったとYさんは話してくれました。

「家庭が冷え切って早1年。主人が根負けしたのか、この前急にケーキを買って帰ってきたんです。『なんでこうなっちゃったかな?』と言い添えてケーキを差し出してきたご主人を見て、“自分はなんてことをしてしまったんだろう”と涙があふれました」

わかりあえなかった夜から1年ちょっと経ち、久々に晩酌をした2人。夜は布団を久々にくっつけて、ギュッと抱きしめてもらいキスをしたんだとか。彼との1度の過ちのキスのことは、もちろん内緒。

「もう二度と裏切ったりしない、という気持ちです。あの彼とは気まずさから連絡さえ取らなくなりました。大事な友人をひとり、失うことにもなってしまって…やっぱり不倫なんてしなければよかったんです。これからは、なにがあっても主人のことだけを見て生きていきます」

Yさんは不倫したことを悔やみ、いまもどうしたらお互いに思いやって愛し合い続けていけるのかという自問自答を繰り返して毎日を過ごしています。

分かり合えないときもありますが、パートナーはかけがえのない存在。ちょっとしたことで生まれた心の隙間には、刺激的な出来事が”不倫”という大きな刃となって刺さってしまうのです。一度きりの人生で、出会い一緒になった夫婦ですから、お互いを思いやり、信じ合える間柄でいたいものですね。

この記事を書いたユーザー

Spotlight編集部 コンテンツハートKIE このユーザーの他の記事を見る

代表を務めるのは元船舶料理士、フリーライターとして活動し6年目になるKIE。仕事、育児、家庭、家事…”なにも諦めない生き方”の実現を目指し、やる気に溢れたママさん達とライター集団を結成。心にそっと寄り添う、日常に彩りを添える記事の執筆を目指し活動しています。

得意ジャンル
  • インテリア
  • マネー
  • グルメ
  • 育児
  • 料理
  • 暮らし
  • キャリア

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス