もうすぐワインの季節。実りの季節を迎え、ワインのイベントもさらに増えるこれからの季節。現在、日本のワインがブームになっていることをご存知でしょうか?

国内生産される国産ワイン。実は品質も向上し、味わいも良く人気が高まっています。

日本人でありながら、意外と知らない「日本の国産ワイン」。香りや味わいもそうですが、日本ワインにももちろん歴史が存在します。

今回は、話すと「へ~!」と言われること間違いなしの日本のワインの歴史を3つご紹介します。日本特有の背景を知ると、日本ワインがさらに楽しめますよ!

◆ 日本のワインは720mlがある

一般的にワインボトルは1本750mlが主流です。

お馴染みのフランスのボルドーやブルゴーニュのボトル、そして特徴のある長細いアルザスのボトルも750mlですが、日本のワインの容量を見ると720mlと書かれているものも存在します。

その理由として、日本のワイン造りの当初は「日本酒の4合瓶」が使われていたからと言われています。(1合=180ml)

日本の国産ワインならではの容量なんですね!今でもまだ720mlのボトルも存在します。ぜひ容量をチェックしてみてください。

◆ 戦国大名たちにも愛された

戦国時代の歴史ドラマを見ていると、大名が赤い酒を飲んでいる(杯を持っている)映像が出てくることがありますよね。信長や秀吉など、戦国大名達も「赤い葡萄酒」を飲んでいたことが知られています。

日本の文献上、初めてワインが登場したのが室町時代後期です。
この時代に書かれた公家日記「後法興院記」に、「珍蛇(チンタ)」というお酒を飲んだという記述があります。

この「珍蛇」は、スペインやポルトガルから伝わった赤ワインを指すと考えられています。
また、この少し前の文献にも「南蛮酒」を飲んだという記録があり、こちらもワインであると考えられています。

1549年、イエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエルは、キリスト教布教のため、鹿児島を訪れます。このとき、自身が布教したい地域の大名にワインを献上していきます。

出典 http://www.suntory.co.jp

ポルトガルではティンタと呼ばれていますが、南蛮の酒が海を渡り日本へ辿りつきワインの歴史が繋がることに感動です!その後、ペリーも日本へワインを献上した歴史もあります。

ワインはここから庶民へと広がっていくんですね。

◆ 戦時中にワイン造りが推奨された

意外に知られていない事実が、ワイン造りが戦時中に推奨されていたということです。これは一番「へ~!」となる雑学ですね!

ワインそのものが大量に飲まれていたというわけではなく、ワインが含む「酒石酸」を軍事用に使うべくワイン造りそのものが推奨されていたのです。

ワインを開けるとキラキラと光るような結晶が見える時ありますが、この酒石酸が軍事用に使われていたんです!

ブドウには、ごく微量ですが酒石酸(しゅせきさん)が含まれています。ブドウからワインを醸造すると、ワイン中に沈殿する滓にも、貯蔵する酒ダルの周壁にも、白い小さな結晶体が生じます。

酒石酸から抽出されるロッシェル塩は、音波をすばやく捉える特性があり、第2次世界大戦ではドイツがいち早くこれを採用して音波防御レーダーを開発、艦船に装備して、潜水艦や魚雷に対処する兵器とし、効果を発揮していました。


酒石酸はワインの製造処理過程で析出するわけですから、ワイン造り自体を奨励しなければなりません。そこで、ワイン造りに対する統制を特別に緩和し、ワイン造りに対し、製造免許数を増やしたり、造石数の増量を容認したり、また、ワイン造りには必需な原料の砂糖についても、砂糖は最重要な統制品であるにもかかわらず、割当や配給の面で特別に便宜を与えました。
こうして、ワイン造りを奨励したのです。

出典 https://www.nta.go.jp

潜水艦や魚雷の音波レーダーの一部として、ワインが持つ「酒石酸」が必要だったというわけなんですね。これは知らない方も多い事実かと思います。

ワインを開けた際にキラリと光る結晶が見えたら、「実は…」なんて話すと驚かれること間違いなしです。

いかがでしたか?

日本のワインの歴史は知らないことばかりで、とても興味深いですね!

ワインは海外のものというイメージがありますが、現在日本で生産されるワインが増え日本ワインブームが来ています。

ワインの季節がやってきます。
ぜひワイン片手に、実りの季節のスタートを楽しみましょう。

この記事を書いたユーザー

紀子 このユーザーの他の記事を見る

JSA認定ワインエキスパート
少人数制ワインサロン主宰
ワインライフを豊かにするコツをブログとサロンで発信中。
ワインタイプ別(スパークリング・白・ロゼ・赤)におつまみを創作しブログに綴っています。
ブログ:http://ameblo.jp/norikostyle2/

得意ジャンル
  • グルメ
  • 料理
  • 美容、健康

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス