出会いは今から18年前、雨の日の夜のこと

出典 https://www.youtube.com

当時まだ女子高生だった彼女の前に現れた彼。それから勝手に女性の家に転がり込んでは居候を続け、気がつけば随分と長い年月が流れていました。

ここで語られるのは、夫婦でも父娘でも祖父と孫娘の間柄でもない、若い女性と一人のおじいさんが紡ぐ日常生活の1シーン。

一見、奇妙極まりないと感じるような男女の不思議な関係。けれでもそこに流れるのは、親密で優しい時間。どうぞ最後までご覧ください。

やわらかな午後の日差しと小鳥のさえずり、縁側で一人寛ぐおじいさんの姿。でも心なしか、疲れて元気がなさそうにも見えます。

「どう、調子?」

ペットボトルのミネラルウォーターをコップに注ぎながら、おじいさんの背中に向かって声をかける若い女性。

「まぁ…なんとか生きてるよ」

おじいさんは自分のことを訊かれているのに、どこが他人事のようにそっけなく答えます。

「また、すぐそう言う…」女性がいつ訊いても同じような返事をしているのでしょう。でもその表情、声からはおじいさんの身体をとても心配している様子が伺えます。女性はお水を持っておじいさんの横に座ります。

「このトシで五体満足ってわけにもいかないだろう?」

おじいさんはおじいさんで女性に対して余計な心配はかけたくはないのでしょう。年齢が年齢なんだから仕方がないんだよと、身体は辛いであろうに、つとめて笑顔で女性に語りかけます。

すると女性はふと、縁側から空を見上げてひと言呟きました。

「18年前…」

出典 https://www.youtube.com

「…なんだっけ?」

女性の呟きに不思議がるおじいさん。とぼけているのか、それとも…

18年前…、それはもちろん2人が出会った年です。女性は彼と初めて出会った日の夜のことを思い出していました。

「雨の日、コンビニの駐車場で…

「あれからもう18年か…」

それはつい最近のことだったようにも思えるのに、年月は随分と経過していました。

「私に助けを求めるような目で」

出典 https://www.youtube.com

「…腹が減っていただけだ」

当時を思い出した気恥ずかしさからか、わざとらしく悪態をつくおじいさん。2人は顔を見合わせて微笑み合います。

女性はおじいさんとの記憶を遡ります。全身を泥だらけにして、顔もボロボロに汚して帰って来た日が何度もあったこと。

「昔はよく喧嘩して帰ってきて…」

「…覚えてないなぁ」

「まぁ、いろいろ迷惑をかけた、と…」

女性に対して申し訳なかったと思う気持ちはたくさんあったのでしょう。しかし…

「迷惑だと思ったことは一度もありません」

「自分勝手で、わがままで、“都合のいい時だけ”甘えてくる…。

18年か、身体もガタがくるわけだなぁ…」


女性の本心と言葉に嬉しくなり甘えたくなってしまったのか、膝を枕に横たわるおじいさん。

「長生き、してね…」

ポツリと呟く女性。その言葉に返事ができず、無言になってしまうおじいさん。

少し間を置いてから女性はもう一度言います。

「長生き、してください…」


「してますよ
(もう十分に。あなたのおかげでね)」

「だからぁ…」

▼2人のステキな関係、もうお分かりですよね?(約1分30秒)

出典 YouTube

出典 https://www.youtube.com

「わかってますって」

そう、彼の正体は擬人化されたおじいさん猫だったのです。

「18年間ありがとう。これからも宜しくお願いします」

出典 https://www.youtube.com

「こちらこそ!」

実はこちらの動画は、“猫まっしぐら”のフレーズでお馴染みの『Kal Kan(カルカン)』を発売するマース ジャパン リミテッド社が制作した『18歳のおじいちゃん 18-year-old grandpa』という企業CM作品です。

動画の導入時では「この2人、一体どんな関係なの!?」と、ただならぬ妄想さえしてしまいそうですが、実際に猫と一緒に暮らしている方であれば、おじいさんの言動からして、スグにピンと来たかとも思います。

猫を擬人化させるという試みで、実際に猫などの動物を飼ったことがない方にも感情移入ができるユニークな構成が秀逸。これまでの記憶をふり返りながら、これからも一緒に生きていこうと、改めてお互いの絆を確認し合う内容には深く考えさせられてしまいます。

思わず自分自身の姿を重ね、飼い猫や家族が愛おしくなってしまった…なんて方も多かったのではないでしょうか。

現代では20年以上生きることも珍しくない猫たち

Licensed by gettyimages ®

猫の平均寿命はこれまで15歳程度だと言われてきましたが、人間の平均寿命が伸びている昨今に倣ってか、猫の寿命も伸びている傾向があります。20年以上長生きする猫も珍しくなく、アメリカでは38歳まで生きたご長寿猫もいるくらいです。

『カルカン』など猫の大切な食事であるキャットフードの改良や、獣医学のめざましい進歩もあり猫の平均寿命が伸びている要因はいくつも出典がありますが、いちばんの理由は飼い主と猫の関係、意識の変化であると考えられます。

人間同様、年齢や体調に合わせての食事の栄養管理や身体のメンテナンスを行うなど、いまやペットという立ち位置ではなく、家族の一員として迎えられている世帯が年々増えています。それはまるでお腹を痛めて産んだ我が子のように、あるいは長年連れ添った伴侶のように…

わかってる、ずっと一緒には居られないこと。でも“その日”までは…

出典 https://www.youtube.com

動画のおじいさん猫は、飼い主の女性と出会ってから18年が経過しています。仮に現在20歳だった場合、人間に換算したら100歳前後となります。つまり、いつ何が起きてもおかしくないと言える年齢なのです。

「家族に長生きしてもらいたい、いつまでも健康でいてほしい」、それは誰もが持っているはずの温かくて優しい想い。


あなたが「たいせつなひと」の身体や健康のために、してあげられることは何ですか?

この記事を書いたユーザー

hiraku このユーザーの他の記事を見る

ヘタクソながら執筆してます。読み手の発見、驚き、笑顔につながるような内容を心がけています。

得意ジャンル
  • インテリア
  • マネー
  • 動物
  • 海外旅行
  • 国内旅行
  • おでかけ
  • グルメ
  • 料理
  • テレビ
  • 恋愛
  • 美容、健康
  • ファッション
  • キャリア
  • おもしろ
  • ニュース
  • 音楽
  • 話題
  • 社会問題
  • スポーツ
  • インターネット
  • ライフハック
  • 広告
  • 育児
  • 暮らし
  • ゲーム
  • カルチャー
  • エンタメ
  • 感動
  • コラム

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス