記事提供:AbemaTIMES

8月にNHKがニュース番組で取り上げた「貧困女子高生」が放送後、ネット上で思わぬ波紋を呼んだ。番組では、経済的理由で専門学校進学を諦めざるを得ない高校3年生の女子生徒が登場。

部屋に冷房がないので、保冷材を首に当てて暑さをしのぐ様子や、PCを買うお金がないため、母親が買ってくれた1000円のキーボードで打ち込みの練習をする様子などが紹介された。

すると、ネット上ではエアコンがあると指摘する声が出たり(実際はなかった)、女子高生とされるツイッターのIDでは映画に何回も行っている痕跡が残っていたり、1000円超のランチを食べているなどとし、「貧困は嘘」と決めつける声が出た。

そして女子生徒の「個人情報さらし」なども発生した。さらにはNHKの報道を「捏造」扱いする書き込みも目立った。こうした状況を受け、片山さつき参議院議員がNHKに対して見解を問うといった宣言をするなど、国会議員も巻き込んだ騒動になっていった。

現在子供の16.3%が「相対的貧困状態」にあるとされているが、片山氏は貧困対策の必要性は述べつつも「経済的理由で進学できないなら、奨学金と各種政策で支援可能」といった考えをTwitterで投稿した。

番組MCのみのもんた氏(72)は、「『貧困』っていう言葉をもう一度、大辞林でも引いて勉強したほうがいい。どういうのが貧困なのか――。いろんな貧困があるからさ。仮設住宅の問題とかもあるし、日本は貧困ですよ」と語った。

また、この日のコメンテーターを務めた作家・鈴木涼美氏は、

「言葉の想像力が貧困だなと思いますよ。『貧困』って言うと、貧乏で(弁当等を)半分しか食べられないとか、雨水を飲むというイメージしかできないという。別にモノが溢れている国だし、町で色々なモノを配っていたりするじゃないですか。彼女はボキャブラリーが貧困な人たちに叩かれていたと思います。1回1000円のランチが叩かれましたが、ミカン箱をテーブルにし、蝋燭を使って欠けた茶碗で食べていないと『貧困』を名乗れないの?」

と疑問を呈した。

また、鈴木氏は、女子生徒が特定されたことについては、

「ネットストーカーで特定する人いるんです。貧困ぶっているのが許せないとかいうけれども、貧困ぶりたい女子高生なんていないと思うんです。この取材に答えることにした経緯は知らないですが…」

とその背景を解説。

みの氏は、

「『貧困』を考えることは豊かな国にいるほど大事なんですよ。お鍋でご飯を炊きました。おこげでおにぎり。袂に隠して、貧乏な彼氏のところに持って行って。彼氏は嬉しそうにおにぎりを食べた。これは貧困じゃないよ。心の豊かさと貧困は全然違う」

と締めた。

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