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映画「君の名は。」が大ヒット中!

アニメーション映画「君の名は。」が、3週連続で観客動員数ランキングの首位を獲得、公開から17日間で累計興行収入が62億円を突破しています。ストーリー、美しい背景、豪華な声優陣…たくさん魅力のある映画ですが、なかでもロックバンドRADWIMPSが手掛ける音楽の「絶妙な配置」が話題になっています。

RADWIMPSが手掛ける音楽とのシンクロ率がヤバい!

出典 YouTube

映画主題歌「前前前世」のメロディとシンクロしまくるオープニング映像。まさにこの曲のために作られた映像と思えるくらいに、ピッタリです。

重要なシーンで流れるRADWIMPSの音楽、そのタイミングはもちろん歌詞さえも映画とシンクロしていて、物語の世界をより深いものにしています。

新海誠監督自身が「この映画には3つの声がある」とし、主人公の男女の高校生の声優を務めた神木隆之介さんと上白石萌音さん、そしてRADWIMPSのボーカル・野田洋次郎さんの声を挙げていました。

RADWIMPSはこの映画のために『前前前世』『スパークル』『夢灯籠』『なんでもないや』のボーカル楽曲4曲を制作、他にも22曲のサントラを制作しています。映画のなかで大きな影響を占めているRADWIMPSの音楽。もともとの起用のきっかけは、監督からのラブコールでした。

監督からのラブコールで音楽担当が決定

『君の名は。』の脚本を書きはじめたばかりの頃、プロデューサーから「今作の音楽は誰とやりたいか」と問われ、実現の可能性を考えもせずRADWIMPSが好きだと答えました。

出典 http://shinkaimakoto.jp

RADWIMPSは脚本完成後の段階から映画製作に参加しています。単なる主題歌担当というだけでなく、映画製作に密に関わって音楽が制作されていました。その映画製作の過程を新海誠監督がインタビューで語っています。

脚本のイメージからRADWIMPSが作った曲があり、その曲を聴きながら僕は絵コンテを描きビデオコンテを作り、それを見た洋次郎さんがまた曲を書き、それを受けてまた演出を変える、そういうことを重ねてきました。

出典 http://shinkaimakoto.jp

「RADWIMPSにも見せて曲を作ってもらったところ、(野田)洋次郎さんから頂いた曲があまりにも良かったので、ボーカル曲の4曲がかかる瞬間を全て、映画のピークに持ってくるよう徹底的に調整しました

出典 http://style.nikkei.com

映画をみていて、RADWIMPSの音楽が映画と一体化していると感じた理由は、この綿密な制作過程にあるのかもしれません。監督が惚れ込み、観客に大きなインパクトを与えたRADWIMPSの音楽。これは全てひとりの男性から生み出されているのです。

RADWIMPSの全楽曲を手掛けるボーカル・野田洋次郎

▼野田洋次郎

出典 https://www.instagram.com

1985年生まれ、東京都出身。

2001年結成、2005年メジャーデビューしたロックバンドRADWIMPS。ボーカル・ギターを担当する野田洋次郎さんは、RADWIMPSの全ての楽曲の作詞・作曲を制作しています

これまで大きなメディア露出がなかったにもかかわらず、RADWIMPSの楽曲は着実に広がり、注目をあつめてきました。音楽をやるからには、BGMとして流れるものではなく、その人のなかに聴く前と違う何かを残したい」と語る、野田さんの言葉どおり、RADWIMPSの曲の世界観は若者たちの感情を揺さぶり、多くのファンを生んでいます。

「“聖書”を書きたい」歌詞にこめられた想い

出典 YouTube

誰も端っこで泣かないようにと
君は地球を丸くしたんだろう?
だから君に会えないと僕は
隅っこ探して泣く 泣く

誰も命 無駄にしないようにと
君は命に終わり作ったよ
だから君がいないその時は 
僕は息を止め 待つ

出典「有心論」RADWIMPSより

恋愛から死生観まで、哲学的、時にロマンティックに描き出した野田さんの歌詞は、RADWIMPSの魅力のひとつです。

昔は詞を書く時、まともな「聖書」を書きたいなって気持ちがけっこうあった。僕にとって、いわゆる聖書ってどこか適当に感じるところがあるんです。だから現代における、自分にとっての聖書を作りたかった。言葉、信頼に足る言葉を集めた聖書。そう、ずっと僕は宗教が欲しかったんです。生きるのが怖かった時、自分にとっての宗教が欲しかった。

出典 http://rollingstonejapan.com

RADWIMPSでの僕は、何かしらの感情のピークを歌にしてきたと思うんです。なぜなら、何も起きず、誰も泣かなくて笑わないような映画は存在しないから。音楽もそうだと思っていたんですよ。喜び、怒り、悲しみ、叫び出したくなるような幸せ……そういう感情のピークを、僕はずっと曲にしてきた

出典 http://www.cinra.net

自身の体験や心情を歌詞にしていると公言している野田さん。その大きな感情が聴いている側にまで伝わり、若い世代の心に響くのだと思います。

「日本語を最大限に生かしたい」言葉へのこだわり

出典 YouTube

オリコン初登場1位を獲得した12thシングル「DADA」。曲名の「DADA」には<ダダイズム>、<駄々っ子>、<曲のキーが「Dm」と「Am」>の3つの意味があるそうです。

