静止している物体を1コマ毎に少しずつ動かしてカメラで撮影し、あたかもそれ自身が連続して動いているかのように見せる映画の撮影技術「ストップモーション・アニメーション」。

メジャーなものでは、1993年に公開されたティム・バートン監督によるミュージカルアニメーション映画「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」や、ニック・パーク監督が制作したクレイアニメ作品「ウォレスとグルミット」が有名ですが、そんな映画には欠かせないストップモーション・アニメーションの知られざる歴史。

これを振り返るショートムービーが、とっても興味深かったので紹介したいと思います。

現在、ハリウッドで注目されいるストップモーション・アニメーション映画「クボ・アンド・ザ・ツー・ストリングス」の公開を記念して制作されたというこの動画。

なお、振り返る歴史は、初のSF映画である『月世界旅行』が公開された1900年初頭から2016年までの約115年間となっています。

ストップモーションを利用して撮影された初期の映画の一つ「The enchanted drawing (魔法のお絵かき)」から始まる…進化の歴史。ちなみに↑の作品は、葉巻を加えたおじさんのイラストから、葉巻を奪うという非常にシンプルなストップモーション・アニメーションなのですが…

当時としては、かなり斬新で、たくさんの観客が度肝を抜かれたのだそうです。

コチラは1933年に公開された大ヒット映画「キングコング」。これは、金属製の骨格(アーマチュア)を内蔵し、表面にウサギの毛皮を貼った40センチほどのフィギュアで撮影されたのだとか。

当時のSF映画には、絶対に欠かせなかったストップモーション・アニメーション。

もし、ストップモーション・アニメーションが進化を遂げていなかったら、1958年に公開された冒険ファンタジー映画「シンバッド七回目の航海」や

スターウォーズのこのシーン「壮大に歩く帝国軍地上部隊の主力兵器AT-AT。通称スノーウォーカー」も存在しなかったかもしれませんね。

余談ですが、低予算で作られた初代「ターミネーター」は、ストップモーション・アニメーションを活用し制作されましたが、膨大な予算を駆使し制作された「ターミネーター2」は、オールCG!その費用はなんと、1秒撮影するのに約100万円もかかったのだそう。

ちなみに、今回収録されている映画は

「The Enchanted Drawing」(1900年)
「Fun at the Bakery Shop」(1902年)
「電化ホテル」(1905年)
「Humorous Phases of Funny Faces」(1906年)
「カメラマンの復讐」(1912年)
「The Night before Christmas」(1913年)
「魔女」(1922年)
「ロスト・ワールド」(1925年)
「The Tale of Fox」(1930年版)
「キングコング」(1933年)
■「新ガリバー」(1935年)
「原子怪獣現わる」(1953年)
「水爆と深海の怪物」(1955年)
「世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す」(1956年)
「シンバッド七回目の航海」(1958年)
「アルゴ探検隊の大冒険」(1963年)
「Closed Mondays」(1975年)
■「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」(1977年)
「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」(1980年)
「タイタンの戦い」(1981年)
■「ターミネーター」(1984年)
「ロボコップ」(1987年)
「ビートルジュース」(1988年)
■「ウォレスとグルミット チーズ・ホリデー」(1990年)
「親指トムの奇妙な冒険」(1993年)
「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」(1993年)
「ジャイアント・ピーチ」(1996年)
「チキンラン」(2000年)
「ティム・バートンのコープスブライド」(2005年)
「コララインとボタンの魔女」(2009年)
■「メアリー & マックス」(2009年)
「ファンタスティック Mr.FOX」(2009年)
「ザ・パイレーツ! バンド・オブ・ミスフィッツ」(2012年)
「パラノーマン ブライス・ホローの謎」(2012年)
「フランケンウィニー」(2012年)
「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」(2015年)
「リトルプリンス 星の王子さまと私」(2015年)
「アノマリサ」(2015年)
「クボ・アンド・ザ・ツー・ストリングス」 (2016年)

コチラの39作品!

もちろん、ストップモーション・アニメーションの巨匠“ティム・バートン監督”の作品も収録済みです!

では、1900年から現在まで、39タイトルのストップモーション・アニメーションで送る進化の歴史。どうぞお楽しみ下さい!

出典 Vimeo

CGにはないアナログ感がたまらない!

CGが主流となっている昨今、膨大な作業を要するストップモーション・アニメーションは減少の一途をたどっていますが、CGには出せない独特なぎこちなさやアナログ感は、何ものにも代え難い…素晴らしき魅力。

これからもストップモーション・アニメーション。映画の世界で第一線を走り続けていってほしいですね。

この記事を書いたユーザー

kota60 このユーザーの他の記事を見る

豚骨ラーメンが超苦手な福岡在住ライター。家族や友人に話したくなる…そんなネタを中心に発信していきます!

なお、記事作成後、即ツイートしますので、誰よりも早く記事を読んでくれる方!ツイッターのフォロー(@thelovedtools)宜しくお願いします。

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス