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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
2016年9月11日(日)乳がんで闘病中のフリーアナウンサー小林麻央さんのブログでは、人間ドックで再検査を受けた時のことが語られておりました。

2年前に受けた人間ドックの再検査では授乳中のしこりのこと、乳腺の先生に伝えられたことについて触れておりましたが、何故その時点で気が付けなかったのでしょうか。

今回は「小林麻央さんが受けた人間ドックの再検査」について、医師に解説をしていただきました。

小林麻央さんが行った人間ドックの再検査の内容

触診

乳房に直接触れることによって、しこりの有無や乳頭からの分泌物の有無などを医師が確認します。また同時に乳房や乳頭の状態も目で見て確認することになります。

超音波

超音波を用いて、その組織の状態を見る検査で、プローブと呼ばれる手持ちの機械を乳房に当てて検査を行います。被爆の心配がなく、数ミリ単位の細かいしこりも見つけることができます。

マンモグラフィー検査

乳房を見るための専用のレントゲン撮影をする機会です。乳房を上下から押すようにして、平たくして撮影します。初期の乳がんで見られる細かい石灰化を見つけるのにも適しています。

再検査で乳がんが発見できなかった理由

乳がんであっても、それぞれに形態や触った感じなどが典型的ではないこともあり、今回の小林さんのケースがどうして発見できなかったのか、ということはわかりません。

乳腺の専門の先生が二人いて両方が「心配のないもの」と判断したということですから、非典型的なケースであったのではないかと思われます。

小林麻央さんが授乳中に患っていた「乳腺炎」

症状

乳房が熱をもって、しこりが出来てしまったり、赤くなってしまう。悪寒がしたり、発熱したりする場合もあります。

原因

乳腺炎には二種類あり、母乳のつまりによって起こるものと、ばい菌が入ってしまい化膿してしまうものに分けられます。

母乳のつまりによって起こるものは、高脂肪食や、胸の締め付け、授乳間隔の問題などが原因となりやすいと考えられます。

治療法

熱をもっている場合は冷やしたり、詰まりが軽度であれば飲んでもらったり、搾乳することで改善する場合があります。ひどく張ってしまったり、熱や悪寒がある場合は、すぐに病院に行きましょう。

乳腺炎と乳がんのしこりの違い

乳腺炎と乳がんのしこりの違いは、例えば乳がんのしこりは可動性がない(押しても動かない)のに対し、乳腺炎では弾力がある、押すと痛みがあることが多い、などといわれています。

乳がんの早期発見の重要性

乳がんは日本人の女性の12人に1人がかかるともいわれている頻度の高い病気です。がんが直径2センチ以内、他の組織に転移がない状態で見つけることが出来れば約9割の方が治る病気といわれています。

セルフチェック、定期的な検診を忘れず、早期発見・早期治療に努めましょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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