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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
なんか夜中に足がむずむずとした感覚がするので、虫かな?と思っていたらそこには何もいなかったこと、ありませんか?

それはもしかしたら「レストレスレッグス症候群」かもしれません。マイナーな疾患ですが、実は患者が多く、それによる睡眠障害に悩まされるかたも。

そこで今回は「レストレッグス症候群」についてもっと詳しく知ってほしいと思い、医師に解説をしていただきました。

レストレスレッグス症候群とは

レストレスレッグス症候群は、ムズムズ脚症候群とも呼ばれ、下肢を中心に脚の内側からそわそわして足を思わず動かしたくなるような不快な症状が出現するものです。

男性より女性に多く、50人に1人程度この症状がある方があるともいわれています。

レストレスレッグス症候群の症状

■脚の深いところに不快感がある

■歩き回ったり、脚を動かすと楽になる

■臥床したり、座って静かにしていると症状が出てきたり、強くなったりする

■夕方から夜にかけて、より症状が出やすい

■進行すると昼間でも出現することがある

レストレスレッグス症候群の原因

レストレスレッグス症候群の原因には大きく分けて2通りあります。

1つは特発性と呼ばれる原因がはっきりしないもの、もう1つが二次性と呼ばれる鉄欠乏性貧血や糖尿病、腎不全の末期、妊娠などが原因となるものです。   

メカニズムはまだはっきりしてはいませんが、鉄分の不足、遺伝的なもの、神経伝達物質であるドパミンの関与などが考えられています。

レストレスレッグス症候群の診断基準

□不快な下肢の異常感覚があって、脚を動かしたい気持ちになる。

□下肢の異常感覚は運動によって楽になる。

□下肢の異常感覚は安静にしているとき、静かに臥床していたり座っているときに出てきたり、強くなったりする

□下肢の異常感覚は夕方から夜にかけて強くなる

レストレスレッグス症候群による睡眠障害

特に夕方から夜間にかけて強い下肢の不快感のためにイライラして日常的にストレスがたまったり、入眠できなかったり、すぐ目が覚めてしまったりとしいった睡眠障害が生じてしまいます。

睡眠不足によって疲れが取れず、眠気が出たりして日中の仕事や勉強などの活動にも影響することがあります。

レストレスレッグス症候群の治療方法

◎二次性のものに関しては、もともとの疾患の状態をよくする治療を行うことになります。鉄欠乏性貧血や糖尿病の生活指導や服薬などがこれに当たります。

◎特発性のものを含め、鉄分不足が疑われる場合には鉄分の補給を食事や鉄剤などで行うことがあります。

◎お薬を用いる場合は、ドパミンアゴニストと呼ばれる種類のお薬や抗けいれん薬などを用いることがあります。

レストレスレッグス症候群を緩和する注意点

◎コーヒーや緑茶などを飲みすぎるとカフェインを過剰に摂取することになり、レストレスレッグス症候群の症状を悪くしてしまうことがありますので飲みすぎには気を付けましょう。

◎タバコを吸うことやアルコールを飲むこともレストレスレッグス症候群にはよくありません。

◎お風呂などの温度を調節することで症状が軽減する場合もあります。

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医師からのアドバイス

レストレスレッグス症候群は、夜間に症状が出やすく睡眠を妨げられることが特につらい疾患といわれます。

意外と多い症状ですので、当てはまるようであればレストレスレッグス症候群による不快感かもしれませんよ。

(監修:Doctors Me 医師)

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