記事提供:CIRCL

食生活の変化やストレスの増加で、日本人に増えている便秘症。便秘の問題は子どもにまで及んでいるらしい。たかが便秘と思う人もいるかもしれないが、便がきちんと排出されないことで、健康への弊害も指摘されている。

今回は、大人が注意してあげたい子どもの便秘について紹介しよう。

子どもの5分の1が便秘という結果

NPO法人の日本トイレ研究所が行った調査によると、小学生の5人に1人が便秘の傾向にあることが分かった。しかし、子どもの便秘に気づいている親は3割程度にとどまった。

また、調査内容では、便秘がちな子どもほど、朝食抜きや夜更かしなど生活習慣の乱れが多く見られた。さらに、過半数の子どもが、「落ち着かない」「友達にからかわれる」などの理由から、学校のトイレでの排便を我慢してしまうことが分かった(※1)。

トイレを我慢すると便秘になりやすい

肛門の手前の直腸に便がたまると、脳に刺激が伝わって便意を感じるようになる。しかし、ここで排便を我慢してしまうと、今度は脳が刺激に対して鈍くなり、直腸に便がたまっても便意を感じなくなり、便秘になってしまうわけだ(※2)。

子どもはもともとお腹の筋力が弱く、排便する時に強くいきめないため、便を出しにくい。また多くの人が、子どもが学校で排便したがらないことに共感するように、大勢が集う学校は落ち着けるトイレ環境とは言いづらい。

子どもの便秘症が進むとこんなに悲惨

子どもが学校での排便を我慢してしまうことで起こる便秘は悲惨なケースになることもある。便秘が進んで激しい腹痛で病院に運び込まれることもあるという。筆者も子ども時代に経験があるが、有無を言わさず浣腸をされてしまった。

また、直腸にたまる便秘では、便のわきから便汁が漏れ出して、便失禁となるケースもあるという(※2)。ただでさえ、学校でウンチをするとからかいの対象になるのに、便失禁となれば、子どものトラウマになりかねない。

親がしっかり見てあげよう!子どもの便秘

子どもの排便リズムは、親がきちんとサポートしてあげることが大切だ。具体的なポイントには次のものがある。

・朝食をきちんと食べる

朝ごはんを食べることは眠っていた腸が起きて動き出すのを助ける。朝食後にトイレの時間が取れるように、余裕をもって早起きをさせることが大切だ。

・夜更かしをしない

便秘対策には自律神経を整えることが大切である。その他にも、野菜や発酵食品を取らせるなどの方法がある。排便状況をメモするなどして、子どもの快腸生活をサポートしていきたいものだ(※3)。

※1:日本トイレ研究所 小学生の排便と生活習慣に関する調査
http://www.toilet.or.jp/health/pdf/newsreleasekagome.pdf
※2:たけい小児科・アレルギー科 子どもの便秘
※3:日本小児栄養消化器肝臓学会 こどもの便秘 www.jspghan.org/constipation/files/pamphlet.pdf

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