記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
妊娠をしたら、もちろん妊婦さんは栄養をしっかり取って健康でなければいけませんが、特に必要な栄養素があります。

「葉酸」をご存知でしょうか。この栄養素は妊婦さんや赤ちゃんの為にも必要不可欠となります。

そこで今回は「 妊婦や赤ちゃんにとっての葉酸の必要性」がテーマです。医師に解説をしていただきました。

葉酸

葉酸はビタミンB9などと呼ばれることもある水溶性のビタミンの一種です。

葉酸が身体の中で足りなくなると、DNAを作る段階で問題が生じ、悪性貧血や赤血球の障害が起こったりすることが知られています。

また、特に妊婦さんで不足すると二分脊椎などになる可能性が高まることも知られています。

妊婦や赤ちゃんにとっての葉酸の効果

【妊娠初期】
葉酸が十分体内にあることで、赤ちゃんの二分脊椎や無脳症のリスクを下げてくれるといわれています。

【妊娠中】
造血に大切な葉酸は、血液量が増加して貧血になりがちな妊婦さんの貧血の軽減や予防にも役立ち、赤ちゃんに十分栄養が行き渡るようにサポートしてくれることになります。

また、ムズムズ足症候群など鉄不足が原因となるといわれる不快な症状が起こりにくくしてくれます。

【授乳中】
授乳中も、母乳を介して赤ちゃんに栄養を与えることに役立ちます。

葉酸の1日の摂取量

葉酸は、妊娠を計画していたり、妊娠中の女性は1日に480μg(マイクログラム)の摂取が望ましいといわれています。

また、授乳中の場合も通常時より多めに、340μgを摂取することが推奨されています。

ただ、20代では1日摂取量が900μg、30代では1000μgが上限とされていますので注意しましょう。

葉酸が不足することで起こる症状

【二分脊椎】
二分脊椎とは、お腹の中で赤ちゃんの背骨が作られるときに、何かの理由で形成不全となって起きたもので、神経管の閉鎖障害に分類されます。

二分脊椎には開放性のものと閉鎖性のものがあり、一般的には二分脊椎というと症状がより深刻な開放性の二分脊椎のことを指すことが多いようです。

症状としては、二分脊椎が起こっている部分より下の間隔(知覚と運動感覚)がマヒしてしまい、排泄の障害などが起こることがあります。

また、二分脊椎を持つ赤ちゃんの半分以上に水頭症を合併します。

【無脳症】
無脳症とは、大脳が欠損してないか、あるいは小さな塊になっているものをいいます。

妊娠のごく初期に、神経管の発達が阻害されて起こるといわれています。

葉酸を効率よくとるポイント

■妊娠を考えている方は、必要に応じて専用の葉酸サプリなどを適量摂取する

■鳥のレバー、牛レバーなどを適量取る

■緑黄色野菜を食事に取り入れる

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医師からのアドバイス

妊婦さんと葉酸の問題は、ずいぶん近年注目されています。

不足しないように摂取することはもちろん大切ですが、妊娠は必ずしも計画的に起こるものではないので、妊娠する可能性のある方は心がけてとるようにしておくと安心ですね。

また、サプリなどでは多めに服用したりすると上限量を超えることがありますから、しっかり表示を見て使用しましょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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