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“24時間テレビ”瞬間最高視聴率は35.5%。

パーソナリティーの途中降板など、始まる前から不安要素のあった『24時間テレビ39“愛は地球を救う”』(日本テレビ系)だったが、8月27日、予定どおり18時30分にスタート。

桂歌丸の開会宣言から、KANの「愛は勝つ」のオープニング曲とともにメインパーソナリティーであるNEWSの小山慶一郎、加藤シゲアキ、増田貴久、手越祐也が武道館のステージに飛び出し、無事に幕を開けた。

ドラマの代役を見事に務めた小山、加藤との絆も感じさせる

NEWSにとって、“24時間テレビ”のメインパーソナリティーは、実は二度目である。初めて彼らが起用されたのは、今から7年前の2009年。当時はまだ山下智久と錦戸亮が在籍し、NEWSが6人だった時代である。

もともとは9人で華々しくデビューしたNEWSだが、メンバーが1人抜け2人抜け、2011年には主力と言われていた山下と錦戸も脱退。グループ存続の危機を迎えたが、4人で話し合いを重ね、“応援してくれるファンのために”と活動継続を決めた。

2012年には東京・秩父宮ラグビー場で復活ライブを開催。いまや6人時代以上の活躍を見せる彼らだが、その道は決して順風満帆だったわけではない。様々な思いを胸に、4人の“24時間テレビ”が始まった。

初日、NEWSにとって大きな目玉となったのが、加藤シゲアキが主演したドラマスペシャル『盲目のヨシノリ先生~光を失って心が見えた~』だ。両目の視力を失った教師を、加藤は全力で熱演。

急きょ代役として出演することになった小山慶一郎は、加藤演じるヨシノリ先生のリハビリ担当。訓練時はその命を守るために厳しく見守り、無事にリハビリを終えたときには、ヨリノリ先生と抱き合って喜んだ。

代役が決まった際、「メンバーが困ったら、助けるのは当たり前のこと」と語っていた小山。時間のない中での撮り直しとなった経緯ともあいまって、ふたりの絆、そしてメンバー愛は大きな感動を呼んだ。

メンバーへのクレームも、何でも言い合える関係性があればこそ

一方、4人のやりとりが笑いを生んだのは、『ド深夜の生しゃべくり!愛のクレーム処理1000本ノック007』。

“ファンを子猫ちゃんと呼ぶ”“NGがない”など、何かと目立つ手越祐也に対し、小山ら3人は「同じだと思われると困る」と実例を語り、“NEWS=手越じゃない”とクレーム。だが、討論後のしゃべくりメンバーの総意は“手越は悪くない”という結果に。

異論を唱える3人に対し、有田哲平が「じゃあ、“オレ、ピンになるわ”って手越くんが言ったらどうする?」と投げかけると、加藤がすかさず「それは困る、もうダメ」と3人で手越に土下座するという結末に至った。

もちろんスタジオは大爆笑。観ている方も、NEWSそれぞれのキャラクターや関係性が伝わり、丁々発止のやりとりに笑顔になったのではないだろうか。とはいえ、一歩間違えばメンバーの関係性に軋轢を生みかねないこのやりとり。

こうして堂々とクレームを言い合い、それを笑いへと昇華できるのも、グループ存続の危機の際に率直な気持ちをぶつけ合い、お互いをわかり合ったNEWSならではと言えるのかもしれない。

そして翌日。すでに開始から14時間ほど経過するも元気いっぱいなNEWSは、朝8:35ごろメインステージで「24時間テレビ、盛り上がっていきましょう!」との掛け声とともに「weeeek」を熱唱。

夕方には、佐渡海峡40キロの遠泳を目指す片腕の少女・岡部歩乃佳さんに向けて、「歩乃佳ちゃん、頑張って!応援してます」という小山のメッセージに続けて、「希望~Yell~」を歌いあげた。

どちらも“4人のNEWS”ではない時代の曲だが、応援ソングの多い彼らの作品の中でも、特に力をくれる2曲。晴れやかな4人の姿が、大きな力を生んだ。

“よさこい”は130人の円陣から 4人が作った歌詞にNEWSの思いが

日も暮れ、武道館に東京都知事の小池百合子氏が訪れる中、始まったのが“よさこい”の大パフォーマンス。

盲学校・ろう学校の生徒らとともに、早稲田大学の“踊り侍”とNEWSの総勢130名が、よさこいに挑戦。約2ヵ月前から、ろう学校には小山と増田貴久が、盲学校には加藤と手越がサポートのため訪れていたという。

