記事提供:CIRCL

ほんのささいなことでイライラし、無意識に他人に当たってしまう人とはどうしても距離を置きたくなってしまうもの。

他人に怒りや不機嫌な気持ちをぶつけてしまうことは、その意志はなかったにしろ好ましくない。けれども、どうしようもなくイライラする状況は誰にでも起こり得る。いら立ちの原因はストレスや疲労などさまざま。状況に適した対策をしてイライラを解消しよう。

人がイライラしてしまう理由は「非難されるべきだ」と感じるから

人が「怒り」を感じるのは、その出来事を「許せない」「非難されるべき」「罰を与えられるべき」などと解釈するからだと、ウィスコンシン大学心理学部教授のライアン・マーティン氏は言う(※1)。

たとえば、仕事から疲れて帰宅した男性が、仕事もしていないのに家事もせずテレビを見ている妻に対して怒りを覚えるのはそういうことなのだろう。「怒り」という感情は誰にとっても辛く苦しい

「彼女もきっと、今日1日別のことをしていて疲れていたんだろう」と、自分で折り合いをつけられればいら立ちは収まるが、攻撃的になり怒鳴ったり悪態をついたりする人や、心の中に閉じこめて表に出せない人もいる。

イライラの原因はさまざま!

リラックスしているときや充実して幸せな毎日を送っているとき、当然ながら人はイライラを感じにくい。

経済的不安、人間関係や仕事の問題によってストレスを感じてはいるのに、自分ではどうすることもできず、心の中に押さえ込むしかない……。そんな状況に陥ると、人は怒りを感じてしまうのだ。

また、ストレスは“心の疲れ”ともいえるが、肉体的な疲れや体調不良が原因になることもある(※2)。残業が続く日々のなか、睡眠不足や仕事による疲労感、状況を打開できない無力感を味わったとき、人によっては家族や同僚に感情をぶつけてしまうこともあるのではないだろうか。

人に苛立ちをぶつけたくない人はこれを試そう

日頃から他人にイライラした気持ちをぶつけてしまう自覚のある人は、以下のことを試してみてほしい。

・毎日しっかりと睡眠をとる

・“心の疲れ”があるのなら、好きなことを思いっきりしてストレスを発散させる

・特定の相手にイライラする場合は、できる限りその人と距離を置く

・肉体的疲労は、マッサージを受けるなどリラックスできる休み方をする

・不安、悲しさ、寂しさを感じる原因となる対象や状況を打開する努力をする

なお、しっかり休養をとっていても状況が好転しない、日常生活に支障が出るほどイライラしてしまうという人は専門機関で相談しよう。鬱病や自律神経失調症といった精神疾患が隠れている可能性もある。

イライラは人に当たっても解消しない!

そう、イライラは人に当たっても解消しないのだ。イライラの元となっている根本的問題に向き合うことができれば、苛立ちの解消につながるだけでなく、悪化しかけている人間関係にストップをかけられるかもしれない。

怒りをぶつけられて喜ぶ人はいないのだ。大切なのは、身近な人たちから距離を置かれるようになったり、他人に当たってしまう自分を責めて鬱状態になったりする前に、怒りの原因を探り、日頃から心と体の両方に余裕を持つことだろう。

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