美しさとは、なんでしょう。「ありのままの私」が素敵とはよく聞くけれど、わかっててもなかなか自分には当てはめられないという人も多いのでは?

それぞれの個性こそが、その美しさだとはわかっていても、世間の価値観や、自分の中の思い込みが邪魔をして、自分に自信を持つ事が出来なかったります。けれど100人の女性がいたら、100つの異なる体型があり、そこには100通りの人生がある…その全ては紛れもなく素晴らしいはず!

オーストラリアのフォトグラファー・エイミー・D・ハーマン(Amy D Herrmann)さんは、そんな女性達の多様性にスポットを当てた興味深いプロジェクトを立ち上げました。その名も「Underneath We Are Women」

写真集『Underneath We Are Women』に登場するのは、下着姿の女性たち。スレンダーな体型の女性もいれば、ふっくらとした女性、大きな傷跡があったり、片腕が欠損しているなど、多種多様です。そこには一人として同じ体型の女性はいません。

私たちは自分自身を愛すことができる!

ハーマンさんは以前から「自分じゃない自分を演じる事や、コンプレックスを隠す為のファッションに身を包む事では、女性の本当の美しさは表現できない」と思っていました。そしてふと思いつき、友だち4人を下着姿で撮影させてもらいます。

下着姿という撮影に、最初はナーバスだった彼女たちが、撮影をしてゆくうちにカメラの前で自分を解放し生き生きとしてゆく姿を見て「彼女たちと同じ体験を求めている女性が必ずいるはず」と直感が走り、すぐにFacebookで募集をかけました。

その直感は当たっていました。あっという間に数百人が募集リストに名を連ねたのです。そして今回、写真集の撮影の為に集まったのは、19〜73歳の幅広い多種多様な女性たち。

コンプレックスを隠す事が本当の美しさじゃない

スタジオでの下着姿での撮影という事で、最初は緊張していたモデルになった女性たちも、ハーマンさんのリードで徐々に生き生きとした姿を見せ始めます。そして、撮影された自分の写真を見ると、なんとも照れくさそうな、嬉しそうな表情に。

そこには、紛れもなく「ありのままの自分」がいました。そしてその姿は自分で見ても新鮮で、とても美しく魅力的だったのです。

カメラの前で生き生きとした表情を見せる素敵な撮影風景の動画はこちらから。

出典 https://www.kickstarter.com

鬱病を患い自傷行為を繰り返していたというヨハンナさん。太ももの傷を見るたびに、自分が更に嫌いになりまた自傷行為を繰り返してしまっていました。けれど、勇気を出して参加したこの撮影で「ぶよぶよで傷だらけの太ももだけど、出来上がった写真を見たら、そんな自分の体でも好きになれた」と語りました。

撮影の初めはとても緊張していた彼女。しかし撮影が進むうちに変化が。
「自分自身がとても愛おしいく感じちゃって、思わず自分を抱きしめてあげたくなったの」

この写真集に収められた写真1枚1枚から、一人ひとりのありのままの姿と、誰もがそのままで完璧に美しいということが、ただただ圧倒的なパワーで伝わってきます。

ダイエットやトレーニング、ファッションはコンプレックスを隠すためではなく、その完璧な美しさを更に磨きあげる為に行うもの。ネガティブな思いから抜け出す為の手段ではないのです。

とはいえ「ありのままの自分を受け入れ愛することの素晴らしさ」はわかっていても、それを自分だけの力で信じ続けるのは、時には難しい事もあるのが正直なところ。

けれど撮影に参加した女性たちが、ハーマンさんの力を借りてそれに気がついてゆく様子や、撮影された写真から溢れるポジティブな美しさは、私たちも同じなのだと気がつかせてくれる力があります。そう、私たちは、今、このままで完璧であるという事を!

ハーマンさんは今、クラウドファンディングでこの写真集の出版費用を募っています。この写真集には、参加者した女性100人の写真に、100通りの彼女たちの物語も紹介されいます。クラウドファンディングに参加できるのは、2016年9月7日まで。気になった方は是非、チェックしてみてください。

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