小山は、前回の“24時間テレビ”出演をきっかけに学んだという手話で、生徒たちとコミュニケーションをとっていた。

VTRが流れている間に、4人は一緒に練習を積み重ねてきた生徒たちと、薄暗いステージでセッティングを開始していく。

130人で円陣を組んで気合を入れると、パフォーマンス直前のCM中には、4人がそれぞれ生徒たちに声をかけ始める。最後に手越が「笑顔でね!」と叫ぶと、生徒たちは一斉に「はい!」と答えた。

よさこいの生パフォーマンスは圧巻だった。青の着物を着たNEWSを先頭に、目の見えない、耳の聞こえない少年少女たちが舞台の上で踊りまくる。

ときには目の見えない子たちの位置取りを、NEWSのメンバーが後ろで支えながらサポート。小山が「そいや!」と叫ぶと、NEWSが4人で作ったという歌詞が流れ始める。

「負けたくない強い想いだけで この壁を越えてみせる 無理だと人は言うけれど これが私の生きる道だと胸をはって 笑って 愛をつないで」

子供たちのために考えたというこの歌詞は、しっかりと心を励ますものとなっただろう。しかもこの言葉、決して綺麗ごとではない。“4人では無理だ”、そんな言葉に悔し涙を流しながらも復活を果たし、今に至る彼らである。

波乱万丈な道のりを歩んできたNEWSだからこそ、伝えられる重みがあった。

パフォーマンスが終わると、耳の聞こえない永井東子さんからNEWSへ感謝の手紙が読見上げられた。目を真っ赤にしていた手越と増田は、我慢できずに涙し、顔を覆ってしまった。加藤は口をきゅっと結び、小山も感極り、全員が目に涙をためていた。

ステージからカメラが離れると、まずは小山と増田がハイタッチ。続いて全員でハイタッチを交わし、無事にパフォーマンスを終えたことを称え合い、舞台から去って次の準備へ。

なかでも手越は最後までステージに残り、生徒たちと抱き合ったり、言葉をかけたりしていた。

オリラジ中田も絶賛、増田が涙した「フルスイング」の後は固い握手

こうして、いよいよ番組はクライマックスへ。チャリティーランナーの林家たい平がゴールに近づき、グランドフィナーレは目前。そんな高揚感に満ちた会場でNEWSが歌ったのは、「フルスイング」だ。

4人になった新生NEWSが最初にリリースしたシングル「チャンカパーナ」のカップリング曲である。

ステージ上で4人が一直線に並び歌い始めるが、増田は今までの思いがあふれ出したかのように泣き出してしまう。ソロパートをなんとか歌おうとするが、どうしても声は震える。

OA終了直後の囲み取材で彼は、「諦めずにやってきたことを感じていた」と語った。素直な感情は涙となって声を震わすが、その思いは小山、加藤、手越がしっかり引き継ぎ、歌に込めていく。

途中、手越も上を向き、涙をこらえるような仕草を見せながら、ありったけの感情を歌にして届ける。小山は片手を挙げ、会場の隅々まで伝わるよう歌い、加藤も歌詞をかみしめるように声を張り上げていた。

歌い終わった瞬間、4人で肩を抱き合ったメンバー。深々と頭を下げる増田を3人は覗き込むようにして、泣き笑い状態。映像がこん平に移ると、小山から手越に握手を求め、4人はそれぞれがっちりと握手を交わした。

涙をこらえきれなかった増田に「うんうん」とうなずきながら司会席へと戻っていく彼ら。

OA後、オリエンタルラジオの中田敦彦が「「フルスイング」のときのNEWSの4人の顔が忘れられない」と言っていたとおり、彼らの歌は多くの人々にたくさんの思いを届けた。

再び“24時間テレビ”に帰ってきたNEWSは、見事にメインパーソナリティーを務め上げた。いろいろな困難にぶつかりながらも、そのたびに大きくなってファンのために復活した彼らだからこそ、伝えられるものがある。

不安要素がある中のスタートだったものの、OA後に手越は、「僕らはドタバタに慣れてるんで」と言ってみせた。多くの困難を笑い飛ばすまでになるには、どれだけの努力が必要だっただろうか。乗り越えた先には、たくましさをも身につけた4人がいた。

そんな彼らが届けるからこそ、今回のテーマ「愛~これが私の生きる道~」は重く響く。そう感じさせられた今年の“24時間テレビ”だった。

“24時間テレビ”で見えた、NEWS4人の個性と役割とは?

