記事提供:しらべぇ

カーエレクトロニクス機器の製造販売を手がける「ビートソニック」(愛知県日進市)がこのほど、車載用カセットデッキの新製品を発表した。

カセットテープにレコード盤から録音(ダビング)した楽曲や、ラジオから録音(エアチェック)した音源を聞くことがごく一般的だったのは、1970年代から80年代。その後、MDやCDが登場すると音楽は「ファイル」になり、21世紀を迎えた。

現在、新車でカセットデッキを搭載したクルマは皆無に等しくなっている。

スマホ再生にも対応

発表された商品は、AM/FMラジオとオートリバース機能付きのカセットデッキがセットになったもの。マイクロSDカードスロットやUSBポートもあり、MP3音楽ファイルの再生が可能で、φ3.5mm ミニジャックを使うとスマホの音楽も再生できる。

なおオートリバースとは、カセットテープのA面からB面またはB面からA面を手動で「裏返す」操作なしに自動再生してくれる機能のこと。ある年代以上の人には説明不要だが、カセットデッキを扱ったことがない若い世代には「なんのこっちゃ」かもしれない。

ともあれ、愛車のカセットデッキが壊れたまま新品が手に入らず嘆いている高齢ドライバーから音楽はスマホで聞くのが当然の若年ドライバーに至るまで、幅広い層のニーズに応えてくれそうだ。

カセットテープは「新しい」?

最近、この「カセットテープ」を再びメディアとして使い始めたアーティストも散見される。たとえば大貫妙子は、自身が1977年に発売したセカンドアルバム「SUNSHOWER」をカセットテープで再販。

人気バンド「UNICORN」もTBSドラマ「重版出来!」の主題歌「エコー」で、A面が楽曲・B面がカラオケという構成の「カセットシングル」をリリースしている。

カセットテープは、収録された楽曲の再生順序を変えられず、「1曲だけ飛ばす」という操作も難しい。どうしても収録順に楽曲を聴くことになるから、アルバムでは、アーティストが意図した通りに再生することになる。

「作品としての音楽アルバム」にはおあつらえ向きな一面もあることから、今後、カセットテープ復権の可能性もなくはなさそうだ。

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