記事提供:LITALICO 発達ナビ

空気が読めず、お友達とうまく関係を築けなかった発達障害の息子。特別支援教育モデル校の先生から聞いた、コミュニケーション力を育てる方法をご紹介します。

コミュニケーションが苦手な息子。ドラマを見るのは立派な勉強!

先日、特別支援教育モデル校の先生にお会いする機会があり、そこで聞いたお話です。

友達と関係を築くのが苦手な息子のことを相談すると、先生から、「最近の若い子は時間の優先順位がSNSで、ドラマを観なくなりました。でも、人付き合いが苦手だったり、相手の気持ちがわからない子はドラマを観ると良いんですよ」と教えてもらいました。

ドラマは、自分とは性別も趣味も年齢も違ういろいろな立場の人が登場するので、他人の心模様を観察するのにちょうど良いんだそうです。

そこで、「よし!うちもドラマで人間関係を学ぼう!」と思い立ち、時間があれば息子と一緒にドラマを観ることにしました。

ドラマを実況中継!息子が分からない表現を母が解説

ドラマの中では本心ではない言葉をあえて使って駆け引きしたり、皮肉を言って笑わせる場面が出てきます。でも、コミュニケーションの経験が少ない息子にとっては「どうしてそんなこと言うの?」と謎なことが多いのだと分かりました。

そこで、「分からないことがあったら聞いてね、教えてあげるから」と伝えてからDVDで観ることにしました。何か質問されたときは再生を止めて簡単に説明しながら観るようにしたところ、息子は

「この言葉はジョークなんだ」

「こういうときには本当に思っていることを言わないんだ」

などを覚えて、少しずつドラマを楽しむようになっていきました。言葉を文字どおりに受け取るだけではなく、その裏に意味が隠れていることを次第に理解していったのだと思います。

また、息子は自分の気分がいいとき、目の前の人の表情から「困っている」「喜んでいる」「怒っている」などの気持ちがくみ取れない、いわゆる空気が読めない性格です。

ドラマを見ることで、人間には憂いやはにかみなどたくさんの感情が存在することや、そしてそのときの表情を知ってほしいというのもひとつの狙いでした。

コメディを理解し始めた息子は…親の心、子知らず!

さて、私の好みもあってアメリカのコメディドラマも観せていると、息子はどっぷりハマってそればかり見るようになってしまいました(笑)おかげで、汚い表現やイカすちょい悪なセリフを覚えては使いたがるようになった息子…

ジョークや皮肉をある程度理解するようになったところに成長を感じるものの、「なんか学んでほしいところが違うな…」と思う母なのでございました。

余談ですが、アメリカドラマに『ビックバン★セオリー』という発達障害の特性を持つ主人公が出てくるコメディドラマがあります。

このドラマは「発達障害を楽しく知ってもらうのにおススメ」だと私も知人から教えてもらい、私もその面白さにハマってしまいました。愛すべき特性がいっぱい出てきて、発達障害は悪いもんじゃないと思えるようになりました。

発達障害のお子さんがいるご家庭で、ご覧になっていただけたら嬉しいです。

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