ネガティブをポジティブに変えた少女、イーフィーちゃん

米ニューヨーク、クィーンズ地区に暮らすイーフィーちゃんは、イージプト(Edypt)という本名を持っています。イーフィーというのは、彼女が身を置くファッション業界で使用している名前。若干10歳にして、イーフィーちゃんはニューヨーク・ファッションウィークでランウェイを歩く話題のデザイナーなのです。

イーフィーちゃんは、小学校に上がるとその体型でいじめに遭いました。生まれつき喘息を患っているイーフィーちゃんは、これまでに何度も命の危険に晒されたことがありました。そのため、発作予防のためにステロイドの薬を飲み続けなければなりません。それが体重を増加させてしまうものであっても、医師からの指示通り毎日飲用しなければならないのです。

ところが、学校ではこのイーフィーちゃんの体型をからかい、いじめる生徒が。そしてそのいじめは身体的ないじめへとエスカレートしていき、ある日母親のリーバさんに「学校に行きたくない」と言ったイーフィーちゃん、その時、既に2年間もいじめを受けていたのです。

2年間、固く口を閉ざしたままだった娘に事情を聞いた母は、号泣。なんとかして娘をいじめられないようにしなければと悩みました。ところが、イーフィーちゃん自身がその強さを持っていたのです。ひょんなことから、今までのネガティブな人生が180度変わることに。

人形の服作りが大好きだった

「ママ、おばあちゃんのミシンを使わせて。」そう言ったイーフィーちゃんを見守るリーバさんの前で、イーフィーちゃんは懸命に人形の服を作成するようになりました。

一から自分でデザインして、色を決め縫い合わせて行きます。人形の服作りに集中するようになって暫くすると、イーフィーちゃんは「人間の服を作りたいな」と思うようになりました。そして、10歳のチャレンジャーが生まれたのです。

子供服から大人の服へ…

最初は女の子用の子供服から始めたイーフィーちゃんでしたが、やがて男の子用、そして大人用とサイズや体型に合わせていろいろ作れるようになりました。イーフィーちゃんの評判は瞬く間に広がり、「カーヴィ―なドレスを作る唯一の子供デザイナー」として話題に。そしてNYファッションウィークにも出場するという、輝かしい未来を歩み始めました。

ショーでモデルに自分がデザインした服を着せるイーフィーちゃん。なんだか大人!

努力が才能を導いた

「学校に行ってた時は、みんないじめたわ。でも今は、周りのみんなは褒めてくれるの。ファッションのセンスあるね、って言ってくれる。」

有名ファッション雑誌にも掲載

ファッションショーではインタビューも

イーフィーちゃんが手掛けたデザインはこちら

なかなか個性的ですね!イーフィーちゃんのアフリカセンスが織り込まれた素敵なデザインは、ファッションウィークのランウェイでもがっつりと注目されました。その衣装には、イーフィーちゃんのいじめを克服した力強さが滲み出ているような気がします。

アメリカでは、毎年320万人以上の子供たちがいじめに遭っていると言われています。イーフィーちゃんも学校で2年間、辛い思いをしてきました。でも、「神様は最高よ。神様は私を悲劇から勝利へと導いてくれたわ。世間がどんなに残酷でも、絶対に諦めないで!」と、Facebookで同じいじめに遭っている人たちへ力強いメッセージを送ったイーフィーちゃん。

リーバさんはイーフィーちゃんの心の支え

リーバさんにとって、我が子がいじめに遭っていると知った時の心境は、とても苦しかったことでしょう。でも子供のやりたいことを伸ばしてあげようという心でイーフィーちゃんを支えて来たリーバさん。今、我が子が着々と成功への道を歩んでいる姿を見て、誇りに思っているに違いありません。

どんなことでも、「成功」の裏にあるのは運だけではないでしょう。必死の努力があってこそ、成功を掴み取ることができるということを今回イーフィーちゃんから学べた気がします。これからもますますユニークな子供デザイナーとして活躍し、才能の幅を広げていってほしいですね。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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