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日本学生支援機構の2011年度末の調査によると、奨学金の延滞者は約33万人いて、延滞額の合計金額は約876億円だという。社会人になった段階で多額の借金をいきなり抱えて新たな人生が開始することとなる。

利子の支払いが苦しいといった声が多数出ている。11日に放送された『みのもんたのよるバズ!』(AbemaTV)では「自己破産が激増!どうする奨学金地獄」が取り上げられた。

現在、大学生の2.6人に1人が利用している奨学金。2004年には4.3人に1人が利用していただけに、この10年ほどで大幅に増えたといえよう。馳浩・前文科相は「そもそも借りたものを返すということ。返したものが次の奨学金の原資になる」と説明していた。

この日のスタジオゲストは、かつて奨学金を利用していたというOLのアリサさん(仮名)。240回払いで384万円を借りたが利息がつくことで、最終的には516万9542円を支払うことになったという。

番組MCのみのもんた氏(72)は、「奨学金に上限3%の利息をつけている。銀行に預けても利子をつけてくれないだろ?そういうこと。奨学金には3%つける。利息をつけることがおかしい。もう一つ、奨学金を返すのがおかしい。奨学金3%の利息つけるってそんなバカなこと…。恥ずかしいだろう。今現状どうなっているのかを考えたい」とこのテーマについて切り出した。

アリサさんは、高校を卒業してから大学に入った。現在は昼間はOLをし、夜は銀座のキャバクラで働いているという。

「返すために一所懸命働いています。遅れたら催促があります。私は遅れたことはないですが…。(利息を払うことに納得できるか?という質問に)仕方ないとは思いますが、いかんせん額が多い。それに戸惑っています」と語った。

番組には、奨学金問題対策全国会議の岩重佳治事務局長が出演。日本の奨学金制度について解説した。

「給付型の奨学金は日本にはなかったです。利子付きで、資金源が外部からです。国がお金を出さない。その利子を学生に転嫁しているわけです。外からお金を集めるとなると回収率を上げなくてはいけないのです。無利息の奨学金(第一種)もありますが、なかなか利用しづらいです。それは成績基準とか、収入が低い家庭でなくては利用できないとかの理由です。24000人給付できない人がいて、利息のつく『第二種』を利用せざるを得ない」

アリサさんは、第一種に応募しようと思ったが選考で落ちたという。そして、岩重氏はこう続ける。

「国がちゃんとお金を出せば、可能なんですけどね。無利息の『第一種』は国のお金で運営されています。外部の運営で利息が付く。空前の低金利時代なだけに、利息をなくすことは大事。諸外国では、大学の授業が無償のところがあります。みのさんの時代は国立が年間1万6000円ぐらいでした。今は国立で初年度80万円超えている。これを負担できないと借金でまかなう。お金がある家のお子さんは借金で苦労する。不公平なこと。借りたものを返すといっても問題解決ではない」

また、岩重氏は、若者を支援するための奨学金が足かせになり、結婚できなかったり子供ができない状況もあると語った。

そうした一方、アリサさんは「大学を卒業しなくては今の会社に入れなかったことから大学に入学したこと自体には感謝している。そして、自分が大学で学んだことが、社会に役に立っている時に幸せを感じている。キャバクラの仕事では月々30万円ほど稼いでいる」と語った。

また、岩重氏は、所得に応じて返す金額が変わる制度が来年から開始すると紹介。これは大きな前進だと評価するが、問題は必ず低所得の人に対するバッシングが寄せられることだという。

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