記事提供:wondertrip


理想郷とはまるで程遠いように見えるこの写真に見覚えがある人は、映画『ハンガー・ゲーム』を観たことがあるのではないでしょうか。しかし、これは終末ものの映画のセットではありません。

実在する都市で、パリのすぐ東に位置しています。その都市は、セーヌ・サン・ドニにあり、まるで別の世界、時間、場所から現れたかのよう見えます。

理想郷を目指して都市計画が進められたものの、いまでは思うように住人が集わず、ゴーストタウン寸前です。すこし不気味ではありますが、素晴らしい街です、いまはまだ…。

フランスの写真家、ローラン・クロネンタさんは、この変わった都市の写真をシリーズにまとめました。

このシリーズは“Souvenir d'un Futur”(未来の記憶)とよばれています。

シリーズを作った目的は、この都市とそこの住人たちに注目を集めることでした。住人のほとんどが高齢者なのです

この団地は、海外からの移住者や農村難民のために1950年代~1980年代の間に建設されました

ポストモダニズムは1970年代後半~1980年代はじめにかけて登場し、数十年たってパリのかつてのスタイルに反発するようにして発展していきました

クロネンタさんは4年もの間この都市を訪れ続け、写真を撮りました

「記憶の中に存在しているかのようなこの『モニュメント』は、一瞬で朽ち果てる若さのはかなさを体現しているのです。」とクロネンタさん

殺風景に見えますが、住人達はこの独特の都市で生活しているのです。あなたはここで生活する自分の姿を想像できますか?

先進国で増えるゴーストタウン

都市一極化、少子化が進む都市では、今後もこうした、計画通りに人口が集まらない都市が増えるかもしれません。なにか再利用できるような、犯罪の温床にならないような行政の一手を期待してしまいますね。

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