テクノロジー依存の子育て落とし穴

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スマホやタブレットなど、現代は便利なものが次から次へと出るようになったおかげで、私たちもその便利性が日常生活に欠かせなくなってしまっています。子供を持つ親でも授乳しながら、または寝かしつけながら、子供を遊ばせながらの「ながら」スマホをする人が多いために、注意散漫になり事故が起こりやすくなっています。

そしてそんな親を見て育つからか、子供たちもまたこうしたテクノロジー依存症になっているケースが多く、親は子育てに、そして子供は発育に支障をきたしてしまうという危険性が度々メディアでも訴えられてきました。

食事時になっても電子機器を手放さない子供たち

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何度言い聞かせても、いつも画面とにらめっこ…そんな我が子に辟易している親も少なくないでしょう。海外でも日本でもそれは同じ。画面を見ることへの集中力はあるのですが、それ以外にはまるで無関心という子供たちの姿が浮き彫りに。つまりそれは、感受性の欠如にも繋がる発育問題となってくるのです。

このほど、そんな現代社会の問題を提示した社会実験が行われました。数組の家族の子供たちがそれぞれターゲットとなっています。

夕飯時、テーブル席でもタブレットに夢中の子供たち

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食べる瞬間までタブレットを手放さない習慣が身に着いてしまっているのでしょう。子供たちはずっと画面に釘付け。

そんな中、家族たちはそれぞれダイニングの模様替えを始めます。家族写真を取り外し、絵画を壁にかけたり、いつもはない観葉植物を置いてみたり、パパは変な格好をしたりするのですが、子供たち、全く気付いていません。

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パパが後ろで仮装しているのにも気付かない…。

そして、周りの物を入れ替えた後は、人間の入れ替えです。お母さんが別の人と変わります。それでも子供たちは気付かないのでしょうか。

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服装が同じだと、視界に入る色が同じなために気付かれにくいかも知れませんが、ある家族は全く似ても似つかないお母さんに変わりました。それでも子供は気付きません。

隣に座っていたお姉ちゃんも…

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全く知らない少女に変わっても気付いていない

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いかに子供たちが画面しか見ていないということがわかりますよね。実はこの社会実験、Dolmioというパスタソースの会社に勤めている家族が行ったもの。イタリアでは家族がワイワイ楽しく食卓を囲む文化があり、Dolmioも家族で食事を取る時間を楽しんでほしいというコンセプトでいろんなソースを製造しています。

ところが、現実はこんなもの。パスタであっても何であっても、子供たちはただ口を動かして食べるだけ。家族団らんという大切な姿が、いつの間にか現代社会から消えかけているという警告を鳴らしています。

そこで、ペッパーボタンでwifiを停止!

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Dolmio社特製のペッパーボタンでwifiを停止してみました。すると子供たちが見ていた画面にシグナル無しのマークが。

そこで、初めて「おや?」と気付く子供たち

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wifiが使えなければ自然と画面から目が離れます。そこで子供たちは初めて顔をあげて見まわすと…。

「えっ…だ、誰?」

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全く知らない子供が隣に座っていたり、お姉ちゃんだと思っていた人が違う女の子だったり、はたまた、お兄ちゃんであるはずの人が大人の男性だったり…と、子供たち一気に困惑。

いつのまにか全く知らない人たちに囲まれていた

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そして戸惑いを隠せず、子供たちは席から立ち上がり自分の家族を探そうとします。そこで種明かしとなるわけですが、こうした光景が実は日常茶飯事に行われているということに私たちは気付かされるのではないでしょうか。

目の前のテクノロジーから目を離さない子供は、周りで何かが起こっていても全く気付かず、親もそういう子供を放っておくとますます家族の間に隔たりが生まれてしまいます。誰でも自分の時間は大切。でも、せめて食事の時間は家族でコミュニケーションを取りながら食べましょう、という『基本の大切なこと』を教えてくれている社会実験がこれなのです。

「あー、びっくりした!」

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ゴロリと人が入れ替わっていて驚いた息子を大笑いする家族たち。そうそう、食卓の風景ってこの笑顔が似合うんですよね。むっつりして下を向いて食べていれば美味しい食事も台無し。

テクノロジー依存症による影響とは

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最近では、幼い赤ちゃんも声を出して笑うことが少なくなっているそうです。それは、お母さんが赤ちゃんときちんと向き合わずに片手にスマホでスマホを見つめているからなんだそう。赤ちゃんはお母さんの顔を見て声を出したり笑顔を向けたりします。それがないということは赤ちゃんの成長に大きく影響が出てしまうということに。

テクノロジーの発達は、私たちにとっては大変便利なものであることは言うまでもありません。でも、それに依存し過ぎてしまうと子供たちの豊かな感受性が現実のものではなく、あくまでもバーチャル化したものになってしまい、人の痛みや喜びなどがわかりにくい子供に育ってしまうという危険もあると専門家は述べています。

声を出して笑う子供たちを増やしたい

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筆者が子供の頃は、もう随分昔なので子供は外で遊びまわっていました。時代が変われば人の生活習慣も大きく変わります。外で元気に遊ぶ子供が少なくなった現代は、寂しくても仕方のないことなのですが、親子共々テクノロジーの依存症にならないように気を付けて、子供たちの笑顔が増える子育てをしていきたいものですね。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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