1人の女性のフェイスブックへの投稿が話題に

米国コネチカット州ウォータータウンに住む3人の女児の母親であるジェシカさんが、自身のフェイスブックに投稿した出来事が、ある意味で話題を呼んでいます。

流産

ジェシカさんは、4人目の子供を身ごもっていました。それは待望の男の子でした。でも、24週目にして流産してしまいました。その悲しみはまだ癒えていません。

まさか流産するとは、考えてもみなかったので、ジェシカさんは、約1か月前に全米チェーンを展開する業界1の大手ベビー用品専門店にて、新しいベビーカーとベビーシートを購入していました。

流産後、新品のそれらを見ることがとても辛かったと言います。

流産して1か月後に、ようやく体調も回復し始めてきたので、未使用のその2点を購入店舗に返品に持って行きました。

返品

しかし、まさか流産して返品するなどとは想像もしていなかったので、購入時のレシートは捨ててしまっていたのです。

返品にあたって、対応したレジ係は、返品理由を訊きました。「何か商品に問題でもありましたか?」ジェシカンさんは、「いいえ、商品には何も問題がないのですが、実は先日流産してしまいまして、もうこれらを使うことができなくなってしまったのです。」と事情を打ち明けました。

店員さんは、返品された商品のバーコードをスキャンして、値段を調べ始めました。ですが、何度スキャンしてもジェシカさんが購入したベビーカーもベビーシートもコンピューターシステムに出てきません。

レジは1つしか開いておらず、客の列は増えるばかりです。

待たされている間、ジェシカさんはいたたまれなくなってきて、泣き出してしまいました。商品をずっと見ていると、流産した息子のことが思い出されたのです。

更に待たされていた後続の客たちの視線も痛かったと言います。

ストアーマネージァー

しばらくして、レジ係は、ストアーマネージャーを呼びました。そして再びジェシカさんに返品理由を求めたのです。ジェシカさんは、再度、流産したことを話すことになりました。

辛い話を2度も求められ、ジェシカさんは、もう号泣の状態になっていたそうです。

そしてやっとストアーマネージャーがコンピューターシステムで、ジェシカさんが購入したベビーカーとベビーシートを発見したそうです。

実は、ベビーカーはセール品でした。セール終了後の返品だったので、すぐにはシステムの中で見つけられませんでした。更にベビーシートは、ジェシカさんが購入した後に、その品番が製造中止となっていたため、これまたすぐにシステムに出てこなかったそうです。

怒りと悲しみ

ジェシカさんは、ベビーカーは$179(約1万8千円)で購入していました。ベビーシートは$80(約8千円)で購入していました。

それに対して、ストアーマネージャーが口にした言葉は、耳を疑うものでした。

「これら2点についての返金は2¢(約2円)になります。」

ジェシカさんは、泣きながら叫んでいたと言います。「はぁ?冗談でしょ!これらは1度も使っておらず、新品の状態ですよ!」

「購入されてから時間も経っていますし、レシートもありませんし、セール終了後と製造中止の商品なので、そうなります。」

「まだ1か月しか経っていませんし、まさか流産して返品するとは想像もしていなかったのでレシートはとっていませんが、私が購入した後にメーカーが製造中止したのは、不可抗力です!!これだけ理由を話しても、ダメなんですか?」

「残念ながら、規則なので。。」

ジェシカンさんは、さんざん待たされたこと、その間ずっと後続の客たちの視線を浴び続けたこと、2度も流産した話をさせられたこと、その結果がわずか2¢の返品料金だと言われてしまい、もう怒りと悲しみで顔は真っ赤になり、その2¢を掴んで店を飛び出たそうです。

ジェシカンさんは、その時1歳になる3番目の娘を一緒に連れていました。娘は泣き続けている母親の顔をずっと不安気に見ていたそうです。

ニュース

その出来事をジェシカさんは自身のフェイスブックに綴っています。

「私の人生の中で、最もひどい体験をこの店の中で味わってしまいました。もう二度とこの店には行きません。あんなひどい対応をするなんて、信じられませんし、この店はもっと社員教育をするべきです。」と最後にジェシカさんの気持ちが書かれています。

このあまりにも心無い店員たちの対応は、ニュースにもなりました。

謝罪

これをうけて、この店の経営陣は、ジェシカさんに酷すぎる対応をしてしまったことを謝罪しました。更に、店のウェブにて「流産によって、当社で購入したベビー用品の返品をされる顧客に対する店員たちの対応を徹底的に教育し、二度と同じような出来事が起きないように心がけます。」と発表したそうです。

最後に

ベビー用品を取り扱っている店では、流産した客の返品対応は予め予想しておくべきことです。

今回の場合は、ストアーマネージャーの対応があまりにも酷すぎました。流産したという客に対する対応が、とても人道的ではなかったと思います。

このような米国の大手企業は、たいていの場合、レシートがなくても商品がまだ販売されていれば、返品は可能となっているはずです。その場合は、同額でのストアークレジットとなります。(ストアー内だけで使える商品券のようなもの)レシートがあれば、1か月以内の返品に対しては、未使用であれば同額の現金が戻されます。それが一般的です。この店でも同じ条件だったはずです。

ですが、今回は、悪条件が重なってしまいました。レシートがなかったこともですが、同商品が既に店内販売を終えていたことでシステムに乗っかっていなかったことで時間がかかってしまいました。

でも、最終的にシステム内で発見されたわけですから、現金とまではいかなくても、同額のストアークレジットは出すべきでした。ジェシカさんも、まだ1歳のお子さんがいらっしゃるので、その子のために使えましたし。

それもせずに、1品あたり1ペニー(1円)の返金という結論を出したストアーマネージャーはやはり最悪の対応をしたわけです。

更に、1つしかないレジでずっとジェシカさんやその他の客たちを待たせたことにも問題があったと思います。何をとっても、この時の店側の対応は、最悪だったと思います。

米国では、こういうことがよく起きてしまいます。客側にも問題が多いのですが、店員の対応の悪さも日本に比べると、かなり質が悪すぎることが多いと言えるでしょう。

でも、日本と明らかに違うことは、客たちがけして泣き寝入りをしないことです。ジェシカンさんもこうしてSNSで実際の出来事を明らかにしたため、店側からの謝罪を受けることができましたし。。でも、ジェシカさんは二度とこの店では買い物をしないと断言されています。

こんな思いをさせられたら、いくら謝罪されても、当然のことだと感じます。

参考資料

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
日本生まれですが、米国に30年間住んでいた米国籍のライターです。2014年に家族で日本に移住してきました。どうぞよろしくお願いします。

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