小山慶一郎

ステージ上でも裏側でも、いつだって愛すべきリーダー

『Going Sports&News』のコーナーで、上田晋也から「(しゃべくりで)言い足りなかったことがあるんじゃないか?」と振られた小山は、「車のドリンクホルダーは2つしかないんですけど、両方手越が使うんです」と暴露。

「僕はずっとドリンク持っています」と、肩身を狭くする手越に対し追い打ちをかけていた。さらに、コンサートで履く勝負パンツも手越が勝手に履いていってしまうとも告白。

自由奔放な手越にやられっぱなしのように聞こえるが、根底には愛すべきリーダー・小山の優しさや、メンバー同士の遠慮のない関係が伺える。ステージ上では、加藤の頭に付いた紙ふぶきを取ってあげたりと、さりげない気遣いも見せていた。

加藤シゲアキ

ドラマでは盲目の教師を熱演、グループでは理性的な一面も

ドラマが始まる直前、共演したジャニーズWESTの小瀧望とともに「僕は両目を失明しながらも、自分の生きる道を突き進む教師の役」という物語を紹介した加藤。

小瀧の役柄を詳しく説明しようとする総合司会の羽鳥慎一には、「まだ我慢で(笑)」とくぎを刺す。ドラマ本編では、両目の視力を奪われたショックから叫び出し、廃人のようになった姿から教師として立ち直るまでを力強く演じきった加藤。

NEWSとしては、4人の中でも特に全体を俯瞰し、理性的な一面を見せていたように思う。とはいえ、バラエティ部分では自虐も踏まえた笑いも忘れない。しっかりと自らの役目を全うしていた。

増田貴久

メダリスト相手に大活躍、ピュアな笑顔と泣き顔を見せた

『嵐にしやがれ』でリオ五輪のメダリストと水中でどこまで息を止められるかに挑戦したのは、3歳から水泳を続けているという増田。「水泳が大好きなので、憧れの方たち」という相手は瀬戸大地選手、星奈津美選手。

水中メガネをはずし、前髪をピンで止めて挑んだ増田は、会場の誰もが予想しない中、1分51秒という大記録で優勝。水から顔をあげた瞬間、苦しそうにぐちゃぐちゃの顔で優勝を喜んだ。

そんなところにも表れているように、増田の魅力はなんといってもその純粋さ。「フルスイング」での涙は、4人で復活後、初めて東京ドームのステージに立ったデビュー10周年ライブを彷彿させた。

手越祐也

“24時間テレビ”に笑いをもたらした、確固たる個性

突然の病で夢を諦めた元オリンピック候補・大橋グレース愛喜恵さん(ララ)のもとへ、森三中の大島美幸とともに訪れた手越。ララさんとパンスト相撲対決をした彼は、鼻が上にあがって唇もめくりあがりながらも難病の彼女に勝利。

テロップで、“空気を読まないクズ人間”とツッコまれていた。『世界の果てまでイッテQ!』仕込みのコミカルな展開は、これまでの“24時間テレビ”にはあまりなかったもの。

「笑顔が多い“24時間テレビ”にしたい」と言っていた手越の考えが如実に表れた部分だ。障がいのある人々と触れ合うだけに、何かと議論を呼ぶこともある。

そこに、彼の笑いの才能、しっかりと考えを主張できる男気、誰とでも対等な関係を築くことができる器が、一石を投じたのかもしれない。

OA終了後に語られたNEWS4人からのメッセージ

小山慶一郎

ホントにひとつになれる番組があるんだなと実感

「無事に24時間テレビのエンディングを迎えることができました。今回、武道館で初めての“24時間テレビ”(一度目のメインパーソナリティーのときは東京ビッグサイトが会場)を経験して、ホントにひとつになれる番組があるんだなということを実感しました。

いろんな準備をしてきた中で、スタッフのみなさんが一番大変だったと思います。そこを乗り越えてエンディングを迎えることができました。みなさんの周りにも絶対に愛というものがあると思うので、どうかその愛を大切に育てていってほしいなと思います。今日はありがとうございました」

加藤シゲアキ

苦労が報われた、すばらしい、美しい“24時間テレビ”になった

「みなさん、ありがとうございました。テーマが愛って聞いたとき、どれだけ風呂敷を広げられるだろう、それは難しいだろうって正直、思っていたんです。けれど、今回はホントに愛にあふれた“24時間テレビ”になったんじゃないかと思います。

2度目の“24時間テレビ”ですが、今回はフレッシュな感じで臨ませてもらいました。前回参加させていただいたときには、いまいちピンときてなくて。終わった後に、“あぁ、スゴイことやったんだなぁ”って実感したことを今、思い出しました。

いろいろあったと思いますが、その苦労が報われた、すばらしい、美しい“24時間テレビ”になったんじゃないかと思います。本当にありがとうございました」

増田貴久

たくさんのファンの方に支えられ、NEWSは存続していきます

「最初に“24時間テレビ”が決まったときは、みんなでハイタッチをしました。今の僕たちにこのようなチャンスをいただけたことを本当に感謝しています。たくさんのスタッフさんに愛してもらえたからこそ、ここまでやってこれたんだとも思っています。たくさんのファンの方に支えられ、NEWSは存続していきますので、これからもしっかり愛を大事にしていきたいです」

手越祐也

ビッグサイトと武道館、両方を経験したのはNEWSだけですよね?

「7年前、東京ビッグサイトの記憶は、僕が必死過ぎて、(チャリティーランナーの)イモトアヤコを抱きしめた記憶しかなくて。今回の“24時間テレビ”はスタートから、たい平師匠のゴールまで、すべて記憶に残った“24時間テレビ”になったと思います。

そしてビッグサイトと武道館、両方を経験したパーソナリティーはNEWSだけですよね?やったー!(笑)。すべてのコーナー、ロケ、打ち合わせ、いい経験になりました。スタッフのみなさん、会場に来られたみなさん、そしてテレビを通じて観てくださったみなさん、ホントにありがとうございました!」

番組終了後の4人を直撃インタビュー「フルスイング」の涙の理由は?

“人生で一番忙しくて熱い夏にしよう!”という覚悟をしました

――まずは“24時間テレビ”を終えて、今の感想をひと言ずつお願い致します。

小山慶一郎 よさこいのリーダーをやらせていただいたり、咲菜ちゃんという骨髄移植と闘う女の子を取材したりして、その子たちの人生に入った瞬間というものをすごく感じました。その瞬間でその子たちが変わっていく、変化していく瞬間も見ました。

自分たちに、そんなパワーがあるんだと驚かされるときもありました。今日携わった子どもたちには、これからもNEWSと頑張ったことを励みに、壁があっても立ち向かって行ってほしいなと思います。

手越祐也 7年前は言われたことをやることしかできなくて。

7年経って、まだまだ半人前ですけれど、今回メインパーソナリティーをやらせていただくと決まったときに、自分的には例年より明るくて、笑顔が多い“24時間テレビ”にしたいという思いが強くありました。

これはスタッフの方にも言い続けていたことで。その結果、グレースさんとのロケではパンストを被ったりして、振り切った自分がいたなと思いました。

確かに真面目に伝えることもすごく大事だと思うんですけど、周りにいる人が障がいのある方に気軽に触れられるような環境があってもいいんじゃないか。

真面目にやるよりも、グレースさんのような明るい方を通じてやったほうがいろいろな方に届きやすいのかなと僕自身も感じていたんです。

もちろん、“24時間テレビ”がチャリティー活動ということは忘れていませんが、楽しく完走できたと思える“24時間テレビ”になったと思います。完全燃焼できました。

増田貴久 今終えてみて、すごくあっという間で。「途中で眠くなったりしないの?」って友達から聞かれたりするんですけど、テンションMAXのまま駆け抜けられました。たくさんの人の愛、小さいものから大きいものまで、様々な色も形も違う愛があって。

僕らが障害のある方たちのフィルターになり、僕らを通して少しでもより多くの人に伝えられたらいいなと思ってやっていました。

今回、一緒によさこいを踊らせてもらった子たちは、自分が変わることで自分の周りを変えたい、自分の後輩たちにも変わってほしいと言っていて。僕らの何十倍も練習して、毎日のように放課後も練習して。

あの子たちの人生に少しでも関われたので、いつでも背中を押せる存在でいたいなと思います。すごく楽しかったです!

