記事提供:favclip

世界で1番多く使用されている暦は、イエス・キリストが生まれたとされる年の翌年を元年(紀元)とする西暦です。ただ日本では、平成28年というように和暦も使用されていますよね。

同じように世界では、その国独自の暦が使用されていることが多々あります。そんな意外と知られていないけれど、実は当該国では超メジャー級な暦を紹介していきましょう。

台湾(中華民国)

台湾では、中華民国が成立した西暦1912年を元年とする民国紀元が使用されています。中華民国暦、通称・国暦とも言い、台湾の公文書はすべて民国紀元で記すことが法律で定められています。

世間一般では、たまに国暦も省略されて“105年8月31日”などと表記されることもありますが、これは西暦2016年8月31日のこと。「今年って何年だっけ?」と台湾で聞く場合は注意が必要ですね。

サウジアラビア

サウジアラビアでは、預言者ムハンマドがマッカからマディーナとういう街へ聖遷(ヒジュラ)した西暦622年をヒジュラ暦元年とするヒジュラ紀元が使用されています。

ヒジュラ暦は月の満ち欠けの周期を基にした太陰暦で、1ヶ月を29日の小の月と30日の大の月を交互に繰り返して1年とします。そのため1年は約354日。イスラム教徒の断食で知られる“ラマダーン”は、ヒジュラ暦の第9月のことを指します。

サウジアラビアは、国内での西暦使用を禁止しているため、西暦2016年8月31日と表記したい場合は1437年11月27日と記す必要があります。ヒジュラ暦は、サウジアラビア以外のイスラム諸国でも一般的に使用されているので、イスラム圏を旅行する際はチェックして行くことをお勧めします!

北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)

北朝鮮では、金 日成が生まれた西暦1912年を元年とする主体紀元が公式的な行事やマスメディアなどで使用されています。主体暦(チュチェ暦)と言い、金 日成3周忌と建国49周年に当たる1997年から使用されています。

つまり主体元年から主体85年(西暦1997年)までは、その時代には使われておらず、後から付け加えられた年号になります。北朝鮮の国営放送・朝鮮中央テレビのニュースなどが日本で流れる際に聞き取れるかもしれませんね。

タイ王国

タイ王国では、釈迦が入滅した翌年の紀元前543年をタイ仏滅紀元元年とするタイ太陽暦が採用されています。タイの公的な書類はすべて仏暦表記になります。そのため西暦2016年をタイ流に表記すれば2559年。

それ以下の月日は太陽歴なので、普段私たちが目にするカレンダーと同じです。なおタイの公文書では、アラビア数字ではなくタイ数字が使用されているので、タイ語が分からないと、タイ太陽暦の月日を読み解くのは難しそうですね。

この他にも、エチオピアでは現在でも1年が13ヶ月あるエチオピア暦が政府の公式文書で採用されていたり、旧ソ連では1929年から1940年まで週5日制、週6日制のソビエト連邦暦が使われたり、世界には日本人の知らない公式の暦がたくさんあるようです。

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス