ハンディキャップを背負った人は、わざわざ他人に「私は障がい者ですよ」というはずもなく、また見た目でわからなくてもそれは他人が批判するようなことではありません。ところが「障がい者は目に見えてわかるべき」という悲しい偏見を持つ人たちのせいで、思ってもいない批判を受ける人たちがいます。

過去にもいくつか記事を書かせて頂きました。障がい者だとわからず、動きが鈍い女性に暴力を振るったり、骨の疾患を持つ少女がベビーカーに乗っていると陰でコソコソ批判的な言葉を囁いたり…。勝手に判断し、障がいを持つ人を深く傷つける人がいるのは非常に悲しいことではないでしょうか。

欧米ではこのようなフレーズがあります。「Never judge a book by its cover」。本を表紙だけで判断してはいけないという意味ですが、その言葉通り、本の内容はその中身を読むまでは全くわかりません。人だって同じです。見た目で判断をしてはいけない、という教訓としてこのフレーズがよく用いられるのですが…残念な出来事は起こってしまいました。

ウォルマートに買い物に来た母と息子

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アメリカで起こった話です。ニッキー・ウォーラーさんは2人の子供を連れて大手スーパー「ウォルマート」に買い物に来ました。

障がい者用駐車スペースに車を止めた

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そしてニッキーさんは、障がい者用の駐車スペースに車を止め、障がい者用のサインを車内からフロントミラーにぶら下げておきました。そうすれば、フロントガラスからはっきりとサインが見えるからです。

ところが、買い物から戻ってくるとフロントガラスに一枚の貼り紙が。それを見てニッキーさんと子供たちはショックを受けました。

あまりにも失礼なメモが残されていた

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車には「ここは障がい者用の駐車スペースだ。生活保護手当が出たから買い物に来たのか?」と暴言を含んだメモが…。

このメモには、世間に虚偽の申請をして「生活保護受給」を得ている人がいるように障がい者を装ってこの障がい者用スペースに車を止めているのかという侮辱の意味が含まれています。

「車椅子を使っていないからって勝手に判断し過ぎ」

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ニッキーさんはメディアのインタビューで不快感を露わにしました。「障がい者用の駐車スペースに、車椅子を使っていない人や高齢者でない人が止めたからと言って、勝手に判断してこんな失礼なメモを残すなんて酷い」と語り、末っ子の7歳の息子のアレックス君が、アキレス腱に補助を付けていることを明らかにしました。

補助をつけていないと怪我をしやすい

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ジーンズで隠れてはいるものの、アレックス君はこの補助なしでは普通に歩くことは困難です。アキレス腱部分が非常に脆く、補助なしでは怪我をしやすいという状況から「障がい者」として認定を受けており、ちゃんとそのサインも車に出しておきました。

それなのに、どこからか見ていた人が酷いメモを残していたことに、アレックス君も「とても失礼だと思った」とインタビューで話しました。

必要だから、持っているサイン

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勝手に判断し、批判の目を向けることがどれだけ障がいを持つ家族を傷つけることになるか。特に駐車スペースでは日本でも海外でもこうした問題は絶えないようです。

実際に、障がい者用スペースを悪用する人もいるために起こることで、勝手に判断した人は「正義」を主張しているのだと思いますが、やはり批判する前に考えなければならないことがあるのではないでしょうか。

ニッキーさんはFacebookで訴えた

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障がい者であっても見た目でわからない人たちもいる。そんな人たちが私たちのように不快な思いをするべきではない、とニッキーさんはFacebookで訴えました。

「あなたは明らかに、私たちが障がい者用の駐車スペースに駐車していたのを見ていたのでしょう。障がい者用のスペースは4つとも空きでした。不幸にも、息子は障がいを抱えていてこのスペースが必要なのです。私たちがそう見えないからといって、あなたはすぐに勝手に判断し、批判しましたよね。」

批判する人たちに広めてほしい

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「こうした批判をする人たちは社会的に教育される必要がある」というニッキーさん。彼女の怒りももっともでしょう。

Facebookに投稿されたニッキーさんのメッセージは拡散されたようで、多くの人の目に留まったことは間違いない様子。「本の表紙で中身を判断してはいけない」この言葉を今一度、私たちは噛みしめるべきではないでしょうか。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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