知られざるママの実態や本音を紹介するコーナー「ママのホント。」

「ノッチでーす!」やオバマ大統領のモノマネでおなじみ、お笑いコンビデンジャラスの“ノッチ”こと、佐藤望さん。2008年に芸人としての再ブレイクを果たしたのち、恐妻家としてのキャラも確立し、奥様の友美さんとともに夫婦でテレビ出演されることも増えました。

出典Spotlight編集部

メディアでは“鬼嫁”“ダメ夫”としての印象が強いおふたりですが、ノッチさんの再ブレイクを支えたのが、いやむしろ、ノッチさんのプロデュースを主導したその人こそが、実は友美さんなのだとか。

今回はそんなノッチさん夫妻のご自宅にお邪魔して(というか今回の主役は友美さんである)、ダメ夫”のプロデュース術を伺ってきました。

事実は筋書きよりバイオレンス!

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――今日は、“ダメ夫”のプロデュース術ということでお話をお伺いしたいと考えています。おふたりのことを、他のメディアで言われているように“鬼嫁”と“だめんず”ってことで、記事内ではデフォルメして書かせていただいても大丈夫でしょうか…?

友美:大丈夫ですよ!というか、デフォルメ要らないんじゃないですかね?現実の方がよっぽどバイオレンスですし。

――(えっ…)

友美:あそこの窓もね、過去2回ほど派手に割れてるんですよ。

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――それは、うっかりぶつかっちゃったとか…。

友美:ううん、ケンカしたときに私が色々投げちゃってですね。「ウジウジ言ってんじゃねー!バリーン!」みたいな(笑)。

―― (今日の取材が“プロデュース術”じゃなくて、全部“力ずく”だったらどうしよう…)

プロデュース術その1:なによりもまず、「見た目」から整えよ!

――おふたりがご結婚する前から、友美さんはノッチさんへ仕事に関してアドバイスをされることが多かったんですよね?

友美:そうですね。最初はテレビに出るときの服装に関して、相談に乗ることが多かったです。

――具体的にはどのような内容だったのでしょうか?

友美:2000年代中盤って、この人全然売れてなくて。お金がないからボロボロの服ばかり着てるし、ヒマだからすごく太ってて。見るからに「小汚い!」って感じだったんですよね。でも、芸人って“見られる仕事”でしょう?見られることを意識してないなら、そりゃあ仕事なんか来るわけないんですよ。

いや。芸能人であることをのぞいても、小汚い人と一緒に仕事なんかしたくないですよね。

――外見の印象って大事ですからね。

友美:あまりの無頓着ぶりを見ていたら、腹が立ってきちゃって。「なんでちゃんとしないの!?」って叱って、出演番組に合わせてコーディネートを一緒に考えたり、セールに連れ出して安くていい服を一緒に選んだりしました。

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――専属スタイリストだったんですね(笑)。

友美:服装をきちんとしつつ、減量もさせましたね。それまでは“THE ヒモ男”な生活だったので、家でダラダラしていたらとりあえず追い出すようにしました。「走ってこい!!」って言って。

プロデュース術その2:夫のことを芯から知り尽くすべし!

友美:でも、見た目が整っただけでは本質的な解決ではないんですよね。「ノッチにしかできない」って言われる仕事じゃなければ、いずれ他の人にとられちゃう。

――たしかに。売れる前は「ノッチさんにしかできない」というものがなかったのでしょうか?

友美:そう、なかったんですよ。芸が迷走してた。だからね、一緒に探すために書き出すことにしたんです。

自分のいいところ、悪いところ、やりたいこと、できること、やるべきことを全部リストアップさせて。で、私から見たノッチのいいところ、悪いところ、やりたいことなども、同じようにリストアップして突き合わせた。それで自分の思ってる自分と、他人に見えてる自分の違いを知ってほしかったんですよね。「あなたってこんな人なんだよ」って。

――ノッチさんに自分自身と向きあわせたんですね。

友美:もちろん、私がノッチのことをもっと理解したいという目的もありましたけどね。その上で、やりたいことやできることの中で何か仕事につながりそうなものを探したんです。

――そのとき、ノッチさんはどんなものを挙げたんですか?

ノッチ:(やっとの登場!)ピアノとか、ドラム、トランペット…。

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友美:「それは仕事じゃなくて趣味だろうが!」って言ってね(笑)。でも、その中にあったんですよ、マラソンが。

ノッチ:元々学生時代は県大会で優勝するくらい、陸上に打ち込んでいました。

友美:それで、マラソンのタイムが早ければ、『オールスター感謝祭』に出られる!ってピンときたんです。

――『赤坂5丁目ミニマラソン』ですね。

友美:そうです。あれで活躍できれば、継続的に番組に呼ばれる、キャラ付けもできる、走ることは減量につながるといいことだらけ。だから、まずはマラソンを頑張るように命じました。

プロデュース術その3:ムチでたたくなら、同じだけのアメを!

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友美:で、マラソン始めたんですよ。朝晩10kmずつ走って。そうしたらやっぱり速いし、痩せてきたし、すごくよくて。でも当の本人は、全然ダメ。気持ちが前向きじゃないんですよね。「どーせオレは」みたいなことばっかり言ってて。

――ネガティブなムードになってしまったときは、どうするんですか?

