記事提供:favclip

今年没後400年を迎えたイングランドの劇作家、ウィリアム・シェイクスピア(1564年ー1616年)。シェイクスピア作品と聞くと、なかなか難しそうなイメージですが、実は、そこから派生して生まれた作品や、今の私たちの生活に身近なものがたくさんあります。

例えば、ミュージカルや映画として知られる『ウエスト・サイドストーリー』は、『ロミオとジュリエット』に着想を得て創られた作品ですし、同じく『キス・ミー・ケイト』は、『じゃじゃ馬ならし』のミュージカル版を上演しようという俳優たちを描く、バックステージもののコメディ・ミュージカルです。

このほかにも、私たちの馴染み深いところでウィリアム・シェイクスピア作品や彼にまつわることが様々な形で現代も生き続けています。

オセロ(ゲーム)

日本で生まれた白黒の石をひっくり返して勝敗を決めるゲーム「オセロ」。その名前は、オセロの考案者である長谷川五郎の父・四郎の発案で付けられました。英文学者だった四郎は、シェイクスピアの戯曲『オセロ』からその名前を引用。

黒人の将軍であるオセロと、白人の妻デスデモーナを中心に敵味方がめまぐるしく寝返るというストーリーに、黒白の石がひっくり返りながら形勢が次々変わっていくゲーム性をなぞらえました。

またオセロの盤面が緑色なのは、戯曲『オセロ』の戦いの舞台、イギリスの緑の平原をイメージしたからと言われています。

アン・ハサウェイ(俳優)

映画『レ・ミゼラブル』や『アリス・イン・ワンダーランド』の出演で知られる俳優アン・ハサウェイ。

その名前の由来は、ウィリアム・シェイクスピアの妻アン・ハサウェイから命名されたものです。現代を生きるアン・ハサウェイの母親のケイト・マッコーレーは、『レ・ミゼラブル』アメリカツアーのファンティーヌで活躍した俳優。とても演劇に造詣の深い一家で育ったようです。

東京グローブ座(劇場)

ジャニーズ事務所所属のタレントの舞台が頻繁に行われる東京グローブ座。この「グローブ座」という名前もシェイクスピア由来のもの。1599年に開業したロンドンのグローブ座は、シェイクスピアの戯曲が数多く初演された劇場として知られています。

20角形の円筒型の構造で、中央の中庭部分は立ち見のための広場であり、中庭部分に突き出す形で舞台が設置されていました。そのロンドンのグローブ座の構造を参考に、東京グローブ座は設計されています。

ボードゲームから人名まで、いまも残るウィリアム・シェイクスピアの様々な影響。このほかにも、言葉などで気づかぬところにその影響は息づいているのです。

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス