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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
最近では「痩せ姫」と呼ばれるような、痩せることへ対して強い執着を持つ女性のかたが増えてきているそうで、拒食症摂食障害などの危険が促されています。

そんななか、極端な食事制限や過酷なダイエットを続けていると、脳内が「ダイエッターズ・ハイ」に陥る場合があるそうです。

今回は生命の危険さえある「ダイエッターズ・ハイ」の脅威について、医師に解説していただきました。

ダイエッターズ・ハイ

ハードなダイエットを続けて急激に痩せてきているのに、本人はつらいなどころか、幸せで充実していて、かつ活発に日常生活を送っている状態をいいます。

ダイエッターズ・ハイのメカニズム

過激なダイエットを続けていると、脳にある視床下部という部位から、人がストレスを強く感じた時に分泌されるCRHというホルモンが分泌されます。

このホルモンの作用によって食欲を抑制し、頭の働きや身体的な活動を促進することでストレスを排除しようとするメカニズムが働きます。

さらに、CRHが脳下垂体に働きかけて「脳内麻薬」などと呼ばれることもあるβーエンドルフィンという物質が分泌されます。このβーエンドルフィンの作用により、幸せな感じや充実感が現れると考えられています。

ダイエッターズ・ハイの症状

厳しい食事制限や運動を行っても、疲労したり元気がなくなるどころか、活発でダイエット前よりもむしろ活動性が増したような状態になります。

ダイエッターズ・ハイによる危険

やはり、ダイエットを苦痛に感じず、厳しい食事制限や運動の日々に幸福感を感じてしまうようになると、心配になるのは栄養失調や低体重です。

痩せが進んでくると、だんだん適正体重や理想的な体型に関する考え方も変わってくる場合があり、摂食障害(拒食症など)を発症してしまうことが危惧されます。

ダイエッターズ・ハイの心理的要因

CRHの分泌は、ストレスが大きいほど多く分泌されるといわれています。

ダイエットを含む日常生活に強いストレスを感じていた方こそ、ダイエッターズ・ハイも強いものが起こり、危険な状態になってしまいやすいと考えられます。

ダイエッターズ・ハイの治療方法

ダイエッターズ・ハイ自体は、特に医療機関での治療の対象になるものではありませんが、極端な食事制限や激しい運動などによって栄養失調に陥ってしまうとそれに応じた点滴などを含む栄養補給や全身管理を行うことになります。

また、摂食障害を発症すれば、それに応じた精神療法なども行われることになりますね。

ダイエッターズ・ハイにならないために

急激な肉体的・精神的なストレスを与えないよう、過激なダイエットではなく健康的な身体を目指した無理のないダイエットを行うことが重要と思われます。

≪拒食症や過食症といった言葉を耳にしたことはありますか?≫
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医師からのアドバイス

ダイエット・ブームも長く続いていますが、ダイエッターズ・ハイの状態にあると思われる方、特に若い女性も時々見返ることがあります。

モデルさんのような標準体重を大幅に割り込んだ体型が魅力的、という考え方を見直していけたらいいですね。

(監修:Doctors Me 医師)

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