滋賀県の南部に位置する甲賀市。忍者の里として三重県の伊賀市と並び有名な場所ですが、そんな甲賀市にある櫟野寺(らくやじ)というお寺が所蔵している、(台座と光背も含めると)5mを超える巨大な仏像があるのをご存じですか?

坐像で像高312cmの巨像。平安時代後期の作。かつては33年に一度のみ開扉される秘仏であったが、現在は春秋などに特別公開がある。重要文化財に指定された十一面観音坐像としては日本最大

出典 https://ja.wikipedia.org

今から1200年前、比叡山開祖の伝教大師最澄上人が、根本中堂建立のため用材を求め、当地に来錫の折、櫟の巨木に霊夢を感じ一刀三礼のもと立木に刻まれたと伝わる、我が国最大を誇る坐仏の十一面観音さまです。

出典 http://www.rakuyaji.jp

本尊の木造十一面観音坐像は、平安時代後期の作で、重要文化財にも指定されているのですが、十一面観音坐像としては日本最大。そりゃあ5メートルもあればそうですよね…。像高は3.12mもあって、なんと、頭と体は1本の木から彫り出されているんだそうです。

滋賀県を飛び出して東京国立博物館へ

そんな貴重な巨大秘仏の木造十一面観音坐像をはじめとする、櫟野寺が所蔵する重要文化財の平安仏20体を一堂に集めた『特別展 平安の秘仏-滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち』が、東京上野の東京国立博物館で、9月13日(火)から12月11日(日)までの期間で開催されています。

重要文化財に指定される平安時代の仏像20体は、寺外で展示されるのは初めてのこと。そんな秘仏が出展されるとあって、開催日当日はたくさんの人で賑わったようです。

こんなスピンオフ企画も登場していました!

出典筆者自作

この『櫟野寺』を『らくやじ』と読める人って、そうはいませんよね…。

そんな大問題(?)を解決するために、漫画家・イラストレーターのみうらじゅんさんと、俳優で小説家などとして幅広く活動するクリエイターのいとうせいこうさんが、『櫟』普及委員会なるものを発足していました。

ルビ(ふりがな)をふらなくても、誰もが『らくやじ』と読めるようにしようというコンセプトのもと、櫟野寺の魅力を発信していく企画なんだそうです(笑)Twitterアカウント(@raku_iinkai)もあるみたいなので、是非チェックしてみてくださいね。

ちなみに、『櫟野寺』をスマホやパソコンなんかで打ちたいときは、『いちい』と入れて変換すると『櫟』と出たり、『いちのもと』と入れて『櫟本』に変換してから『本』を取ったりすると良いそうです!


そんな話題で盛りだくさんの『特別展 平安の秘仏-滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち』、お近くを訪問の際は是非立ち寄ってみてくださいね。

SNSでシェアする際は、『いちい』『いちのもと』で変換するのを忘れずに(笑)

■開催概要

会期:2016年9月13日(火) ~ 2016年12月11日(日)
会場:東京国立博物館 本館特別5室(上野公園)
開館時間:9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
(ただし、会期中の金曜日および、10月22日(土)、11月3日(木・祝)、11月5日(土)は20:00まで、9月の土・日・祝日は18:00まで、10月14日(金)、10月15日(土)は22:00まで開館)
休館日:月曜日
(ただし、9月19日(月・祝)、10月10日(月・祝)は開館、9月20日(火)、10月11日(火)は休館)
観覧料金:一般1,000円(900円)、大学生700円(600円)、高校生400円(300円)
中学生以下無料

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