友美:ネガティブにならないように、徹底的に褒めるようにしました。どんな小さなことでも、「今日も目標達成できたね!」「頑張れていること自体が素晴らしいことなんだよ!」って。やる気が出るようにマラソン用の新しいウェアを買ってあげたりね。そうやってモチベーションを上げていたら、目標だった『赤坂5丁目ミニマラソン』にも出演できました。

――(ノッチさんが『赤坂5丁目ミニマラソン』の入賞を逃したとき、友美さんに家から締め出されたって話聞いたことあるけど…触れないでおこう…)

プロデュース術その4:イケる思ったことは即座に実行せよ!

明日いよいよ、TBS 悪魔の契約に、サインPM7:56~

生オバマに、・・・・

――ノッチさんが再ブレイクするきっかけとなったのは、やはり「Yes , we can!」というオバマ大統領のモノマネだと思いますが、アレも友美さんのアイデアなんですよね?

友美:そうですね。ちょうど私がテレビを観ているときに、まだ大統領になるより前のオバマさんがニュースで取り上げられていて。民主党の代表に選ばれるかも、という話題になったころでした。もうそれを見て、これだ!と。「似てる!これ、ブログのネタにしよう!すぐアップして!」って言って。

ノッチ:ぼくは最初乗り気じゃなかったんですけどね。だってまだ大統領になれるかどうかもわからない人なのに、モノマネしたってみんなわかんないし。

友美:違う、違う、違う!大統領になっちゃったら、絶対すぐ、他の誰かがモノマネし始めるでしょ。流行ってからじゃ遅いの!見つけたらすぐやらないと。すぐ!即!

ノッチ:で、まあそれをブログにアップしたらYahoo!ニュースに取り上げてもらって。ブログへのアクセス数もそれまでに見たこともない何十万って数に伸びたんですよ。

――誰もやってないときにやった方が、新鮮で面白味は絶対にありますからね。いや、しかし即断して舵をとった友美さんはやっぱりすごいです…。

プロデュース術その5:自分も一緒にやること

――“ダメ夫”をプロデュースするのに、最も大切なことって何だと思いますか?

友美:何かを提案した際、私も一緒にやるってことは、結構意識してますね。マラソンを始めたときも自転車で並走したし、減量するときは私も食事制限に付き合って。「この人を芸人として売れさせるんだ!」と思ったときには、自分が勤めていた企業をスパッと退職しました。

――腹くくってますね!

友美:それくらいしないと、この人は動かないと思ったんですよね。基本的にネガティブだし、対人恐怖症気味だし、すぐ「どーせ無理」って言い訳する。本気にさせるには、私も一緒に飛び込まなければって思ったんです。

気持ちはすごく理解できたんですよ。「失敗したらどうしよう」「頑張るのが怖い」ってつい思っちゃうんだろうし、頑張るのってすごく勇気がいるんだろうなって。それなら私も一緒にやるから!と言って、お互いに勇気を出し合ってチャレンジできてたんじゃないでしょうか。

ノッチ:もうここまでしてもらったら、感謝しかないですよね。嫁としての領域を超えているというか。でありながら、お母さんで、先生で、寮長で、鬼軍曹で(笑)。

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プロデュース術その6:最後まで信じて、愛しきる!

――ちょっと失礼な質問なのですが。

友美:はい!どうぞ。

――お話聞いてると、結構な“だめんず”っぷりだったので…(笑)。もうダメだと思ったことはなかったんでしょうか?

友美:ないない、ないです。

――なぜですか?

友美:だって私はずっと、誰よりも芸人である佐藤くんのファンだから。

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――(素敵…!!)

友美:高校生のころに初めてデンジャラスを見て、周りの友達みんなに言ってました。「私、この佐藤くんって人と結婚することに決めてるから!」って。当時から、私の憧れる佐藤くんはキラキラしてて、カッコよくて、大好きな芸人さんだった。だから私は、いつまでもキラキラした佐藤くんの仕事を見ていたいんですよね。そのためなら、私は全く辛くないし、一緒に頑張れると思います。

――(これが本物の夫婦愛ってやつなんだわ…!!!)ちなみに、友美さんはこれから、ノッチさんにどんなことを頑張ってほしいと考えてますか?

友美:そうですね。マラソンだけでなく、今はトライアスロンもやっているんです。だからトライアスロン関係の仕事を狙っていきたいですね。東京オリンピックもありますし、そのレポーターとかコメンテーターとかしっかりやりますんでって、記事内でもアピールしといてください!

――太字で書いておきます(笑)

ノッチ:頑張りますので、よろしくお願いいたします!

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“鬼嫁”とか“プロデュース”と言ってしまうと、夫を指示通りに動かしているだけだと思われがち。しかし、実際におふたりの話を聞くと、ノッチさんと友美さんの深い愛を感じるとともに、夫の良い所をのばしたり、一緒にチャレンジしていくことが大切だということがわかりました。

ダメ夫我々も、そしてこの記事を見ている“ダメ夫”をもつ奥様も、友美さんのように自らのプロデュース術で夫を磨いていけば、また違う夫婦の在り方を発見できるのかもしれません。

<取材・文/山縣杏、写真/Spotlight編集部>

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