親も不安で仕方がない低出生体重児

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生まれた時の赤ちゃんの体重が2500グラム未満の赤ちゃんは「低出生体重児」、1000グラム未満で生まれた赤ちゃんは「超低出生体重児」と呼ばれ、日本では出生率は減少しているものの、不妊治療などで双子や三つ子の赤ちゃんが生まれる可能性も高くなり、低出生体重児の確率は増加しているそう。

小さな体で生まれた赤ちゃんは、それだけ体の機能が未発達で免疫力も弱く、重度の感染症や合併症を起こしやすいと言われます。生まれてきても、生き延びることが難しいとされるために新生児集中治療室で24時間ケアが施されます。

28週未満で生まれるといろんなリスクも…

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あくまでも「リスク」ということですが、28週未満で生まれてきた赤ちゃんは脳性麻痺や精神発達、学習障がい、視聴覚障がいなど様々なリスクを伴う傾向があるとされています。親としては、赤ちゃんが無事に生まれてくれることだけが願いです。小さな体で生まれ懸命に「命」と闘っている我が子を見ると、心配や不安は計り知れません。

今年1月にドイツで誕生したエミリアちゃんは、生まれた時には足のサイズが大人の親指の爪の大きさで、身長22センチ、全体重がグレープフルーツやパプリカよりも軽いわずか226グラムという「世界で一番小さな赤ちゃん」として記録されています。

エミリアちゃんと両親

出典 https://www.facebook.com

エミリアちゃんが生まれた当初は、あまりの小ささのために恐らく生き延びないのではと懸念されていたそうですが、世界一小さくてもエミリアちゃんは世界一のファイターだったようです。9ヵ月経った現在は、3231グラムと新生児並みの体重にまで成長しました。

エミリアちゃんが生まれる前の世界記録は、米シカゴの母親が25周目で出産した243グラムの赤ちゃんだったそうです。エミリアちゃんの出産に立ち会った医師は、「通常、396グラムで生まれても、生き延びるのは非常に困難だとされています」と述べ、今日まで闘ったエミリアちゃんを「素晴らしいファイターだ」と称賛しました。

というのも、エミリアちゃんは体重が340グラムの時に腹部の手術をしています。小さな小さな体で手術にも耐えた強靭な生命力には、周りの誰もが驚き感動しました。今のところ、エミリアちゃんに障がいはなく、ゆっくりですが日に日に体重も増えている様子。

「たくさんの涙も流しました」

出典 https://www.facebook.com

エミリアちゃんのお母さんは「苦悩の日々があり、涙もたくさん流しました。でも明らかのこの子は生きたいと思ってくれたようです」と娘の生命力の強さを称えました。

医師も驚いているように、エミリアちゃんがここまで成長できたことはまさに奇跡。世界で一番小さくなファイターは、これからも両親に支えられながら力いっぱい生きていくことでしょう。エミリアちゃんの今後の健やかな成長を願ってやみません。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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