記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
8月も終わり秋に差し掛かってきましたが、夏の置き土産で女性を悩ませるのが「シミ」ですね。

近年では医療技術の進歩により、シミを治療で消すこともできるそうです。

そこで今回は「最新シミ取り施術」と題し、治療方法や注意点などを医師に解説していただきました。

シミのメカニズム

シミは紫外線や物理的な摩擦などの刺激によってメラニン色素が過剰に作られたり、加齢やストレス、乾燥などによってお肌のターンオーバーが乱れる事が原因です。

本来時期がきてはがれるべきメラニンを含む古い角質がお肌の上に蓄積してしまうために、シミとなってお肌にあらわれる場合などによって作られると考えられます。

シミの種類

【老人性色素斑】
紫外線によって起こるもので、ある程度の年齢になるとこめかみや頬などに現れやすいです。

【雀卵斑(ソバカス)】
鼻や頬の周囲などに細かい褐色の斑点が出るものです。遺伝の影響が強いといわれます。

【太田母斑】
生まれつきのもので、生まれて間もなく現れるものも、成人してから現れる場合もあります。

【脂漏性角化症】
シミの中でも、角化が進行して膨らんだもので、顔のほか手などに見られることもありますね。

【肝斑(かんぱん)】
女性ホルモンが関連するといわれる30~50代の女性に多いシミです。妊娠やピルなどが関係する場合もあります。

皮膚科でのカウンセリング内容

一般的には問診の後、診察によって、シミがどのタイプのシミであるか診断をつけることになります。

その後、シミ取り治療に関する以下のような質問を相談していきます。

□どのような治療を行う選択肢があるか
□かかる期間や費用はどのくらいか
□飲み薬や塗り薬で行えるか
□なるべく短時間で薄くできるか
□費用のかからない方法ができるか

上記の質問をききながら、最終的に治療内容を決めていくことが多いかと思います。

シミを取るさまざまなレーザー

【Qスイッチアレキサンドライトレーザー】
特徴:表皮に対するダメージがすくないことが特徴です。1~2週間の保護が必要です。

効果的なシミ: 多くのシミやそばかす、青あざなどに対応。

【Qスイッチルビーレーザー】
特徴:より深い部分にあるシミに効果があると考えられます。すぐにシミが取れるわけではなく、レーザー照射の後1週間以上経ってからシミがきれいになることが多いでしょう。

効果的なシミ:シミの多くやあざにも効果があります。

【QスイッチYAGレーザー】
特徴:表皮と真皮のシミ、どちらにも対応できる2種類の波長を備えたレーザーで、回数も少なくて済むでしょう。

効果的なシミ: 老人性色素斑や太田母斑など

【炭酸ガスレーザー】
特徴:局所麻酔をかけて行い、レーザーによって患部を取り除いていきます。10日前後、皮膚の回復までバンドエイドなどで保護する必要があります。

効果的なシミ: 多くのシミに効果があります。

【フォトフェイシャル】
特徴:顔全体や頬全体などの広範囲にいろいろな波長の光を当てて方法で、レーザーのようなゴムをはじくような痛みがほとんどなく、お肌の回復までの時間が非常に短いという特徴があります。

効果的なシミ: そばかすや、炎症を起こした後の色素の沈着など

シミを取る塗り薬

【ハイドロキノン】
メラニンの合成酵素であるチロシナーゼを阻害する物質でお肌の消しゴムなどともいわれる効果の高い成分です。

濃度によっては刺激が強いなどの問題点もあり理効果の高い濃度の高いものは皮膚科など医療機関で処方されることになります。

【トレチノインクリーム】
トレチノインはビタミンAの誘導体で、ビタミンAの50倍~100倍という強い生理活性をもちます。

皮膚の深い層にあるメラニン色素を皮膚の表層に押し上げて排出する働きを持ちます。

【ビタミンC誘導体】
ビタミンCを皮膚に吸収させやすくしたもので、ビタミンCにはメラニンを作りにくくさせます。

すでにあるメラニン色素を還元させて色のない状態に戻す働きがあります。

【トラネキサム酸】
アミノ酸の一種で、炎症を鎮めたり、メラニンの生成を抑える作用などがあります。

皮膚科でのシミ取り施術のリスク

皮膚科でシミをとる場合、皮膚の構造やシミのメカニズムについて熟知した医師が行うことになりますから、やはり効果が高く安全性も高い場合が多いです。

しかし、シミにも色々なタイプがあり、100%きれいになるとは限りませんし、思った感じとは異なる結果になる場合もあり得ます。

また、レーザーは即効性もあり、効果も大変高いのですが、多くの場合1週間以上のガーゼ保護や塗り薬などを要しますので、この期間に十分なケアを怠ってしまうとトラブルの原因になることもあります。

皮膚科でのシミ取り施術料金について

皮膚科でのシミ取りは内服薬だと健康保険の適用となる場合もありますが、シミに対するレーザーなどは多くが健康保険の適用とはならず自費治療となります。

シミの面積や数、治療法などによっても大きく異なりますが数万円以上かかることが多いので必ず料金を確認してから行うようにしましょう。

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シミを取った後のアフターケア

シミを取ったあとは、紫外線を当てないことはもちろん重要ですが、それ以外に塗り薬やガーゼ、バンドエイドによる保護なども必要となる場合がありますので、皮膚科の指示に従うようにしましょう。

医師からのアドバイス

シミはあきらめていても、意外と現代の医学できれいになる場合もありますので一度皮膚科で相談してみましょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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