記事提供:ガジェット通信

9月4日、新木場ファーストリングにて『第2回社会人ラップ選手権』というイベントが開催されました。

社会人ラップ選手権とは、さまざまな業界で働く社会人たちがビートに乗せて「フリースタイル」と呼ばれる即興ラップを披露して対決し、その腕前を競い合う大会なのですが、これが非常におもしろい!

今年4月に開催された第1回大会は想像以上のレベルの高さに加え、出場者全員が自分の仕事に誇りを持ち、生き様をぶつけ合うという社会人ならではの熱い内容になり、非常に心を打たれたのを鮮烈に覚えています。

さまざまなメディアからも注目されているこちらの大会ですが、第2回は前回以上にスケールアップしているとのことでしたので、これはレポートをしないわけにはいきません。

さらなる熱い戦いが繰り広げられることを期待し、会場へと足を運んでみました!

官僚vsコンビニ店員!営業vs開発!注目のマッチアップが目白押し!

あらかじめ発表されていた第2回大会の組み合わせ表はこちら。

選手の名前を見て「おおっ、この人は!」とピンとくる人は全然いないかもしれませんが、注目すべきはその職業。

「官僚vsコンビニ店員」「人事vs取締役」「設計開発vs営業」「石油商社vs米農家」などなど、出場者の職業を見るだけでもおもしろそうな組み合わせが1回戦からズラリと並んでいます!

今回は注目選手の歯科医・COYASSさんに密着取材!

レポートをするといっても、イベントの詳細なレポートは他の媒体でも紹介されるでしょうから、普通にレポートをしてもおもしろくありません。

そこで今回は、前回大会で個人的に大好きだった選手に密着してレポートをしてみることにしました!

ドォォォォォオンッ!!今回密着させていただいたのは歯科医師・歯学博士のCOYASSさん。

前回大会では歯科医なのに「オマエの前歯全部ブチ折ってやろうか!?」というダークなフレーズを飛ばしたり、「金ならオレは持ってる」とか腹黒いフレーズを巧みに操ったかと思えば、「インプラント 韻踏まんと」などと医学用語で見事な韻を踏んだり、引き出しの多さを披露しながらも、2回戦で惜しくも優勝者に敗れてしまいました。

こんなおもしろい選手に注目しないわけにはいかないでしょ!

出典 YouTube

第1回社会人ラップ選手権 2回戦 COYASS VS Penny

悪そうな感じの写真を撮りたいというリクエストに快く応じてくれたCOYASSさんですが、「今回はできれば悪さを隠して戦いたい」とのこと。

まあ本業のことを考えればダークなイメージを払拭できた方がいいのは当然でしょう。

歯医者に行って「前歯ブチ折ってやろうか」なんて言われたら泣いちゃいますからね。

それでもCOYASSさんなら派手にブチかましてくれそうな気がしますが、いったいどうなるのでしょうか。

とりあえず個人的にはバリバリ優勝候補だと思っているので、活躍に大いに期待です!

会場はプロレスリングにグレードアップ!開演前から熱気がすごい!

第1回大会は渋谷のクラブで開催されましたが、第2回大会の舞台となるのはなんと新木場ファーストリングというプロレスリング!

対決という部分によりフォーカスした舞台となったわけですが、これは本格的!

COYASSさんもリングでラップをするのはさすがに初めての経験とのことでした。

そして会場の外にはまだ開場時間前にもかかわらずお客さんが集まり始めています。

期待度の高さがうかがえますね!

すると会場の外からなにやらラップが聞こえてきました。

なんだろうと思ったら出演者たちが音楽を流し、「サイファー」と呼ばれる路上セッションをしていました。

つまり出演者たちで即興ラップの練習をしているわけです。

大会が始まれば全員が敵になるわけですが、本番までは一緒に練習する仲間なのですね。

なかなかいい光景です。

その頃COYASSさんは「サイファー」には参加せず、リハーサルが行われているステージを眺めながら何か考えごとをしているように見えます。

バトルで使うフレーズや作戦を考えていたりするのかと思い話を聞いてみると、意外な回答が返ってきました。

バトルでは相手に言われたフレーズに対して切り返していくので、あらかじめ何を言おうとか考えたりすることはほとんどない、とのこと。

つまり完全に即興でラップバトルをしているというわけですね!これはすごい!

いよいよ第2回社会人ラップ選手権開幕!

そしていよいよ開演時間!

オープニングのムービーが流れた後、選手全員がリング上に集結しました。

第2回の優勝者は一体この中の誰になるのでしょうか!?

選手が一旦退場し、ルールや趣旨の説明があった後いよいよ本戦スタート。

COYASSさんは第1試合からいきなり登場します。

さあ、いったいどんな戦いを見せてくれるのでしょうか!?

1回戦第1試合スタート!COYASSさんは広告代理店営業と対戦

メタル調にアレンジされたクラシックをBGMに、COYASSさんが登場してきました!

悪い部分を隠したいと言っていた割には尖りまくっている選曲での登場です。最高かよ!

