記事提供:小林麻央のオフィシャルブログ

私の幸運のひとつは、姉の妹に生まれたことだと思っている。

これまで、「頼りになる姉」であろうと、精一杯がんばってくれた!

でも、最近、「頼りになる」に無理してこだわらず、ありのままを心がけているようだ。

そんなある日、治療について、私と一緒に説明を聞いた姉は、

「どうしよう。怖いよー。怖いよー。本当に怖いよー」

と、私にしがみついてくるので、笑

「おねーちゃん、あのー、受けるのは私なので、私の方が怖いのですけど」

と言ったら、

「どうして分かるの?まおちゃんより、私の方が本当に怖いと思ってるかもしれないよ。こればかりは、比べられないよ」

と真剣に言われた。

なるほど。

確かにそんな様子ではある。

「本人が一番つらいのだから」

というのは単純だけれど、まわりもつらいのは一緒。

究極、人の不安、苦しみ、悲しみは、上も下もなく、推し量れないと思う。

やっぱり、その人自身のものだから。

でも、それを分かりたいと思ってくれる、分かろうとしてくれる存在は、本当にかけがえのない愛そのもの。

姉は、日々私の感情に寄り添い、私以上に感じてしまっていることを、知った。

そんな姉をみて、つい笑ってしまう心の余裕が、今の私にはあるのだ。

ありがたい。

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