近年、ゆるキャラやB級グルメといった、地方ならではの「ご当地もの」が人気です。その地方の特色に合わせたユニークなキャラクターや食べ物は、地域活性化にも一役買っています。

そんな数あるご当地ものの中で、異色な存在感を放っているのが「ご当地ヒーロー」。今回は、全国のご当地ヒーローの中から思わずズッコケてしまうほどに魅力的な(?)ヒーローたちを紹介します!

1. 方言全開で勤労熱心な「超神ネイガー」

全国のご当地ヒーローの中でも、もっともメジャーな存在といえそうなのが、秋田県の「超神ネイガー」です。2005年に秋田県の活性化のため「ネイガー・プロジェクト」の有志らが創り上げたのがネイガー。名前の由来は、秋田県名物・ナマハゲの叫び声「泣ぐ子(ご)はいねがぁ!」から来ているそうです。

ネイガーは秋田県内の大型小売店、遊園地などでアクションショーや握手会などを行い、一躍人気者に。テレビ・ラジオ・映画にも出演して秋田県内で不動の人気を誇っていますが、田植えの季節が来るとしっかり米作りに邁進しています。その勤労熱心な姿はTwitterで全国に発信され称賛を受けています。

田植え=「田ウェーイwww」と、まるで大学生のようなノリです。一方で、ヒーローといえば、カッコイイ決めゼリフを持っているのが定番ですが、ネイガーもその1人。

米作りに配慮した、男気あふれるセリフです。ツイートを締めくくる「へばな」は、簡単に言えば「それでは」の訛り言葉です。訛りを隠すことなく武器にするヒーローというのも、新鮮でカッコイイですね。

2. ヒーローなのに戦わない!?福岡の「キタキュウマン」

福岡県北九州市のヒーローとして、福岡県内はもとより九州全域でもトップクラスの人気を誇るのが「キタキュウマン」。日頃から市内をパトロールしたり、イベントに参加したりしていますが、その活動への姿勢は脱力系。

こんな報告をする、なんとも気の抜けたヒーローです。

そんなキタキュウマン、ヒーローでありながら「できれば悪と戦いたくない」とのことで、一般人からの質問にはこう答えています。

悩み相談を行うヒーロー…なんかのギャグかと思いますが、しかし実際には、毎日新聞に「キタキュウマンのお悩み相談室」コーナーが掲載されるほど頼りにされているようです。それもまた、現代のヒーローの役割なのでしょう。

3. シュールさが人気の秘密?鹿児島県の「薩摩剣士隼人」

鹿児島生まれのご当地ヒーローとして人気なのが「薩摩剣士隼人(さつまけんしはやと)」です。主人公として特撮テレビドラマも放送されて話題となり、オフィシャルグッズショップがオープンしたり、登場キャラが進行を務めるバラエティ番組がスタートしたりと鹿児島県内では大人気です。

ドラマでは「ボッケモン」と呼ばれる精霊たちが住む古代の鹿児島を舞台に、薩摩剣士隼人が悪者たちと戦うのが見どころ。硬派なヒーローものに感じますが、実際はシュール全開。あの歴史上の人物・西郷隆盛が3.2メートルの巨人ボッケモン「ダイサイゴー」として登場しています。

右がダイサイゴー。で、でかいしコワイ…。

なお、薩摩剣士隼人は同人イベントが開催されるほど、一部ファンから熱狂的な支持を得ているようで、いろんなボッケモンのコスプレや、薄い本(二次創作同人誌)も多く見られるのだとか。同人誌、どんな内容なのか気になりますね。

4. ヒーローの恰好をしたただの人!?埼玉の「ヨイショマン」

どんなにユルくてもどんなに戦わなくても、ヒーローの恰好をしていれば、それなりにカッコイイもの。しかし、埼玉県のご当地ヒーロー「ヨイショマン」はヒーロー風のブルーのコスチュームは着ているものの、顔面は丸出し。しかも眉毛・モミアゲが異常に太いという、一見するとバカにされているかのような風貌が特徴です。

これは、我々を持ち上げてくれる=「ヨイショ」するための、低姿勢を表したビジュアルなのだとか。力の抜けるような高い声で「ヨイショ~」と連呼されたら、それはそれで勇気が出るのかもしれません。

3Dフィギュアのお値段は32400円

子どもにもいじられるヒーローなんてなかなかいないですから、ある意味、子どもからの好感度は抜群だといえそうです。ちなみに、正体はお笑い芸人「GAG少年楽団」の福井さんとの噂です

5. 見た目が完全に不審者な岩手在住「スゴイ人マン」

ヨイショマンのようにヒーローらしからぬキャラクターでも、顔面を出して人の好さが伝わればまだいい方。岩手のヒーロー「スゴイ人マン」の風貌は、失礼ながら、どこからどう見ても不審者そのもの

「神様にヒーローになれ!と言われ女にモテると言われヒーローを始めた!」
とのことですが、そもそも動機がおかしい。ていうか普通にヤバいですよね、こんな人がいたら。しかしながら、スゴイ人マンはいたって真っ当なヒーローのつもりでいる様子。

このスゴイ人マンも登場する「2016年日本ローカルヒーロー祭」では、日本全国からローカルヒーローたちが大集合。

参加ヒーローは、スーパーミヤギ人THE王食フードファイヤーBBQ烈怒L、家計お助け銭隊!FPレンジャー、麺ファイター珍、はっぴーすマン、未完成ヒーローデブーマスクなどなど…読み上げていくだけで、なんだか頭が痛くなってきました。ご当地ヒーローのバリエーションはここまで広がっていたのかと。

いや、危ぶむなかれ。こんなシュールなご当地ヒーローたちも、きっと地域や世の中の役に立っているはずです。みなさんが住んでいる地域にも、とってもユニークなご当地ヒーローがいるかもしれませんよ!

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