加藤シゲアキ 2回目の“24時間テレビ”という名目にはなっていますけど、4人としては初めてですし、すごくフレッシュな気持ちで臨むことができました。

結果としてすべてが新鮮でしたし、みんなも気持ちとしては初めてだったような感覚だったと思います。ただ以前より6~7年経ってますから、大人になったのか、ひとつひとつに対しての考え方が自分でも変わったなと思いました。

前よりももっと、問題や人間というものに対して向き合おうという部分がすごく多かったですし。そういう意味でいうと、大きく、大人にさせてもらった番組です。

個人的にはドラマもあったので、“24時間テレビ”とドラマの話を聞いたときは“人生で一番忙しくて熱い夏にしよう!”という覚悟をしました。

実際、休みもほとんどなかったんですけど、“24時間テレビ”のことを考えて備えてやって来たので、本当に完全燃焼という感じです。悔いを残すことはないです。たい平さんも無事に間に合いましたし、富士登山であったりとか、遠泳であったりとか。

いろんなパフォーマンスも特に問題が起きることなく、すごく美しい“24時間テレビ”になったんじゃないかと思います。またいつか関わらせてもらいたいと思う、素敵な番組だと改めて気づかされました。

本音をさらけ出しているからこそ、そこに信頼関係や愛が生まれる

――番組が始まる前に、みなさんは「愛とはどういうものかを見つけたい」とおっしゃっていましたが、番組を終えた今、どのような思いを持っているでしょうか?

小山慶一郎 愛は、誰にでも身近にあるものと思いました。気づいていないだけで、実は今の環境を自分で受け入れてみると、すごく近くに愛をくれる人たちがいることを、この“24時間テレビ”の準備期間から、いろいろな方と携わる中で見つけました。

僕がもっと気づけば、もっともっと愛があるんじゃないかって思っています。

手越祐也 愛とは、本気でぶつかることですかね。作品にしても、手を抜いた作品に愛はないですし、本気で作り込んだからこそ愛があるし、それは人と人ともそうだと思うんですよね。

今回のよさこいは、それぞれ障がいのある方と本気でぶつかって、本音をさらけ出しているからこそ、そこに信頼関係や愛が生まれるし、それは国境も超えると思うんです。

海外の人でも思いっきりぶつかれば、言葉が通じなくても、そこに愛は生まれると思います。

ときには遠慮というものも必要だと思うんですけど、僕自身も本気でぶつかってしまう人間なので、そうすることで綺麗できらびやかな真実の愛があるんじゃないかなと思いました。

増田貴久 僕も“これだ!”っていう答えを出せたというよりは、いろいろな形の愛があって、いろいろな色の愛があって、それは人それぞれ全部違うんじゃないかって感じました。

自分がその愛に気づき、周りに対しての愛を少しでも多く作っていけるようになれたらいいなって感じます。これからも自分の周りに少しでも愛が多くなるように生きていきたいなと思います。

加藤シゲアキ 僕は、愛は絆なんじゃないかなと思っています。

人と人との結びつきの中で生まれてくるものだと思いますし、僕らが愛って言うとちょっと気持ち悪いかもしれないですけど、こういう絆があったからこそ4人は今までやってこれた部分はあると思います。

無数の絆を“24時間テレビ”を通して感じたので、もしかしたら絆が愛なのかもしれないですけど、とにかくいろいろな愛に触れさせてもらったなという印象です。

ドタバタをクリアしたときに絆が固くなることを身をもってわかってる

――今回、本番前に事件があり、ドタバタを乗り越えて完走した心境はいかがですか?

