クラウドファンディングに初めて挑戦したのは2013年の1月、ニューヨークでの個展開催費用を集めた時です。

当時は、今よりも、もっともっと『クラウドファンディング』という言葉が浸透していなくて、「被災地に義援金は出すけど、なんで他人の夢に金出さなきゃいけねーんだ!」という時代でしたから、持ち前の好感度の低さもあり、散々っぱら乞食扱いされました。

タイミングも原因の一つ。その時期は、芸能界がペニーオークションで荒れ、相方が生活保護の問題で世間から大バッシングされているタイミングで、「僕にお金をください」と手を挙げたものですから、「お前、正気か?」とキチガイ扱い。

週1ペースで燃えている僕のSNSが可愛く思えるぐらいの火力で、燃えに燃えました。ワンピースの実写版映画がある際は、是非とも『火拳のエース』役として起用していただきたいです。

ただ、世間の皆様が怒ろうが、僕のSNSがカナダの山火事レベルに燃えようが、僕がゴキブリより嫌われようが、クラウドファンディングが次代の選択肢の一つであり、可能性であることには変わりなく、僕の口から頻繁に発動する「知るか、タコ!」の一言で乗り切り、その時は2週間で530万円が集まりました。

僕がクラウドファンディングに魅力を感じている部分は、言い訳ができなくなったという点。これまで居酒屋の隅の方でこぼれていた「良いアイデアや才能はあるんだけれど、お金がないからできない…」という言い訳がクラウドファンディングのおかげで一気に通用しなくなりました。

「良いアイデアや才能があるのなら、見せてみろよ。それが本物であれば、お金は集まるよ」とクラウドファンディングは僕らに言うのです。面白いなぁ。

その後も、何度も何度も何度も、手を変え、品を変え、吉本興業がクラウドファンディングの使用を禁止してもくぐり抜け、雨にも負けず、風にも負けず、クラウドファンディングを使い続けてきました。

おかげで、日本で一番、クラウドファンディングを利用し、日本で一番、クラウドファンディングでお金を集めた『ミスター・クラウドファンディング』となりました(※注=自分で言ってるだけ)。

勝負事がめっぽうお好きで、やるからには全打席ホームランを狙いにいく僕は、加えてオタク気質なものですから、とにもかくにもクラウドファンディングの研究研究研究。「仮説を立てたら即実験」を繰り返してきました。

その中で、お金の本質を把握できていない人達や、クラウドファンディングを資金調達のツールとしてしか使えていない人達や、クラウドファンディングというサービスを提供する各会社の良いところや悪いところ、そういったモノをたくさん見てきて、「僕ならこうする」を実践してきました。

クラウドファンディングで一冊の本が書けるぐらいになったので、書きました。是非、読んでみてくださいステマ。

そして、一昨日、また新たにクラウドファンディングを立ち上げました。11月の1ヶ月間、表参道で開催する個展『えんとつ町のプペル展』を入場無料にするための費用を集める企画です。

目標金額の180万円は初日に突破。なんと、1日で200万円に到達しました。支援者は、まもなく700人。

本当に、本当にありがとうございます。「なんて、ものすごい景色を無料で提供してくれるんだ!」が僕らのゴールなので、まだまだまだまだ頑張ります。

そして、これまで肩身の狭い思いをさせてきてしまった人達に、「ほらね。だから、言ったでしょ」と言わせてあげることで、恩返ししたいです。

いつもありがとうございます。もっと面白いところへ行きましょう。

キングコング西野の個展『えんとつ町のプペル展』を入場無料で開催したい。

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