そして対戦相手の広告代理店営業・チョクジンさんも登場!

スキンヘッドで小太りでメガネという、いじるポイントが多そうな風貌で、ニコニコしながらステージ上をピョンピョンと落ち着きなく飛び跳ねています。なんて濃いキャラなんだ…!

これはいきなりおもしろい戦いになりそうです!

バトルは8小節のラップを2回ずつ交代し、その内容を審査員が判定するという形式でおこなわれます。

ジャンケンで先攻後攻を決めた結果、COYASSさん先攻でバトルスタートです!

先攻のCOYASSさんは「さっき楽屋で問診書書いてもらったら25歳!?オレより1回りも下じゃねえかよ!」「どうなってんだよオマエの見た目!」「今日のクランケはハゲチャビン 頭皮が知覚過敏」などとチョクジンさんの見た目をわかりやすく、なおかつ歯科関連のフレーズを交えつつディスります!

わかりやすいフレーズが中心になったのは、おそらく社会人ラップ選手権を初めて見るお客さんが多い中での初戦になった影響もあったのでしょう。

すると後攻のチョクジンさんは「金もなければ髪の毛もねえ」などと風貌へのディスりを巧みにかわしつつ、「歯医者なんだから金持ってんでしょ!?」と煽り返します。

続いてCOYASSさんは2ターン目でも「医学的にはハゲは清潔」「15年前に死んだオヤジにそっくり」と、徹底してチョクジンさんの25歳に見えない点を攻撃!

対するチョクジンさんは「父さんの話でお涙頂戴してんじゃねえ!」と一蹴。

さらに「オレはいつもお医者さんからたらい回しにされてる」と現代医療への文句をブチ込んだところでバトルが終了となりました。

いやあ、1フレーズ決まるごとに客席からは歓声が上がり、1回戦第1試合からなかなかアツい試合になりました!

そして今のバトルについて審査員が判定をおこなった結果、僅差でチョクジンさんが勝利!

なんと優勝候補だと思って密着したCOYASSさんが1回戦の初戦で敗退するという、企画的には一番最悪な結果になってしまいました…!!

とはいえCOYASSさんは前回同様にしっかり実力を発揮して会場を沸かせていただけに、対戦相手のチョクジンさんを称えるしかありません!

これは今回はすごいことになりそうだぞ…!!

その後も前回を凌駕するハイレベルなバトル連発&波乱の展開に!

その後、顔をあわせてすぐ「負けちゃってすいません」と声をかけてくれたCOYASSさん。

マイクを握るとダークなフレーズが止まらないCOYASSさんですが、マイクさえ持たなければ本当に良い人なんです。

今回はチョクジンさんのハゲについてあえて攻撃を仕掛けたそうなのですが、ハゲとかデブとか見た目に特徴がある人はだいたいその点を攻撃され慣れているらしく、かわすのも上手なことが多いそうなのです。

ハゲと言われ慣れていたチョクジンさんの経験値が上回ったということなのですね。なるほど…。

そんな話を伺っていると、ステージ上では前回準優勝者のMC KAWATAKUさんや、前回優勝者のPennyさんが立て続けに初戦で敗退するなど、波乱の展開が連発!

COYASSさんは「いやあ、今回はマジでヤバいッスよ!!」とレベルの高さに驚いていましたが、確かに会場がグレードアップしただけでなく、選手のレベルも格段にアップしているのが素人でもわかります。

それだけに会場は常にかなりの盛り上がり!

皆さん本業のラッパーではなく、普段は誇りを持って本業をこなしていて、その傍らでこれだけ会場を盛り上げているのですから本当にすごいです!

優勝は電機メーカー営業のOMATA Longinusさん!

その後も白熱したバトルは続き、途中で審査委員長を務めたラッパーのDOTAMAさんのスペシャルライブも挟んで会場の盛り上がりは最高潮に!

最初は客席に座っていたお客さんたちも立ち上がり、リングに身を乗り出して盛り上がる中で決勝戦が行われ、「電機メーカー設計開発」「米農家」「イベント業取締役」を蹴散らしてきた電機メーカー営業のOMATA Longinusさんが福祉団体代表の中心棒a.k.a.センターポールさんを破り、見事優勝となりました。

おめでとうございます!

最後は優勝したOMATA Longinusさんが即興ラップでコメントを決め、第2回社会人ラップ選手権は幕を閉じました。

いやあー、今回もやっぱりおもしろかった!!

社会人ラップ選手権の魅力はたくさんありますが、お客さんの満足度がかなり高そうなのがとても印象的。

ラップのスキルだけでなく、相手をリスペクトしながら生き様をぶつけ合うところは、きっとかなり共感を得られるのでしょう。

まだまだ大きいイベントに育っていきそうな社会人ラップ選手権。

詳細はまだ決まっていないようですが、今から第3回大会が楽しみですね。

最後に今回密着させていただいたCOYASSさん、ご協力ありがとうございました!!

社会人ラップ選手権

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