6歳から小学4年生までアメリカで暮らしていた野田さん。英語詞の曲も多く、英語という言語は、日本語では引っ張り出せないメロディを引き出してくれる楽器のようなもの」とインタビューでも発言していました。しかし一方で、「日本語を最大限に生かしたい」と日本語への愛着も語っています。

日本語はすごい言語だと思っていて、なるべくそれを最大限に活用したいなと意識してます。最近の音楽は、あまり面白い日本語を使ってるものが少ないなと思っていて。英語で1つの単語で言える言葉も、日本語なら同じ意味を持つ言葉が5、6個あるわけじゃないですか。そういう意味では日本語はすごいなと思うから。その中でRADWIMPSだけの表現はないかなといつも探してますね

出典 http://www.vibe-net.com

デビュー前から、RADWIMPSの才能を見出していたミスチル桜井

Mr.Childrenの桜井和寿さんは、まだデビュー前のRADWIMPSの才能に気づいた人物でした。

「自慢じゃないですけど僕、RADのデビュー前のデモをいただいたんですよ」と、RADの思い出を桜井が語る。ほとんどの曲が英語詞だった中に1曲日本語詞の曲があって、「日本語でやったほうがいいですよ」と事務所社長に伝えたこと。後日、スガシカオと話した際に「歌詞がすごい! ついにここまで来ましたよ、日本のロックは!」とスガが熱く語っていたのが他でもないRADだった

出典 http://ro69.jp

いまでは、対バンでライブを行ったり、桜井さんが自身のバンドBankBandでRADWIMPSの「有心論」をカバーしたりしています。

芸能界にもファンが多数存在

▼妻夫木聡さん

プライベートでも交流がある俳優の妻夫木聡さんは、NHKのトーク番組で「人生の最期に聴きたい曲」としてRADWIMPSの「最後の歌」を挙げていました。

いつかこの世の誰もが言えるのかな 「僕はもう何も望みはしないから」
小さな夢を 次から次に 描いては捨てていくのは 本当はもうこれ以上何もいらないから

今僕が生きているということは 今僕が幸せだということ
今僕の目に涙が浮かんでても 今僕が生きている それだけで
幸せだということ

出典「最後の歌」RADWIMPSより

▼綾野剛さん

ライブに来ている姿を目撃されることも多く、2人で飲みにいくこともあるという俳優の綾野剛さん。ONE OK ROCKのTakaさんとともに綾野剛さんの誕生日を祝ったプライベートショットがインスタグラムでも公開されています。

▼長澤まさみさん

テレビや雑誌のインタビューでもRADWIMPSファンであることを公言している長澤まさみさん。出演していたドラマでRADWIMPSの「いいんですか?」を口ずさんでいました。また共演していた明石家さんまさんにRADWIMPSを薦めていたとか。

東日本震災を受けて、はじめたチャリティー

2011年3月11日の東日本大震災を受けて、3日後の3月14日には被災地へのメッセージと義援金を募るサイト「糸色 -Itoshiki-」を開設しました。サイトでは、RADWIMPSの思いに賛同した、宮藤官九郎、堺雅人、綾野剛、椎名林檎、トータス松本、Superfly、SEKAI NO OWARIといった様々な俳優、ミュージシャンらの応援メッセージも公開されていました。

あの震災の時、悲しいかな、こういうふうに思ったんです。『こんな形であっという間に人の命が終わってしまうのなら、僕が明日やることは明確だな』って。大事なもんなんてほんとにこれっぽっちしかないって思えるし、それだけをやりたいなと思うし。

出典 http://rollingstonejapan.com

いまもなお続く、復興を願うメロディ

出典 YouTube

現在、すでに義援金募集は終了していますが、いまも毎年3月11日にYouTubeを通じて被災地復興の思いを込めた楽曲が発表されています。こちらで発表された曲はCDには収録されていません。

また、熊本の地震の際にはONE OK ROCKのボーカルTakaさんと共に収録したチャリティー曲を発表。収益をすべて被災地に寄付しました。

震災後始動したソロプロジェクト「illion」は世界各国でリリース

RADWIMPSのバンド活動と並行して、個人のソロプロジェクトとして「illion」名義でも音楽活動をしています。2013年にはUKを皮切りに世界各国で1stアルバムをリリース、UKとドイツでライブも行い海外オーディエンスを魅了しました。また近年はRADWIMPS名義でも海外ツアーを行っています。

昨年は、主演映画が公開。アカデミー新人賞を受賞

「歌っている死生観が映画のテーマに重なる」という理由からキャスティングされた映画「トイレのピエタ」では主演をつとめました。野田さんが演じたのは、余命わずかな天才芸術家役で、その繊細な演技が評価され日本アカデミー賞新人賞を受賞、メディアを騒がせました。

また、この映画で共演した女優・大竹しのぶさんや宮沢りえさんは、RADWIMPSのファンであることを公言しています。

今後も野田洋次郎から目が離せない!

今回、映画の宣伝としてこれまで出演したことがなかった地上波の音楽番組への出演も果たしました。今後は、11月23日(水)に映画で使用された「前前前世」「スパークル」をふくむオリジナルアルバムのリリースが予定されています。これからも進化を続け、活躍の場を広げていく野田洋次郎およびRADWIMPSから目が離せません。

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