サービスする側と受ける側

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日本では、「お客様は神様」というフレーズが耳に馴染んでいる方も多いでしょう。サービスする側は受ける側にもちろん丁寧に接するというのは基本の接客マナーですが、客である側もやはりサービスしてもらうという気持ちを忘れずに、「ありがとう」「お願いします」という言葉を発することが必要なのではないでしょうか。

「お客様は神様だ」と豪語する人に限って実はクレーマーというのはよくある話。それでも接客する店側は心の中で嫌な客に悪態を吐きつつも我慢して笑顔でサービスしているわけです。でも、このカフェは従来のそんな方針を変更。丁寧にオーダーしない客には「罰金」まで支払ってもらうことにしたのだそう。

スペインのとあるカフェでは…

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スペインのコスタ・ブラバにあるカフェ「Blau Grifeu in Llanca」では、基本のマナーを忘れてオーダーするととんでもない罰金が科せられてしまうのだとか。

例えば、コーヒー一杯は1.3ユーロ(約149円)ですが

「おはよう(もしくはこんにちは)、コーヒー一つください。ありがとう」

と言えばそのまま1.3ユーロ支払うだけでいいそう。ところが

「コーヒーください」

だけだと罰金が加算されて料金は3ユーロ(約345円)に。

更にぶっきらぼうに

「コーヒー、一つ」

とだけ言う客には、コーヒー一杯の値段が5ユーロ(約576円)にまで上がってしまうという厳しさ。

「お願いします」「ありがとう」と言って…

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朝のコーヒーをオーダーする時に「おはよう!コーヒー一杯ください、有難う」というとわずか1.3ユーロの支払いでいいのですが、サービスしてもらう側だからといって横柄な態度に出るとコーヒー2杯分の金額を余裕で払わなければならなくなるというカフェの新方針に、どうやら客の態度に変化があった様子。

カフェのオーナーであるマリセーユ・ヴァレンシアさん(41歳)は「罰金制にしてからというもの、みんなオーダーする時にものすごく丁寧になりました。最近は、急いでいるからといってつい『お願いします』『ありがとう』の言葉を忘れがちでしょ。でもこうしたシステムを設けることで、人間関係においての大切なマナーを思い出してくれるようになるのは嬉しいことです」と話しています。

コロンビア出身のマリセーユさんは、コロンビアでは、サービスする店側スタッフに対して市民はスペインより丁寧だと感想を述べ「スペインはコロンビアよりも観光客が多いっていうのもあるけれど、横柄な観光客が増えている気がする」と話しています。

自身のカフェを罰金制にしようと思ったきっかけは、パリのあるレストランのサービスにインスパイアされたからなのだとか。客の丁寧な態度によって食事料金を割引きするというシステムをとっているのだそう。

基本のマナーを忘れずに

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ディスカウントされるとあっては、客も喜んで丁寧になるに違いありませんが、罰金制のカフェもそこそこいいところを突いているのではと思う筆者。基本の挨拶さえきちんとできない人が増えているというのは悲しい事実なので、自分で自分のマナーに気付かせられるという場があることはいいことではないでしょうか。

「ありがとう」や「お願いします」は基本中の基本。私たちもその言葉をいつも忘れずに、日常生活を送りたいですね。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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