記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
女性の生理中のトラブルはさまざまだと思いますが、生理痛だけでなく、イライラ、倦怠感、眠気などに不調に悩まされていませんか?
その中でも今回は「胸」に起こる症状について医師に解説していただきました。

生理中に不快な症状が起きるのはなぜ?胸の痛みとの関係は?

まず、先述したイライラ、倦怠感、眠気などの症状を月経前症候群、またはPMS(Premenstracture syndrom)と呼び、その中に、胸の違和感等も含まれています。

生理の10日くらい前から症状が目立ち、これは生理に伴うホルモンバラスの乱れが原因で起こります。

生理サイクルに関係しているホルモンは、それぞれ「卵胞ホルモン(エストロゲン)」「黄体ホルモン(プロゲステロン)」と呼ばれています。

エストロゲンは、排卵する前の成熟した卵胞から多く分泌され、排卵前にはピークを迎えます。そして、排卵が起こると、エストロゲンは減少していきます。

反対に、プロゲステロンは、卵胞から卵子が出ていった後の殻(黄体)から分泌されるために、この時点からプロゲステロンの分泌が増加し、生理が近づくにつれて分泌量は低下していきます。 そして、排卵後から14日間後に生理となり、さらに両者のホルモンの分泌量が低下していきます。

このプロゲステロンがPMSの症状を引き起こすといわれています。 プロゲステロンが分泌する黄体期に、胸の中に存在する乳腺内の血管が広がったり、乳腺の組織の変化が起こることにより、胸の痛みや張り、違和感が起こるのです。

そのため、乳房が生理になると大きくなるという人もいるでしょう。

生理中の胸の違和感を軽減する対策は?

プロゲステロンの分泌は、食欲を増進させる作用があるため、ついつい食べ過ぎたり、こってりした脂肪分が多い食事、お菓子などを多く摂取してしまいますが、以下の点に気をつけるよう心がけましょう。

1.水分、食物繊維などを多くとる
血液がドロドロの状態になると乳腺をスムーズに通過できなくなるため、水分をしっかり摂取し、血液をサラサラにさせる食物繊維が多く含まれる食事や、ビタミンCやB、E、他にもたんぱく質やミネラルを摂取する

2.カフェインを控える
カフェインが含まれるコーヒーやチョコは、血管を収縮させてしまう作用があるため、摂取を控える

3.軽い運動をする
循環をよくするため、入浴して体を温めたり、散歩などの軽い運動やマッサージを取り入れる

≪生理前の不調…PMSと呼ばれる症状かも…!?≫
生理前のイライラが気になるあなた【月経前症候群】診断

医師からのアドバイス

胸の張りや痛みは、いつもと違った違和感や、しこり、熱感等を感じる場合や、症状がいつまでも続く場合、病院を受診することをお勧めします。そのためにも、普段からご自身の症状を把握することがとても大切です。

(監修:Doctors Me 医師)

この記事を書いたユーザー

Doctors Me(ドクターズミー) このユーザーの他の記事を見る

Doctors Me(ドクターズミー)は、医師、薬剤師、歯科医、栄養士、カウンセラー、獣医に相談できる、ヘルスケアQ&Aサービスです。医師をはじめとする専門家が解説する人気コラム、病気・症状の体験談等を配信中!

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス