写真を撮ることの意味って何だろう?

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みなさんは、写真撮影が好きですか?何か・誰かを撮ることを好きなんだけど、自分が撮られることは好きじゃないという人も中にはいます。筆者もその一人。筆者が幼い子供の頃は親が筆者の写真を撮っていたために記録として残されているのですが、「撮られるのが苦手」と意識するようになってからは、なるべくカメラの裏側に控えるようにしてきました。

みなさんは、写真を撮ることの意味というのを考えたことがありますか?思い出を頭の仲の記憶に留めておくだけでなく、可視化したいという気持ちが私たちの中にあるからこそ写真を撮って、刹那の感情を一枚の写真に閉じ込めているのではないでしょうか。

いつも自分は撮る側で

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写可視化された思い出は、一生残っていきます。笑顔をレンズに向けることに緊張したり、自然な笑顔ができなかったり、また容姿にコンプレックスがあったりする場合など写真を撮られるのが苦手という理由は人それぞれ。でも撮られるのが嫌だと思う人のほとんどは、何かしら自己否定の気持ちを抱いているのではないでしょうか。

このほど、これまでほとんど写真を撮る側で撮られなかったことを激しく後悔している一人の母親の心境が、海外サイト「Little Things」に掲載され、筆者の胸に深く響きました。

「一緒に」と言われても言い訳して断って来た母親

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リビー・マクマーホンさんは3児の母親。彼女は子供がある程度成長してからは特に子供たちと一緒に写真を撮ることを故意に避けて来たといいます。「自分は太いから」「髪がぐちゃぐちゃだから」「メイクをしていないから」毎回、「ママも一緒に撮ろうよ!」と言われる度にそんな言い訳をして、自分は決してレンズの表には立たなかったそう。

自分の服装も、髪型も、体型も全て気に入らなかったリビーさんは、子供たちの写真をいつも撮る側に回っていました。そんなリビーさんにある日悲劇が訪れました。娘の一人であるリアノンさんを亡くしてしまったのです。

娘を失くすという悲劇の中で、娘の思い出を探そうと写真を整理していた時にふと気づいたというリビーさん。「娘と私が一緒に撮った写真が、一枚もなかったんです。」

その事実に、これまでに味わったことのない激しい後悔がリビーさんを襲いました。「どうして…どうして私は愛する子供たちともっと一緒に写真を撮ってこなかったのだろう。」もうどんなに悔やんでも悲しんでも、リアノンさんとリビーさんは二度と一緒にカメラの前に立つことはできません。

別々の写真を切り抜いて張り合わせたリビーさん

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リアノンさんが写っている写真と、自分が過去に誰かと撮った数少ない写真を貼り合わせて、まるで一緒に撮ったかのように工作したリビーさんでしたが、その行為中にもやはり悔やむ気持ちが溢れ出ました。

「私はとっても大切なことを見逃してしまいました」そう語るリビーさん。リアノンさんを亡くしてからは、息子と末っ子の娘と一緒になるべく多く写真を撮るようにしているそうですが、リアノンさんのことを思うと一緒に写った写真が一枚もない寂しさが募ります。

「どうか、愛する人と一緒にカメラの前に出て」

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リビーさんは、子供を持つ他の親に自分と同じような後悔の念を味わってほしくはないという気持ちから、心境を告白しました。

「髪型とか、体型とか、どうでもいいんです。ノーメイクだってかまいません。どうか、あなたの愛する子供たちとたくさん写真を撮って、思い出を増やしてください。撮られることが苦手でも、どうかみんなと一緒にレンズの前に回って思い出を作ってください。あなたの大切なお子さんとの写真をたくさん残せば、きっと後悔はしないでしょう。」

リビーさんの切実な訴えは、ハッとさせられました。撮られることが苦手でいつも家族の写真を撮ってばかりいた筆者に、リビーさんは大切なことを教えてくれた気がします。思い出は、頭の隅に残しておくだけでなく形に残すことが大切だということ。そしてその思い出は愛する人とできるだけたくさん作っておくこと。

あなたも、後悔のないようにあなたの大切な人との写真をたくさん撮ってくださいね。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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