寝る前の絵本の読み聞かせや、休みの日は必ず遊んでくれた記憶ばかりの、いつも優しい父。子煩悩エピソードは数知れず。そんな父なので、幼少期はもちろん、思春期になっても、「お父さん、嫌い。うざーい。」なんて思うこともなくむしろ、自慢の父でした。

そして私も親となり、子育てについて母と話す機会が増えたなかで、こんな会話がありました。

ここで気が付きました。父が私にしてくれたことの多くは、母が私に語り教えてくれたから、こんなにも記憶に残っているのだと。

父がよく遊んでくれていたこと。

自分に似ている所を見つけて喜んだこと。

言葉が出るのが遅かった私の成長を気にかけていたこと。

アルバムを見ながら、そのときに何があったのか父が何と言ったのかを繰り返し聞く中で、父との思い出が増えていったのでした。そのアルバムの写真にしても

母が撮影していたからこそでした。父親は子と関わる機会はどうしたって少なくなるから、一緒にいるところを写真に残す、父親の話を子どもにする。これは母親の役目だと母は言いました。

そして、母は幼い私の前では父への不満や、父の駄目なところを言うことはありませんでした。愚痴のひとつもこぼさずに、いかに娘を愛している父親か、どれほどまでに私が愛されている子かということを私に伝えてきました。

それは私に、自分は愛されている子だ・必要な子だという絶対的な自信と強さを与えてくれました。

私が成長し、父も完璧な人間ではないということが自分の目で見えてくるようになると母も次第に父への不満を零すことが出てきましたが、よくそれまで言わずにいれたなぁ、と今になって母のしてきたことの凄さがわかりました。

娘がもう少し大きくなったら、私も母のように夫の「娘大好きデレデレエピソード」を話してあげようと思います。幸いなことに、ネタは既に豊富にあります。

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