小山慶一郎 僕らが完走したということもありますが、それよりもスタッフのみなさんが完走されたと思います。僕たちは、全力でやらせていただくことが使命だと思いました。

手越祐也 友人や共演者の方に「大丈夫なの?」って聞かれたんですけど、僕らに影響がないようにスタッフの方々が全力で守ってくださいました。あと、僕らNEWSはドタバタに慣れているので(笑)。

ドタバタした先に、それをクリアしたときに絆が固くなることを身をもってわかっています。もちろん願っていたことではないですけど、それによって一致団結して、さらに絆が固くなったことは日本テレビにいてすごく感じたので。

終わり良ければすべて良しではないんですけれど、スタッフの方々は僕らに影響が出ないように、…まぁ小山さんはドラマの代役がありましたけど、スタッフさんが守ってくださったので感謝しています。

増田貴久 僕らは自分で何ができるのか、自分が任されたことや期待してもらっていたことに必死だったので、僕はそれで精一杯でした。

加藤シゲアキ 僕はドラマの件があったので、いろいろなところで聞かれる機会は多かったです。確かに、撮り直ししたりといろいろありました。

僕は演じるだけで済みましたけど、スタッフはキャスティングし直したり、ロケ地を選び直したりとか大変な苦労をされたと思います。

小山も急な時間で約束してくれて、本人はひょうひょうとしていますけど、きっとすごいプレッシャーの中でやってくれたと思っています。

そういう苦労も、みなさんはプロなので顔には出しませんけど、そこを乗り越えようと強く思って“24時間テレビ”に臨んでくれたはず。

だから始まったときに緊張感はあったと思います。美しい“24時間テレビ”になったと思うのはそこを乗り越えたことが、すごく影響しているところもあるんじゃないかと思います。

武道館に4人で立っていることは、当たり前なことじゃない

――クライマックスで歌った「フルスイング」。どのような気持ちで歌われたのでしょうか?

加藤シゲアキ (増田が)泣いたから、こうギュッと(肩を組んだよね)。だから増田さんがその心境に答えないと。

増田貴久 2回目の“24時間テレビ”ですけど、気持ち的には4人でやらせてもらう初めての“24時間テレビ”なので、フレッシュな気持ちでやらせてもらいました。

僕らがこんなことを言うのはちょっと違うかなと思うんですけど、NEWSもいろいろとあって、7年越しに4人で今ここに立たせてもらえることにすごく嬉しく思って。

僕らにも愛があり、今立たせてもらえるのは、諦めずにやってきたからということをすごく感じて…。でも、あの(泣いた)写真はぜひ使わないでもらえると助かります(笑)。

加藤シゲアキ 手遅れです(笑)。

小山慶一郎 武道館に4人で立っていることは、当たり前なことじゃないと僕は思っていて。ひとつひとつ自分たちのものにしていく中で、「フルスイング」を歌ったときに4人で話し合ってきて、今の4人の形にできたときのことを思い出しました。

いろいろな方に観てもらえる“24時間テレビ”なので、多くの方に(4人のNEWSを)発信できたのかなと思います。最後はメンバーと勝手に抱きしめ合ったというか(笑)。4人で抱きしめ合いたいという感覚が自然と出ました。

手越祐也 オンエアの初日の夜とかには他の曲も2曲ほど歌わせてもらったのですけど、オンエアにのった「希望~Yell~」と「weeeek」はNEWSの人数が多かったときの曲で。「フルスイング」のみ4人で歌った曲だったんです。

だから思い入れも強いですし、秩父宮ラグビー場での復活ライブも(2012年)、僕らにとっても絶対忘れることのできないライブ。あの景色もあって、「フルスイング」に込めた思いっていうのはすごくあったんです。

ただ、いい楽曲というわけではなくて。最後にたい平さんがゴールしたこともありましたが、僕らとしても完走ということで、最後に魂を出した曲として、自然と4人の絆がああいう形になったんじゃないかなと思います。

加藤シゲアキ 「フルスイング」がNEWSにとって特別な曲だってことは知ってくださっていると思うんですけど、最初に披露したのが秩父宮で。その後、東京ドームでも歌わせてもらうことになって、いろいろな場所で歌うことがだんだん増えてきて。

今年も『THE MUSIC DAY』(日本テレビ系)では幕張メッセで歌わせてもらったり。

でも一番、「フルスイング」を歌いたかった場所は武道館じゃなかったのかと頭をよぎりました。しかも“24時間テレビ”で、武道館で「フルスイング」を歌う日が来るなんて、秩父宮の日は思わなかったから。

僕はそこで、こみ上げるものがこの景色なんだというところはありました。まっすーの感動も僕にも伝わりましたし、俺たちNEWSなんだという自覚を改めて認識できて、素直に嬉しかったですね。

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